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籠・諸国漫遊記22-23(10)(2022/11/12)

 気がつけば12月に入り、急に冷え込みが厳しくなってきている昨今。

 昔は3時間程度、毎週外に出て中継やってたとか信じられないと自分でやってきたことなのに思うんですけども、人間何事も慣れが重要なんだなとかそんな塩梅というか、寒いものは寒いんですよね。

 このあたりはもう一つのオンシーズン、野球で夏暑いとか時間長いとかが辛くなってきているという、逆に言えば籠球方面の観戦環境の良さが本当に心地いいということだったりと。

 野球メインの皆さんでオフシーズンに何やっていいかわからない……なんてみなさん、ぜひお近くのアリーナへ。

 えっらい(心地の良い)沼が口を開けてお待ちしていますよ。 

■試合情報

 第6節 GAME2
 横浜エクセレンス 93-81 岐阜スゥープス
 横浜武道館
 ※詳細スコア

■交通手段

 往復の交通費で行くと、車で30分の位置にあるエスフォルタアリーナ八王子に次いでというか、定期券が横浜まであるので横浜と関内の往復でという。

 横浜武道館は関内駅からゆっくり歩いても10分程度なので、その反対側の公園によく行かれていたみなさんなんかには移動的なハードルが低く感じられて、「はじめての」というのにはピッタリかもしれないよなぁと、久々に関内駅を使って思いました。

■man of the match(横浜エクセレンス)

 横浜エクセレンスのmonは西山達哉選手を。

 自身の観戦原体験の記憶というのはやっぱり鮮やかといいましょうか、その頃にカッコいいなーって思った選手はずっと追っかけて撮って行きたくなってしまうんですけど、西山選手はその選手の一人。

 過去の観戦記でもちょくちょくピックアップしていますけど、西山選手はなんといいましょうか、仕事人感といいますか……次の展開を狙っている時の表情がものすごく好きで。

 ポイントガードの選手を起点に撮っていくと言う、自身のベースはもしかしたら当時のアースフレンズ東京Zで撮っていた西山選手かもしれないなぁと、そんなことを思い出しながら撮っていましたけども、所属チームは変わっていますけど、印象はその頃からいい意味で全く変わっていないんですよね。

 これからもかっこいいシーンをビシッと残せたらいいな、なんて思っております。

■man of the match(岐阜スゥープス)

 岐阜スゥープスのmonはハンター・コート選手。

 昨シーズンはトライフープ岡山に所属していたハンター・コート選手ですが、今シーズンは岐阜スゥープスに。若干移籍情報を見落としていた部分があったので、現地でその姿を見た時にあらあらまぁまぁと、この日の岐阜サイドで軸に撮る選手はハンター・コート選手だわと決めていました。

岡山所属時代もハンター・コート選手をmonとしてピックアップしたことがありますけども、撮ってて華があるといいましょうか、プレイタイムもアップ時も硬軟両方とものシーンで絵になるのが本当に楽しいんですよね。

 パッと見の華やかさは華やかさとして、各チームのポイントガードと比較すると大柄なので突き抜けていく姿のダイナミックさも撮っていて楽しいポイントの一つだったり。

 まだまだヤングな23歳、これからどんな進化を遂げていくのか、そっと見続けていけたらいいなー、なんて思いました。

■Cheer of the Match

 横浜エクセレンスのチアさんたちはEleganceのみなさん。今シーズンはセーラータイプの衣装に加え、ワンピースタイプの衣装が増えてという形でしょうか。

 今回のCOMはEriさん(そっと教えていただきました。ありがとうございます!)。

 昨シーズンはエンドの位置で開幕を迎え、サイドのひな壇で観戦をと思っていた試合が疫病で中止になり、約一年ぶりに皆さんのアクトを見ていたんですけども、ザザーッと見ていて印象に残ったのがEriさんでした。

 引いた位置で観戦していたので、全体像を掴みながらという形で残していたんですが、Eriさんの動きは撮っててパシッと決まるシーンが多くてという形。

 どこの会場でもそうなんですけど、基本明確な推しというのがなく、良くも悪くもぼんやり見て、その中で印象に残ったみなさんをピックアップしてとやっているんですけども、一回撮って印象に残ったあと、その次の機会では更に残して……ってことが大半なので、単純に自分で沼を広げているような気がしています。

■フックに引っかかった演出曲

 今回は別の現場で聞いたことのある楽曲にで合ってしみじみしたというお話。

"P.I.A.N.O. Renovation./DAISHI DANCE

 ピアノの旋律と吉田兄弟さんの津軽三味線の音色が印象的なこの楽曲なんですけど、ものすごく久しぶりにこういうシーンで聞きまして。メロディラインを聞いた時にうわぁ……と、いい意味で懐かしさに浸ってしまったんですよね。

 今回は横浜武道館ででしたけども、過去に聞いたのはパシフィック・リーグのチアさんやパフォーマーさんが一同に介してステージをという今はなきパ・リーグダンスフェスティバルの会場で、でした。

 ファイターズガールのみなさんがこの楽曲に乗せてバシッとアクトを魅せていたなぁ、なんてことを思い出しながらファインダー越しにEleganceのみなさんのアクトを撮っていました。

■行き来の飲食

バンバン番長

 関内周辺も色々と選択肢が多いんですけども、今回は横浜DeNAベイスターズファンのおともだちが前々から行ってらして、いつか行こうと思っていたバンバン番長さんに。

 テレビでも多数取り上げられていますし、ベイファンの中では結構有名なお店だったりなので、名前は本当によく伺っていたんですけども、今回ようやくという形。

 お願いしたのはねぎとろ番長のコロッケセットの大盛り。ちょっとコロッケが食べたい、おいもな気分だったので付けていたんですけどもいい変化球になりました。

 ねぎとろ自体にしっかりと味がついているので、お醤油はほとんどいらないかしらと言うレベル。大盛りではありますけども、食べているときはそこまでの量じゃないかなとたかをくくれる感じ……とおもいきや、あとから満腹感がやってくるというパターン。

 二代目の塩ベースも気になったり……と、次回は塩を、ですね。

■締めとして

 途中にも少し書きましたけど、この日は約一年ぶりの横浜武道館。昨シーズン、二回目の予定は疫病の影響で中止になってしまい、平日の定時退勤後にオープニングまで間に合うかの確認ができず残念だったりというところからの今シーズンだったんです。

 なので、昨シーズンの開幕戦で見た印象でアップから見ていて、昨シーズン感じた「こうだったらいいのにね」ってポイントがしっかりいい塩梅になっていて、演出面も含めた居心地はとても良かったです。

 昨シーズン気になってたのは、アップのシーンの照明光量の弱さだったんですけども、光量自体は各地のアリーナと同等レベル。なので、選手のアップを撮りたい向きにも優しいアリーナになっていたのは嬉しいなと思いました。

 アリーナで気にするところといえば、声の演出もというのがいつもですけど、今シーズンからはマシューまさるバロンさんと渚紗さんのふたり。

渚紗さんは残せなかったんすよね。

 男性と女性のツインMCは別のアリーナでもあるスタイルなので違和感はあまりなく、方向性的にどちらかというと初めてアリーナに来たお客さんに向けた目線なのかなというのを感じていました。

 このあたりはスポーツMCの経験をお客さんとともに築いていきたいっていう雰囲気もあるのかなと、そんなことを察しながら聞いていましたけど、自分をageるために相手をsageてないですし、シチュエーションの主従はしっかりとされているような塩梅だったのは聞いていてすっと入ってきていました。

 演出面だとあとは全選手登場の位置。

 コート上ですべて完結するもんだと思いこんでいたので、Eleganceさんたちのアクトのあとに暗転、二階コンコースに全選手が整列してスポットライトがパンとあたる、その後に選手コールがあり、階段を降りてくるという演出は驚くやら慌てるやらで。

 B1B2B3と色々と見せていただく中、オープニングや全選手登場の流れというのがある程度固まっているよねと思っていたところ、箱の特性をしっかりと生かした演出は予想していなかったので、ドキドキとワクワクでいっぱいになっていました。

 あと、この日はハーフタイムのゲストとして、DリーグのFULLCAST RAISERZさんたちが来場して、いいマッスルを魅せていくアクトを披露していくなんてシーンが。

 前日は香水で知られた瑛人さんがライブを行ったりと、ゲストアーティストの招聘も結構頑張ってるんだねぇって印象。

 これでゲストアーティストのみでってなると、自前の面々もいるのにもったいないよねぇって感じてしまうんですけど、しっかりとEleganceさんたちのアクトがあった上でゲストのアクトがって流れは嬉しかったですね。

 Eleganceさんたちは昨シーズンの開幕の頃の記憶にあった試合中の立ち位置から少し変更して、ホーム側ベンチ後ろとビジター側ゴール下という立ち位置で、オープニングからタイムアウトまでしっかりとと。

 初見でおっつけるのが大変かもって思う、逆に言うとしっかりと見せるアクトがタイムアウトなんかに入ってきていて、そこに光の演出も入ってくると言う形だったので今シーズン中にもう何回か挑みに行きたいなという、そんな気持ちになっていました。

 光の演出、音の使い方、そこにプラスしてハーフタイムのゲストの登場、地元のキャラクターの登場等々、演出面は相当頑張ってるんだなぁっていう印象を受けていました。

 行って楽しかった、駅からも近いし……と、徒歩10分ぐらいのところにホーム球場があるチームのファンに「野球のオフシーズンはバスケ」っていう流れを……って、あっちはあっちで川崎にチームありますけども、横浜のスポーツファンを上手いこと取り込んでいけたら集客面とかだいぶ伸びるんじゃないかな、なんて諸々を見ながら思いました。


 試合の方は今シーズン強さをしっかりと見せている横浜さんが試合を優位に進めつつ、岐阜さんも最終Qで意地を見せるという展開。

 横浜エクセレンスさんはmonでもピックアップしましたけど、今シーズンから加入、と言うよりは復帰のと書いたほうがいいのかもしれませんが、西山達哉選手の存在というのはとても大きいのかなと。

 経験というか、ベテランだから見える風景とか瞬間だとかがあるのかしら、なんて感じるシーンとか動きを見ていて、なんというか安心感みたいなものを感じていたり。

 田口選手と塚本選手の若さに西山選手とこの日はDNSでしたけども、俊野選手のベテランの味が加わった横浜エクセレンスのPG陣は見てて撮ってて楽しいなぁと改めて思ったのが今回でした。

 岐阜さんは中々リアルで見る機会が少ないため、昨シーズンの記憶やら何やらを引っ張り出しながら見ていましたけど、リーグ上位チームとの対戦だなんだってのを抜きにして、食らいついていく姿ってのはちょっと熱くて。

 この日の岐阜さんのポイントリーダーは荒川凌矢キャプテン(横浜エクセレンスからレバンガ北海道に移籍した荒川颯選手のお兄さん)だったんですけども、monとしてピックアップしたハンター・コート選手と供に撮っていて楽しかった記憶が。

 ポイントガード好きというか、推しがなく広く撮っている人なので、起点となるポイントガードの選手を多めに撮るは撮るんですけども、荒川凌矢選手の動きは撮ってて楽しかったなと。

 あとは過去の試合で印象に残っていた増本優太選手を久しぶりに撮れたのは嬉しかったんですよね。

 バスケ選手は大きい選手って概念が崩れたという意味では小柄な選手も好きなんですけど、恰幅の良いといいましょうか、大柄な選手も気にすることが多い私。増本選手はパッと見の印象だけでいると(いい意味)裏切られると言いましょうか、シュッとした動きがあるので、コートインしたときはしっかり撮ろうと思っていたので、そこは嬉しかったです。


 とりあえず、東京からのみなさんが位置的な問題もあるのか、チーム構成がこれまでのスタイルに近いところに多少なりとも流れて……というのは正直あると思うんです。

 あると思うんですけど、新しい横浜での畑をしっかりと耕したあとに開く花がちょっと楽しみかも、なんてのを試合自体プラス演出を見て感じたこの日でした。

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 Next Game
 第6節 GAME2
 東京八王子ビートレインズ vs ヴィアティン三重
 エスフォルタアリーナ八王子(メイン)

 次回は神奈川のご近所からリアルご近所、ドアtoドアで一時間切る場所にあるアリーナ、エスフォルタアリーナ八王子。今シーズンの陣容的に気になっているチームの一つだった東京八王子ビートレインズさんの試合を見る今シーズン最初のお話を色々と書いていきます。

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