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企業セミナーに行った話

先日、大学のオンライン掲示板に企業セミナーなるものがあることを先輩に聞いた。

ことあるごとに将来はクラフトビールの会社を創業するといっている私は、行くことに。

まあ、講演会を聞きに行くだけだしな、質問して何か持ち帰れたらいいなという気持ちだった。

行ってみると、4人1テーブルが5-6個並んでおり、会がスタートするまで席の人と会話する時間だった。

自分の席にいたのは、様々な仕事を経て次の仕事を立ち上げる準備をしている人、仲間内で始めたサークルを大きくしようとしている大学生、就活が始まる前に社会というものを知りたい大学生、のりできてしまった大学院生の自分であった。

それなりにお互いのことを知れたくらいで会がスタートした。

本日の講演者は、社会問題を解決する内容の会社をしている経営者だった。

まずは、自己紹介から会社の説明、会社の理念、実際に起こっている社会の課題を説明していた。

予定では3時間であったのだが、時計を見て52分経過していることに気が付いた。

ぜんぜん興味ないぞ。

かえりたい。

内容の良しあしは人それぞれのビジョンによって決まるものだと思うが、自分としては全く心に響かないし、興味もわかなかった。

この方たちのおかげで救われた命があるだろう。

悲しみから笑顔になった人もいるだろう。

しかし、なんか思ったの違かったのだ。

講演者の話が入ってこない中で、自分なりに考えを分析して帰ることに決めた。

この講演では、世の中の困っている人たちや今起こっている社会問題というマイナスの部分を解決し、ゼロやそれ以上のプラスの方向に導いている。

まず、世の中に起こっている社会問題に対してまったく自分事にできていないことに気づいた。

自分の周りで難民問題や食糧難、紛争が起きているわけではなく、またそのような状況に置かれている友達もいない。

そうしたときに、自分事にできることにしか興味がわかないのだと思った。

そして、自分はより楽しい空間を作るためのDJパーティーや自分の中でおいしいと感じるビールがつくりたいという、現時点でプラスなものをさらにプラスの方向に導きたいと考えていることに気づいた。

これに気づいた時点で講演開始から57分。

正直いつまで聞こうかなと迷った。

一般的なホールで行われる講演会であれば、さっさと帰ればいい。

しかし、20人規模で会議室で行われているうえに、後ろには社員のような人が3人くらい座っていた。

きまずい。

そこで昨日たまたま読んだこの記事を思い出した。

これこそ損切ではないのか。

自分には発表の準備は一日のルーティーンの中でやらなければいけないことが残っている。

時間を作って今やっていることをより長い時間したいこともある。

そうだ。

帰ろう。

そう決意して一時間経過後、電話に出るふりをして退出した。

一緒に行った先輩に、すまんとラインをして、帰った。

この時間を有効活用するために、家に帰ってさあ準備をしよう。

しかし、講演会からであったが尋常じゃなく眠い。

仮眠をとってジムに行こう。

15時に退出後、15:30に帰り着いた。

目が覚めたのは18:30。

先輩。すまん。

損切失敗かも。


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