見出し画像

籠・諸国漫遊記22-23(13)(2022/11/20)

 年末年始の観戦(世田谷-長岡-長野-奈良-大阪泊まって帰宅の前半、刈谷-名古屋-中京競馬場の後半)と諸々の状況のバランスがとれず、観戦記の更新自体が疎かになり気味な昨今ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 D500のオーバーホール上がりに時間がえらくかかった事件の余波から更新の滞りが始まっていて、今の今まで響いているという形なんですけども、とりあえずは23-24シーズンまでにはなんとかですね、帳尻を合わせていきたいところだったりと。

 ただまぁ、連戦続くとデータ量増えるんですよね、当然ながら。とりあえず、粛々と撮って動いてチェックして行きたいと思いつつ、移動中の日没以降は車窓見えなくて、時間だけはあるという状態になってくるので、そこを使って2022年の絵をTwitterでつらっつらアップしていくかもしれませんので、生暖かくお付き合いいただければ幸いです。

■試合情報

 第7節 GAME2
 ベルテックス静岡 59-78 東京ユナイテッドBC
 静岡市中央体育館
 ※詳細スコア

■移動手段

 静岡へは便利で気軽なお車で……というのがほとんどですね、最近。

 昨今の試合時間とスケジュールを勘案すると、18きっぷ行程次第ではJRさんでというのも考えられますけど、現状の予定ではちょうど外れている形。期間内に観戦予定はあるんですが、そこのタイミングは車移動を予定と中々鉄道で静岡までというチョイスが無いなというのが現状。

 とりあえず、アリーナ近くに駿府城公園ユーザー向けのコインパーキング(ちょっと歩くけど一日700円が相場かなと)が多いので、駐車場にはあまり困らず……ですけども、イベント開催時は早めに入れて、付近を散策したほうがいいでしょうね。

■man of the match(ベルテックス静岡)

 ベルテックス静岡のmonは岡田雄三選手を。

 昨シーズンにアイシンAWから地元静岡のチームに移籍した岡田選手ですけども、22-23シーズンはキャプテンを務める形。存在感がしっかりと出てきているようなそんな塩梅ですけども、ファインダー越しに伝わる熱量は撮ってて楽しかったです。

 今シーズンここまでだいぶいい勢いのチームではあるんですけども、この日は終始劣勢といいましょうか、東京ユナイテッドBCさんが押せ押せムード。岡田選手のなんとかその勢いを断ち切ろうと動く姿はちょっとグッと来ていましたし、劣勢に立った時にメンバーを鼓舞していく姿はいいなと。

 プレー自体の話とはちょっと離れるんですけども、この日は比較的早い時間から開場にお邪魔していて、エキシビションゲームの合間にグッズショップを見ていると「ゆうぞうのせき」というグッズが。

 そういえば公式のページで岡田雄三選手が社会貢献活動をと言う話を見たなと思い出していたんですけども、そういう思い出しもあって軸にして残していたと、そういうパターンだったりしたこの日の試合でした。

■man of the match(東京ユナイテッドBC)

 東京ユナイテッドBCのmonは宮田論選手。

 野球も籠球もですが、ヴェテラン選手を見るとドキドキとワクワクしてしまう私。広い意味で40歳代突入選手はもう同世代(実際に私は宮田選手よりちょっと上の世代ですが、アスリートや芸能のみなさんの40歳代はみんな年上に見えます)感を感じてしまうんですけども、老練な部分と年齢を感じさせない部分の両面を宮田選手から感じていました。

 前者はもうベテランが若い世代とマッチアップしてる事自体がもうなんか胸熱だったり、諸々の経験からくる視野の広さだったりというのにグッときておりました。

 もう一つのライフワーク、プロ野球の方では50歳1ヶ月26日まで現役だった選手(湘南・茅ヶ崎の誇る英雄でラジコンの名手(笑))がいらっしゃったのですけど、そのぐらいまで普通にやりそうな感じだよねぇってのが印象で。

 後者の年齢を感じさせない部分は……ベルティさんやユナイトくん相手に開始前のアップの時間帯でキャッキャされてたところでしょうか。様々な準備に余裕があるからというのもあるんでしょうけども、いい意味でやりたい放題やられていて、魅せるってところもしっかりと考えてらっしゃるのかな、なんて撮っていました。

■Cheer of the Match

 この日はものすごく正直に言うと……マスコット交流の方に頭の中のウェイトを寄せていた部分があり、チアさんたちのアクトを追いきれていないシーンというのもチラホラと。

 そんな中でパンと残せたのはKarenさんかなと。

 ベルーナさんたちは上手と下手……ホームとビジターサイドを前半後半で入れ替えつつ、フォーメーションを固定という印象があるんですけども、今回座った位置からパンと残せたかなと。

 ルーキー組の面々も徐々に覚え始めていたこの頃でしたけど、次回はクリスマスイブの開催でお邪魔する予定だったので、更にいい塩梅に皆さんを残せたらいいなー、なんて思いながら撮っていました。

■Character of the Match

 登場当時は一番後輩だったベルティさんも22-23シーズンの新規参入チームにキャラクターがセットになってという流れが主流になった今、イメージ的には低学年から中学年に上がったぐらいの勢いでしょうか。

 この日は有明のウォータフロントから後輩がやってくると聞いて、マスコット交流の「1+1=∞」を体感すべくお邪魔したんですけども……。

 ホテホテと歩くベルティさんの前をアテンド役を担当してたもえぴ広報が先導してたんですけど、時期外れの扇風機を持っていたんです。なんで扇風機を……と、扇風機よく見ると上部になんかはっついています。

 そこには「せんぱい」と書かれており……。

 気づいた時点で声を出さずに爆笑してしまったんですけども、先導しているもえぴがベルティさんの意思を代弁するかのように先輩風を吹かしていたと、そんな感じで。

 私がスポーツエンターテイメントを見るときにクラっと来てしまう家内制手工業感、平たく言うと手作り感を感じる流れと言うものがあるんですけど、ベルティさんとおいもの一味の魅せ方は本当に好きですし、キャラ派に一度体感して欲しいなって声を大にして言い続けていきたいです。

■今日のゲストさん

 そんなベルティさんが先輩風を吹かしていた……はずが、その扇風機を引き取って風を吹かせていたのは有明のシティボーイ、月出身のウサギさん、ユナイトくんでした。

 初手の有明での活躍を見て、ちょっとだけ長くスポーツマスコットの色々を見てきた経験から「出来る子」というのが伝わってきていたんですけども、早々に遠足が入ってくるとは予想できず。元の予定で撮れる絵のイメージが出来なかったので、土壇場で行程を変えていたんですけど、これが正直大正解でした。

 ベルティさんの項目でも書きましたけど、マスコット交流は……これはチア交流とか他のスポーツとの交流でもそうなんですが、1+1が単純に2ではなく3にも4にもハネ上がるので、(楽しいのもあるんですけど、)チャンスがあればそういう交流はしっかりと見ていきたいんですよね。

 今回も予想通り、マスコット交流の楽しさとか尊さとかを感じながらだったんですけども、ハーフタイムもモップレースでモップを持てるように出来ていないおいもの妖精のお手々を気にしている姿を見て、本当に出来た後輩だなぁという思いで一杯に。

 まぁ、最終的にベルティさんの奥の手に敗れるんですけども、このあたりはパイセンに華を持たせた感じかなぁというか、出来る後輩感が半端なくて、今シーズンから登場した月うさぎさんの実力はちょっとすごいぞというのが今回の遠足での感想でした。

■フックに引っかかった演出曲

 この日は場内BGMにフックを刺激されていました。

A Sky Full of Stars/Coldplay

 開場時間に合わせて入場、エキシビションを見ながら機材を組み立てて、目をバスケに慣らしていくというルーティーンの中、聞こえてきた場内BGMが気になり音楽検索。

 一時期、NPBの引退セレモニーやシーズンファイナルのまとめ映像などのBGMに多用されていたColdplayさんの楽曲(あれは各担当者さんがたまたまハマってたらしい)だったよねっていう認識はあって、そこから楽曲名だけを確認していたと。

 アクトや応援に使っている楽曲だけではなく、この手の場内使用曲なんかも選者のセンスとか会場の色が見えてくるので、気にしていくと奥深い世界があったりします。

■行き来の飲食

光玉母食堂 めし しんちゃん

 この日は清水区の有名店(さんふぁいぶさん)が災害から復活してオープンしたと聞いていたので、帰りにそこを……と思ったものの、夜営業は行われていなかったというより、ご飯切れで営業終了なのかなと。リカバリーはどうしようかと沼津の空海さんか三島のしんちゃんで悩んで今回は後者に。

 今回は国道246号線ルートではなく国道1号線からの帰還を考えていたので、しんちゃんさんのがルート的にちょうど良かったという塩梅でお店に。駐車場に入れるかどうかドキドキしながらでしたが、無事にと。

 チャレンジメニューは(胃袋的に)挑めないので、普通にもつから定食(もつ炒めと唐揚げ)をチョイス。間違いのないもつ炒めと間違いのないからあげに幸せを噛み締めていました。

■締めとして

 もう一つのライフワーク、野球方面の脳があるというのもありますけども、今シーズンのB3戦線は勝率5割を境目に貯金のある上位と借金のある下位に分かれてきていて、それがポストシーズンに直結していくような流れですけども、この日は首位争いをしているベルテックス静岡さんが22-23シーズン新規参入組の中では一番の成績を収めている東京ユナイテッドBCさんに破れるという展開でした。

 あの熱狂の有明メイン開幕戦から少し空いて、久々に東京ユナイテッドBCさんの試合を見たのがこの日だったんですけども、なんかこうフワッとしていた雰囲気が締まってきて、B3戦線上位を走る静岡さんの要所をしっかりと止めながら自分たちの攻めたいように動けたのかなと、そんな塩梅でしょうか。

 中でもmonに上げた宮田選手、そして二個下の齋藤選手のヴェテランコンビが的確にスリーポイントを決めていく(宮田選手2/2、齋藤選手4/4)姿がただただおっかない、エグい姿を見せつけていたのが記憶に残りました。

 どこのチームもですけど、ベテランが元気なチームはそれにつられてチーム全体が勢いづく印象を勝手に抱いているんですけども、この日のTUBCさんんはその印象のままといいましょうか、宮田齋藤の両選手の勢いが牽引していたような気がします。

 一方のベルテックス静岡さんは波に乗れなかった、TUBCさんにやりたいことの大部分を封じられていたのかなと。

 長いシーズンなので、そういう試合もあるのかなとは思うんですけども、なんとなくいつもの静岡さんらしさがなく、うまくいかないスパイラルにハマっていたような、そんな感じでしょうか。

 細かい話を書くほどバスケに関する知識が少ないのであれなんですけども、この日は撮っていていつもらしさを感じなかったんですよね。


 VELUNAさんたちのアクトは前回とほぼ同様の流れ。

 ただし、流れは毎回同じであってもブラッシュアップされていくのは、スポーツエンターテイメントにかかわる皆さんのアクトならではで。

 あとは座りの位置の違いで、場面場面で残せる残せないというのがどうしても出てしまうので、そのあたりのいろいろをしっかり拾っていこうというイメージで遊んでいました。

 気になったのは運用的な都合もあるのか、この日はVELUNAのGENERATIONSさんたちがいらっしゃらなかったこと。本隊にプラスして応援にブーストをという想定なのかなというイメージだったので、いらっしゃらなかったのはちょっと寂しかったです。

 とりあえず、この日最大はやはりベルティさんとユナイトくんの出会い、いわゆるマスコット交流があったことでしょうか。

 GAME1、GAME2としっかりみっちりと交流していたおふたり。バスケのマスコット交流だと結構一日だけってことも多い印象があるんですけども、ハーフタイムのイベントも両日で違う内容と、ふたりだけじゃなく、両チームの担当者が本気でやろうとされていたんだろうなぁと。

 マスコット交流は1+1どころかそれ以上というのをNPB方面で見てきていて、それは単純に楽しいってのもあるんですけど、マスコットたちやスタッフ陣が交流を経たあと、お互いのいいところを持ち帰って自分のところの演出その他に生かして更に良くなってってのを言うのがあったんです。

 NPBのマスコットたちといえば、今やスポーツニュースで普通に取り上げられたり(大多数はつば九郎さんの本領と言うか濃度がセケンに気づかれたが故かなって思っています)、契約更改がオフのニュースになったり(ドアラさんの契約更改が諸々のはしりでしたよね)、歌謡祭でKAT-TUNさんたちと共演したり、その存在が確固たるものになっていますよね。

 その存在が広く気づかれたのはマスコット交流での高め合いだったり、ホームでのハッスルだったりてのがあったというのを(私は2005年頃からなので、追ってらっしゃる先輩方がたくさんおられます(笑))目の当たりにしてきている人からすると、マスコット交流はこれでもかってぐらいやってほしいんですよね。

 チア交流も勢い的には同じ感じで、1+1は∞になっていくのは間違いないので、同業異業種関係なくスポーツエンターテイメントにかかわる皆さんの交流が活発化したらなーと本気で思う今日このごろです。


 と、ちょっと横道にそれましたけども、この日は開始前のアリーナ闊歩にグッズブースでのワチャワチャ、全選手登場時のハッスル、ハーフタイムのモップレース+借り人競争とやれるところは全部出ました感がしっかりと。

 アリーナ闊歩はベルティさんがもえぴと一緒に登場、最初に先輩風を吹かせて、続行でユナイトくんが合流。ふたりしてグリーティングを行う姿を見て、これは楽しいぞと確信していました。

 その後、一息入れてグッズブースへ。コラボグッズも多数出ていたので、その宣伝化と思いきや、ベルティさんとユナイトくんの両担当がただただマスコットの欲しいグッズを買って甘やかすという、正直一番楽しんでるの両チームの担当だよね? という事象を目の当たりにして、これならばふたりとも安心だし、どこまで攻めていくか見続けていきたいって思ったんですよね。

 試合開始前の選手入場ではmonにもピックアップした宮田論選手がユナイトくんとベルティさんを弄り倒すという動きで笑わせ……と、宮田選手はベルティさんが結構好きですよねってのをアップのときのワチャワチャで感じましたが、そういえばエクセレンス時代からベルティさんと遊んでましたよね。

 クライマックスのハーフタイム、モップレースからの借り物競争は誰もがユナイトくん優勢だと思っていました。

 ベルティさん、手が手なのでモップ持てませんし……。

 ユナイトくんも心配そうにベルティさんの見守っていたり、そもそもスタートはゆるゆるとしていたりとだいぶ空気を読んでいたんですけども、最終的には地味ハロウィンでネタにした自らがモップという大技を繰り出すという姿に会場が声は出せないけどジワジワきている空気を感じていました。


 そのモップはこちら。


 自らモップと化したベルティさん、慌てて追いかけるユナイトくんとほぼほぼウサギとカメな姿も見せつつ、借り人競争では大石慎之介選手のタオルをもつ人を借りてきたベルティさんがうさぎ年の人を借りるユナイトくんに先んじてゴール……。

 空気を読んで出来る子を見せつけていたユナイトくん、勝利でホームでの面目躍如、パイセンとしての面目躍如を果たしたベルティさんと本気でやった成果がしっかりとうまい具合に収まっている辺り、ふたりとも持ってるなって思いながらシャッターを。

 ゴールシーンのうっきうきっぷりが伝わるこの写真はこの日の一番。空気感が伝わる絵をプライバシーに配慮できるバックショットでなんとか表現しようって考えながら……と、たまたまの位置でって塩梅ですが、これを後で確認して、いい絵が撮れたわと内心ガッツポーズでした。

******

 Next Game
 第8節 GAME2
 東京ユナイテッドBC vs しながわシティBC
 有明アリーナ(サブ)

 この日の翌週、今度は東京ユナイテッドBCさんのホームへ。メインアリーナの広さと対をなす集約感と聞く有明サブアリーナ開催。ダンサーズがいないユナイトくんとりなぴー、竹本タクシーさんだけの演出陣でどう魅せるのかそのあたりを楽しみにしていった様子を見ていただきましょう。

この記事が参加している募集

サポートをご検討いただければ幸いです。いただいたサポートはカメラのメンテナンス代などに充てさせていただきますとか書いてますが、実際には設定しよう的に書いてありましたの設定しました程度です。