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籠・諸国漫遊記22-23(3)(2022/10/10)

 22-23シーズンの観戦も毎週末進めてきて1ヶ月程度。ようやっと新しい相棒が手に馴染んできたかなと思う昨今ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 デジイチとはちょっと違う機材の癖と脳内の突き合わせが進み、その最中にやってきたファームアップ(Ver.3.0.0)等々の進化があり、ようやくしっくり来るようになってきた気がします。

 機材の諸々や設定の色々に慣れていけば、その後は構図とシャッターのタイミングと構え続けるという体力の問題。いい絵を引けるように、ストイックに攻め込んでいきたいなと精進してきたいと思います。

■試合情報

 第2節 GAME2
 東京ユナイテッドBC 84-89 さいたまブロンコス
 有明アリーナ
 ※詳細スコア

■交通手段

 今回は初めてのウォーターフロント、有明アリーナ行き。お台場方面は色々なルートが引けるんですけども、とりあえず夕飯を大井町で食べようという頭があったので、相模原からは通勤ルートで横浜に出て、その後京浜東北線で大井町。

 大井町からは臨海副都心線で国際展示場駅に出て、そこからは徒歩で有明アリーナにという流れで、駅からは歩いて10分強程度。有明ガーデンなんかもあったり、埋立地に作られた街感を味わうにはとてもいい塩梅の距離でした。

 あと、国際展示場駅へは数年ぶり。仕事以外だと夏と冬のまんが祭りに一般参加者としてお邪魔したのもだいぶ前なので、なんかちょっと懐かしさでしみじみしてしまいました。

■man of the match(東京ユナイテッドBC)

 東京ユナイテッドBCのmonはマイケル・クレイグ選手。

 東京エクセレンス時代にその姿を初めて見て、プレー圧の強さと真顔でおちゃめなことをしてくる外国籍選手という私の大好きな姿にぐっと来ていたマイケル選手。東京エクセレンスさんから青森ワッツさんに移籍して、一試合撮れたあとに京都ハンナリーズに移籍、その後アキレス腱断裂……。

 ハンナリーズでの姿も残したかったなぁと思っていたたところに東京ユナイテッドBCとの契約が発表され、久々に撮れるぞとワクワクだったんですけども、期待通りの活躍と勢いにグッと来ておりました。

 あとはおそらくご招待でスポンサーさんか顔見知りのご家族だったんだと思うんですが、そのご家族のお子さんに愛嬌振りまくっている姿がもう本当にラブリーで。こういうシーンに出くわすことが出来たのはいいめぐり合わせだなぁと思いながらシャッターを切っていました。

■man of the match(さいたまブロンコス)

 さいたまブロンコスのmonは丹野合気選手を。

 丹野選手も最初の一歩は東京エクセレンス、小豆沢で撮ったのが最初。まだまだ観戦経験値が足りてない私ですけども、じわじわと色々なチームでの姿というのを残して行けてきているねという手応えがあったり。

 東京時代は諸々を追いかけて撮るだけで精一杯だったのですが、福岡時代あたりから丹野選手を撮っていてプレーから熱量を感じていたと。自身の語彙力をもうちょっと鍛えなきゃなとは思いますけども、同時期にライジングゼファー福岡さんでプレーを見て撮って楽しかった楯昌宗選手と共に熱量を感じられて印象に残ってるんですよね。

 今回のこれは! という絵はもう新しい相棒様々のゴール下をかいくぐって、シュートではなくパスを出していく姿。

 今までの機材でもシャッターユニットの疲弊を考慮しなければ行けたかもねっていう感じではあるんですけど、ココロのストッパーをかけて程度抑えめにしてたというのと、AF性能の次元がちょっと違うので撮りたいを撮れたという、そんな塩梅で。

■Cheer of the Match

 どうやら東京ユナイテッドBCさんはレギュラーのチアチームを、ではなく大箱の有明アリーナ(メイン)開催の時に都度ユニットとしてUNITE DANCERSを編成してという運用の様子。

 開幕節はTokyoGirlsさんとタッグを組んでという編成。全体的に見ていて歴戦の勇者感といいましょうか、みなさまどこかしらのアリーナでブーストしてらっしゃいました? という雰囲気が大有りだったのですが、色々と検索していくと……名前から画像検索して、時期を照らし合わせると撮ったことある記憶が蘇ってきました。

 というわけで、comは(間違ってたら申し訳ないです)元エレガンス、Nozomiさんですよね?

 じんわりやっていると、どこか別のシチュエーションで撮っているはず……だけどどこだっけってことも結構あるんですけども、気づくのは基本後から。このあたりパンとすぐに記憶を掘り起こせるようにしておきたいなぁって思うんですけど、こういうのが老化なんでしょうね。

■Character of the Match

 東京ユナイテッドBCのマスコットはユナイトくん

 生みの親がペスカドーラ町田のドーラくん群馬クレインサンダーズの16歳サンダくんなどのお父さんでもあるムライタケシさんと聞いて、諸々を含め発表時から期待値が上がり、早々に三次元化した上で流れてくる色々に出来る子のオーラしか感じなかったんですけども、実際に相対して確信しました。

 ユナイトくん、出来る子です。

 動きのラブリーさ、おおきいおともだちとちいさいおともだちの目線や応対の切り替え、選手との絡み等々、出来る子の空気感しか感じられなかったんですよね。

 本当の真価はアリーナ演出の要素として重要なキーとして使われることになりそうなサブ開催だとは思うんですけど、ダンサーさんがいない中でどう魅せていくのか、ちょっと楽しみだったりします。

■フックに引っかかった演出曲

 選曲自体はスタンダードというか、洋楽邦楽混ぜながらという印象だった東京ユナイテッドBCさんの演出関連。古めの洋楽のダンスミックスなどが入っていて、上の世代にも対応させているのかなという塩梅だったんですが、フックに引っかかったのはこの曲。

YEAH!! YEAH!! YEAH!!/EXILE THE SECOND

 アリーナの現場でLDHさん系統の楽曲を聞く機会というのが結構多いんですけども、アクトを作りやすいというのもあるのかなと。

 もう一つの主戦場、NPBやBCL方面だとチアの皆さんとかキャラたちが魅せるシーンて、試合開始前ステージやオープニングダンス、イニング間演出というあたりですけど、比較的使える時間に余裕がある様に見えるんですけど、そちらではなくはないですけどそこまで記憶に残らないんですよね。

 あとはもう魅せ方の考え方の差ってのはあるかも。かわいいを出したいのか綺麗を出したいのかカッコいいを出したいのかで色々変わりますもんね。

■行き来の飲食

 有明周辺でも何かしらあるんですけども、オシャレな街は似合わないのと落ち着かないので、ホッとする街・大井町で夕飯を。

 ・ブルドッグ

 臨海副都心線大井町の改札を出て左、晩杯屋などお値打ちな飲み屋さんが連なる路地裏の並びにある洋食屋ブルドッグですけども、数年前に「とんねるずのみなさんのおかげでした」できたなシュラン店として取り上げられたのをご存じの方もいらっしゃると思うんですが、ご想像通りのお店です。

 小洒落たところよりこういうお店のが落ち着く質なので、なんとも言えない居心地の良さを感じるんですけどもそういうところのほうが、舌に合う率が高いんですよね。  

 ブルドッグさんの名物はメンチカツなどの揚げ物。そして大盛りにすると結構いい勢いの出るオムライスなんかも有名なんですけども、この日はご飯をと思っていたので今回は後者。

 デミとホワイトの2種のソースが洋食屋さんらしさを演出してたり、ケチャップ文字が素敵だったりと見た目も楽しく、味はもうストロングスタイルで間違いなかったりとそんな塩梅。

 次回は久々にメンチカツを食べていきたいところ、ですね。

■締めとして

 GAME1をB1B2B3史上最大観客数9295人を記録した東京ユナイテッドBCさん。前日の湘南台で有明ではとんでもないことが起きていそうだぞと思いながら向かったんですけども、この日も8120人のお客様が来場したとか聞いて、ただただチームの頑張りってすごいし、この日のために仕込んでいった色々ってのは半端ないんだろうねぇという印象が。

 前日の色々を聞いて、多少早めに入場待機列に並んだんですけど、入場や周辺を警備誘導してるのがボランティアスタッフさんだけじゃなくシミズスポーツさんがって姿を見て、これはちょっと会場の様々な規模が想像と違うと面白くなっていました。

 早く来たおかげで入場はスムーズでしたし、場内のご案内を行っているボランティアスタッフさんたちの動きも見事。実際にどうだったかはわかりませんけど、ものすごく慣れているなぁというのが座席に到達するまでの印象でしょうか。

 開場直後はそこまででもなかったんですけど、試合開始が近づいて来る毎にお客さんが入っている実感がコートサイドからも見えまして。2017年11月に愛知県体育館(現在のドルフィンズアリーナ)からBリーグ観戦をスタートしている中、横浜アリーナでの開幕戦とかファイナルとかスペシャルな状況を除くと今回のお客さんがレギュラーシーズンの会場で見た観客数では一番多い状態だったんですけども、ただただ圧倒されていました。 

 後にチーム広報さんがnoteで集客に向けて動いた軌跡を書いてらっしゃって、城東地域に眠る潜在的な観戦需要とか集客への流れとかを興味深く拝見したんですけども、派手なこともどぶ板戦術も全部しっかりとやって、なおかつ箱の規模が大きいとしっかりと集客できるんだなぁっていうのがよくわかりました。


 全体的に見ればよかったんですけど、気になった点もちらほらと。

 流しの観戦者でいろいろな選択肢を見てきていると、東京ユナイテッドBCの諸々で早く改善してほしいなぁってのは、チケット確保するときのガチャっぷり、座席指定が出来ないという点でしょうか。

 招待枠だとか(上の広報さんのnoteを見たところに拠ると)チケットシステムが自社開発っぽいとか、色々な理由はあると思うんですが、大まかな位置決めのあと、開催直前に位置が知らされるというのはなんだかなと思うわけでして。

 ざっくりと枠指定、直前確定ではなく、チケットを購入する時点でどこの辺りかってのがわかるようになったらいいんですけどね。

 座席でいうとちょっと困ったのがコートサイドの座席がコートサイド過ぎて、余白が全然ない、すぐそこがコートサイドという状況は嬉しいんですけど困りまして

 何が困るかというと、多少の余白がないと足元に荷物を置けないのと(自分も含めてですが)撮る人が近くだと射線がかぶるために視界が遮られやすくなってしまうんですよね。

 今回、たまたま屋内競技なのでフード着けっぱさん(あれ意味ないですよね?)が横だったのも影響あるかなって思うんですが、多少の余白があれば射線のかぶりは軽減されるので……と、この辺は他のB1B2B3各チームの座席設置具合を参考にしていただけるとありがたいなと思うんですけど、有明アリーナ(メイン)の場合、前に寄せていかないとひな壇の指定一列目の視界が確保できないのかなとか、そんな気も。

 ただ、足元直ぐがコートサイドというのは身と物の置き場的に悩むなというそんな塩梅の感想をと。

 あと、直接的な影響はなかったんですけども、ハーフタイムのアクト後、上の方と思われるお客さんがコートサイド近くに大挙して詰めかけているシーンはちょっとびっくりしまして。

 物珍しさが勝ったのかなって思いつつ、ひな壇に座っていてハーフタイムのアップが見たい皆さんとかはストレスでしかないだろうなぁと言うのと、昨今の情勢下ですし「観戦はハーフタイムも含めご自分のお席で」というのを徹底してもらうしかないんだろうねぇと、そんな風に様子を見ていました。


 試合自体は最終盤に東京ユナイテッドBCさんが意地を見せ、バスケ体験が初めてとか数回目のお客さんにもしっかりと「バスケ楽しい」を感じさせてくれるような試合だったかしらと。

 前半は拮抗、後半の入りでさいたまブロンコスさんが上回って、最終Qに東京ユナイテッドBCさんが追いかけるという展開。最大15点差あったところが5点差まで詰めてくるってのはちょっと熱くなりますし、これは本拠地勝利もあるかなぁって言う絵も見えかけたのは良かったかしらと。

 もちろんそのまま差し切るのが一番理想的だったろうねぇと思うんですけども、さいたまブロンコスさんのメンバーを見た時に普通に強いよねっていう印象があったので、よくここまで追っつけてきたなってのが正直な感想でした。

 たくさんのお客さんの前でプレーするというのはホームの東京ユナイテッドBCさんの選手だけではなく、さいたまブロンコスさんの選手にも後押しになったのかなぁと。

 両方のチームの選手ともB1戦線で戦ってきている選手がいますが、GAME1とGAME2合わせて20000人弱の前でってなるとほぼ皆無。クラップやメガホンの音、漏れてしまう声を背に戦っている姿を見て、声援は力になるんだなぁってひしひしと感じました。

 選手の色々で言えば、さいたまブロンコスの選手やヘッドコーチは撮ってて楽しい選手が多いなぁと思いながら撮っていました。

 さいたまブロンコスさんの試合の時は毎回のように書いていますけど、最初の一歩、はじめて見たときも選手や試合自体に悪い印象はなく、当時のオーナーの動きと肝いりの演出が全く合わなかったり、2シーズン担当していたアリーナMCの喋りに関する色々や動きが合わなかったりってのが悪印象としてあったのがアレで。

 その頃のいろいろを考えると、こういうスポーツ興行ってホームチームだけでは成り立っていなくて、ビジターチームがあってこそだと思うんです。今回の東京ユナイテッドBCさんの開幕節はしっかりと相手をリスペクトしつつ、自身のチームをアゲていたので、対戦相手の昔をちょっと思い出してしまったと、そんな塩梅でした。


 演出面は映像関連、音モノ関連、キャラクターにチア等々、大箱に見合ったもの、B3の規模とはちょっと違う勢いがありまして、演出予算的に厳しい他のチームの担当から見たら垂涎ものだったんじゃないかしら、なんて感じました。

 パッと見た感じでも東京ユナイテッドBCさんは名のしれた大きなスポンサーさんがついているというのもあって、やりたいをやれているのかなぁと感じるんですけども、メインアリーナはある意味スペシャル仕様なのかしらと。

 11月末に基本線となるサブアリーナでの演出を見られる予定なので、そのときも含めての感想になるのかなとは思うんですけど、今回見た色々からチア分と光の演出を抜いた感じ程度で高いレベルは維持してくるのかしら、なんて楽しみにしています。

 アリーナMCの竹本タクシーさんはもう東京から横浜までのエクセレンスだったり3x3だったりでバスケ関連に関してはもうド安定のMCさん。聞いてて安心感あるよなーって思いつつで。

 さらに広報大使……というスタンスを今まで各チームの観戦で見たことがなかったので、イメージ的には川崎ブレイブサンダースさんのアシスタントMCのスタンスに近いのかなと思うりなぴーこと小貫莉奈さんがオープニング前に竹本タクシーさんと登場したり、ハーフタイムのイベントに登場したりというのも。

 ちゃんと芸能活動(経歴確認してて、三代目ポカリガールってそういえば見たことあるぞって気づきました(笑))されているというのもあるのか、野良カメラに気づいたときの反応が素敵なので、記録にも記憶にも残るなぁというのが感想だったり。このあたりもサブアリーナでの演出のときはどういう流れになるのか楽しみだったり。

 スポーツエンターテイメント的には定番のキャラクターとチアさんですけども、上にも書いた通り、マスコットのユナイトくんはもう明らかに出来る子の動きを見せてくれていまして。

 新規参入チームの新しいマスコット、ではあるユナイトくんですけども、アテンドさんとの連携やダンス、選手との絡みやお客さんへの対応やポーズ等々しっかりと魅せていたのは流石でした。

 感覚的に客前へもうちょっと登場できるんじゃないのかな、なんて思うところもありましたけど、このあたりもサブアリーナでどうなるのかちょっと楽しみにしています。

 あとはメインアリーナの際に登場するパターンのチアさん。

 レギュラーで登場しない、箱の規模で変わるというスタイルは新鮮なんですけども、だったらもう大小関わらずレギュラーにしてしまえばって思うんですけど、お客さんだとわからない諸事情があるのかも、なんて。

 今回はTokyoGirlsさんたちとのタッグでUNITE DANCERSを編成してという形だったようですが、年明けの次回はStayGoldさんと組んでという流れのようなのですけども、それはそれで楽しみにしつつ。

 StayGoldさんたちといえば、よくお邪魔する大田区総合体育館、アースフレンズ東京Zのチアディレクター、Fukaさんがという印象がありますというか、現在のメンバー見てても各チームで色々やってきているみなさんが多数集結してという塩梅で、次回はどんなUNITE DANCERSになるのか、ちょっとワクワクするんですよね。

 該当の節は最優先したい観戦が金曜日土曜日なので日曜日は有明にお邪魔出来そうなので、その時のシーンもしっかりと残せたら嬉しいです。

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 Next Game
 第3節 GAME2
 立川ダイス vs 岩手ビッグブルズ
 アリーナ立川立飛

 さて、次回は22-23シーズンはじめましてシリーズ三回目、立川ダイスさんのホームゲームで見た色々のお話を。今シーズンB3が多めになってくるのはご近所にホームを有するチームが多くなっていて……と、Twitterで唯一フォローしてくださっているチームの開幕節での印象を色々と書いていきまましょう。

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