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籠・諸国漫遊記22-23(24)(2022/12/31)

 B3リーグのポストシーズンが始まり、トーナメントの山が出来上がっていく中、籠球優先で動いていた昨今、今回若干の肩入れをしている、主軸で見ていくぞという強い気持ちで動いているベルテックス静岡さんが沼津で2戦2勝を飾り準決勝進出というシーンを、熱く盛り上がる両チームのブースターさんたちを目の当たりにして、ポストシーズンの楽しさと厳しさを改めて感じていた昨今ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 GAME3不開催を受けて、千葉ロッテマリーンズと福岡ソフトバンクホークスが行われているZOZOマリンスタジアムに、ビジター応援デーでハリーホークさんとハニーズさんたちがいらっしゃってるシーンを見てきたのですが、新しい相棒で撮る外のシーンは楽しいやら追い込める部分がまだありそうやらで。

 もっともっとデイゲームでの機材設定とか諸々を追い込んでいきたいなぁと改めて感じておりましたが、帰りに敬愛すべきおやびん(リーンちゃん)から「ちゃんと来なさいよ」という音のない声での圧を受けてまして、色々と調整その他をきっちりかけていかねばなと野球方面のスケジューリングをはじめております。

 約束は守りますので……。

※目標は昨シーズン越えです(9試合)

■試合情報

 第15節 GAME2
 新潟アルビレックスBB 75-86 大阪エヴェッサ
 ※詳細スコア
 第6週 GAME2
 新潟アルビレックスBBラビッツ 56-65 シャンソンVマジック
 ※詳細スコア
 アオーレ長岡

■移動手段

 (2022/12/30の観戦記からの続き。長いので飛ばしていいと思います(笑))
 上越筋は雪が深そうだという情報が入る中、グリーン車でチューハイを入れたりしながら暮れゆく車窓を見つつ高崎に。

 到着後の駅アナウンスでは上越線系統のお話も特に無いままだったので、まずはもう行けるところまでとにかく進もうと、予定通りの水上行に乗り換えて行きます。

 211系も終焉が見えてきているのか、記録を始めていると思しき鉄の皆さんを見ながら、水上駅での乗り換えが楽に出来たはずだというおぼろげな記憶を元に18時21分発の水上行きを待ち、入線と同時に先頭車両の一番前、2人がけのロングシートに陣取って行きます。

 、高崎から水上までは約一時間。渋川あたりまでは普通の車窓だったものの、後閑あたりからホームにも積もった雪が見えてきたり、ワクワクが始まってきています。

 水上までは問題がないと思いつつ、この先の行程がどうなるのかという状況もあり、車掌さんのアナウンスを聞き漏らさないように、また独自で情報を集めて判断できるように情報収集していました。

 ネットやSNSではどうやら長岡手前で上越線が止まっているという話は見かけたものの、車内のアナウンスは力強くお乗り換えの列車は水上行きだと言う話。雰囲気的に浦佐まで行けるのか、越後湯沢までなのかどうか、良くも悪くもワープは必要かなと察しながら腹をくくっていました。

 水上までの列車はとくに運転見合わせ情報を流すこともなく定刻通りに到着。水上からの列車も行き先表示は堂々の長岡行きでしたし、出発時に運転見合わせの話もなく、もしかするともしかするのかもと良い方に捉えていました。

 日もすっかり暮れた中、はらはらと雪が舞う中で発車した長岡行き(19時43分発。現在は廃止)ですが、順調に湯檜曽や土合を経て山深いあたりに。駅舎で翌日に備える山屋さんの姿なんかを見ながら、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」と川端康成の小説、雪国で書かれた清水トンネルを抜けて越後湯沢に到着……。

 ここまでほぼ定刻通りに来ていた列車ですが、越後湯沢を……発車できず、しばらく停車しますのアナウンス。車内のがっかり感全開の空気は空気として、内心「ですよねー」としか思っていなかったんですが、すでにWEB上では六日町と長岡で運転見合わせという情報が出ていましたし、今後の動きを車内で見守っていました。

 運転停止から10分程度で車掌さんの行き先確認が入り、長岡までと。司令からの連絡はまだありませんが、おそらく代行になるかと思いますというお話を聞き、平常心を保ちながら代行となるであろうものの時刻検索や車内のお客さんの数(2両編成で10名程度)を数えていました。

 しばらくして、一度改札に行っていただいてという話があったので、改札に行くもまだ代行判断は出ていないというお話で列車に。改札さんにワーワー言っているおっちゃんがいて、なんだかなぁと、ああはなりたくないと思いながらトイレに寄って、在来線列車に戻ったところで車掌さんから「上越新幹線での代行が決まりましたので改札へ向かってください」と……。

 冬季の上越筋で噂には聞いていた上越新幹線での運転代行。青春18きっぷも代行対象になるというところを確認しての在来線移動で、過去にも観戦関係ないところで冬季の青春18きっぷでの上越線行きは経験しているんですが、新幹線代行は初めての体験でした。

 結局、越後湯沢で20分ぐらい足止められた感じでしたけど、元々乗車していた在来線が長岡駅到着21時47分予定だったところ、代行扱いになって自由席に座らせていただいた上越新幹線とき343号新潟行きは越後湯沢を20時56分に発車、長岡駅に21時15分着と元の予定から30分程度短縮して到着と、新幹線の速さと雪に対しての強さをひしひしと感じていました。

 なお、30分早着したあとは速攻で宿へ向かいチェックイン、荷物を置いてすでに長岡入り、アオーレ長岡でGAME1を見ていた仲間たちがと合流。ささやかな忘年会を駅前の居酒屋でやってると聞いていたので、駆けつけ三杯を自ら進んで飲んでと、そんな大移動の日でした。

 ※新潟県で飲む日本酒はほんっと美味しいんです。

■man of the match(新潟アルビレックスBB)

 新潟アルビレックスBBのmomは冨岡大地選手。

 今シーズンは通訳兼選手、選手の部分はアマチュア契約という形で新潟アルビレックスBBに所属という話から始まった冨岡選手をホームアリーナで撮りたいというのが今回はちょっとあったんですが、プレイタイムもしっかりと残せたのがただただ嬉しくて。

 金沢武士団時代に撮っていて楽しい選手で、これからも撮り続けていきたいなと感じた選手なんですけども、今期はアマチュア契約ながらB1という話を聞いて、どこかで撮りたいなと思っていたところで、今回はアップシーンやプレイシーン、通訳としての動き等々、色々なシーンを残せました。

 チーム編成都合上、シーズン終盤に選手としては自由契約に、替わりに登録された選手は予想外のあの選手……という形にはなってしまったんですけども、この日はプレータイムを見られて幸せでした。

■man of the match(大阪エヴェッサ)

 大阪エヴェッサのmonは竹内譲次選手。

 西地区のチームは住まいの都合上、観戦日程によっては見られる見られないが出てきたりするんですけども、大阪エヴェッサさんは比較的観戦数が多いのが例年でして。

 そんな中で撮りたい選手も出来ていて……と、今回かっちりハマったのは竹内定規……というどっから出てきたのよといういじり方をされていた竹内譲次選手でした。

 年齢的にはヴェテランの域に入ってきているかなと思う竹内選手ですけども、諸々の強度の素晴らしさや華のあるプレーは撮っていてただただ楽しかったんですよね。

■man of the match(新潟アルビレックスBBラビッツ)

 新潟アルビレックスBBラビッツのmonは矢野祐未選手。

 観戦の巡り合わせもあって、22-23シーズンは長岡でのホーム開催の前に豊橋で新潟アルビレックスBBラビッツの試合を見ているんですけども、その時に21-22シーズンの長岡で見た試合たち(GAME1GAME2)の印象からガラッと雰囲気が変わったなぁという印象が強く、今回また撮れるのが楽しみだったんです。

 もっとその変化を言葉として書けるようになりたい、語彙力を高めていきたいとは思うんですが、感覚としては2年目となり経験を積んで視野が広くなっているとか、チーム構成的にプレイタイムが増えてきて、やりたいをやれるようになってるとか、雰囲気的に去年の感じとはちょっと違い、堂々とコートに立っていた印象がものすごくあります。

 Wリーグの試合は中々タイミングがハマらなくて見れる機会というと、B1B2B3のバイウィークだったり、アオーレ長岡での共催だったりという流れが多いんですが、矢野選手はチャンスがあったらもっと撮っていきたい選手だなぁと、そんなことを思いました。

■man of the match(シャンソンVマジック)

 シャンソンVマジックのmonは野口さくら選手。

 Wリーグは状況を全然追えていない状態ではあったんですけども、この節のシャンソンさんのメンバーの数が中々にエグい状態になっているという話はちょっと聞いていまして。

 実際にアップの時からメンバーが明らかに少ない(この日は7人)のを確認。相当厳しい戦いだったと思うのですが、そんな中で撮っていて印象に残ったのは野口さくら選手の存在でした。

 人数的な部分で圧倒的に不利な状況でタイムシェアもままならない中で40分出場。限界のその先に到達しそうな勢いで戦い続ける姿はチームや背景その他諸々を全くわからない私にもちょっと胸にくるものが。

 その後の報道やらなにやらで中々エグい状況で戦ってらっしゃったんだなぁと言う話やその後の退団などの状況を知り、あの時、長岡で戦っていた状況の先にある姿を23-24シーズンのどこかで残していけたらな、なんて思います。

■Cheer of the Match

 この日のCOMはサブリーダーの緒形燿さん。

 おさないと付き合いの長い、色々を長く見てくださっているみなさんに関しては十二分にご存知だとは思うのですが、私、ショートヘアや短めの髪型の女性に惹かれる傾向が多いんですけど、そういう惹かれもひっくるめてこの日は緒方さんをぱきっと残せたような気がします。

 B1のアリーナだと多いパターンといいましょうか、ひな壇で個ではなく全体を、寄りより引いて全身を残すのが好きなんですけども、その自分の意図と立ち位置がしっくり来ていたのが緒方さんという側面が強くてという塩梅だったかなと。

 あと印象に残っているのは短めの上でもしっかりとヘアエフェクトが入ってくるという姿でしょうか。一般的に長めの髪の皆さんのがエフェクトは残しやすいんですけど、緒形さんのエフェクトはきれいに残せたかなと思います。

■Character of the Match

 新潟アルビレックスBBのキャラクター、アルードくんは変わらず真面目で紳士だなぁと言う印象。

 NPBの癖の強い(笑)面々とキャッキャして、流れ流れて籠球にというパターンなので、アルードくんの真面目っぷりとか紳士っぷりはちょっとこう……新鮮だったなぁというところからスタートしているんですけども、いい意味でブレのない姿はちょっとすごいなぁと思いました。

 今回気づいたポイントだと、ホーム&ビジター関係なく、女性(年齢高低関係なく)にものすごく愛されているなぁっていうのが一つ。紳士的な動きもあると思うんですけど、そもそもの白鳥性(人間性)がストレートに伝わってるんだろうなぁ、そんな風に見ていました。

 あとは何かしらの狐にインスパイアされたと思しきスワンダンスではセンターを務めるなど、ダンスを魅せるシーンも多くなってきてるのねというのもポイントでしょうか。

 このあたり、伝わる人は伝わると思うんですけども、キャラクターのダンスとしてよく見る雰囲気ではない、ストレートなダンスや動きはアルードくんらしくてこれからもその雰囲気をキープしていってほしいなと思いました。

■フックに引っかかった演出曲

 今回はもうこの曲というか、入場前の時からガンガンに使われていて、オープニングにも使われていたというのもあって、この曲以外に考えられないレベルでフックに引っかかっていました。

Ahead Of The Light/MIYAVI

 今回お邪魔する前から先行して遊びにいったお友達や各方面から今年の選曲はおさないさんグッと来るはずだと聞いていて、入場待ちの時にイントロが聞こえてきてもうそこでニコニコ。7年前のこれをここでかー! と内心爆笑していました。

 一つの競技、一つのチームオンリーだと気づきにくいかなと思うんですけど、複数の競技・複数のチームを横断してスポーツエンターテイメントを見ていると、曲の流れや使い方に気づくポイントって必ずあるはずだと同じ様に光を当てているみなさんに関しては思うんです。

 そんなみなさんだとすぐピンとくるはずだと信じているんですが、22-23シーズンのアルビレックス新潟BBは棒と球を使っている海の近くのどこかしらのチームの気配が芽吹いていた印象があったんですけども、萌芽から完全に芽吹いた選曲の中でもAhead Of The Lightは元々使っていた場所でのアクトも好きだったていうのもあるんですが、ガッツリとフックに食い込んでいました。

■行き来の飲食

 12/30から1/1にかけて止まった宿は素泊まりだったため、朝ごはんを何処かでというパターン。年末年始でお休みに入っているお店が多く、選択肢は限られていたのですが、行こうと思っていたお店が朝はやっていることを確認してほっとしていました。

フレンド CoCoLo長岡店
長岡やなぎ庵

 朝ごはんとして選択したのは駅ビルCoCoLo長岡のフードコートにある2店舗。長岡にお邪魔するとこの2店を使うことが多かったんですけども、今回は31日の朝ごはんしか時間がない(31日夜は飲みで市内の某店にいました)ので、一気に行ってしまおうとフレンドではノーマルなイタリアン(350円)、やなぎ庵さんではノーマルのタレカツ丼(630円)を注文、変則的なタレカツ丼セット(麺はイタリアン)で朝ごはんとしていました。

 両方ともブレのない味で、個人的には長岡という街での食事の基本はフレンドのイタリアンとやなぎ庵のタレカツ丼が担っているような形だったりします。

 来年は……年末年始外して、通常の時に攻めたい店もあるんですけどね。来シーズンにご期待ください。

■締めとして

 年に一度の長岡行きは今シーズンもBとWの共催という塩梅で、大晦日は丸一日バスケ漬けだったんですけども、自分でもまさかそんなにとっぷりと浸かっていくとは思いませんで、好きになったら最強だなぁと改めて思いながら2試合見ていました。

 撮影環境的な話で行くと、アオーレ長岡の箱の広さや大きさ、選手までの距離や壁面のカラー、座席角度に照明の光量等、本当に野良カメラに優しいなぁというのを改めて感じていた次第で。

 もう一歩進めるならば、他のアリーナでは取り入れているチームもちらほらある「オフィシャルテーブル側電光掲示板の光量を抑える」というパターンを採ってくれたら、ほんとに野良に優しいアリーナになるんじゃないかな、なんて思いました。

 基本、あの電光掲示板て中継映像向けのという塩梅なのかなと思うんですが、ビッカビカにしなくても映像なら絵はしっかり残るので、もうちょっと光量を下げていただくと……と、AWBで楽をさせてもらおうと、そういうことなんですけどね。

 あとは観戦環境周りで、過去の長岡行きでも書いてますけども、駅周辺で全てを賄える、宿から飯から居酒屋等々がミチっと集結しているというのは、遠征民的に大変ありがたくて。

 地元の皆さんからすると、駐車場の問題というのが出てくるというお話は聞くのですが、遠征の民としては鉄道の改札からアリーナまで直結してて徒歩10分以内、更にアリーナから宿まで徒歩でものすごく近い(今回の宿は出口から徒歩2分でした)と言うのは本当に快適で。

 飯もうまい、酒もうまい、行ってて楽しい(まだ勝ち演出を見ていないのは内緒ですけども)と、年に一度は長岡にお邪魔したいなと改めて感じました。


 試合自体の話……を、まずはBの方から。

 中々調子が上向かないといいいましょうか、下位に沈んでしまっている新潟さんが第一Qをとって、前日もあと少しだったというお話を聞いていたので、今回こそはとちょっと期待しながら見守っていました。

 ただ、2Q以降は大阪さんを新潟さんが止められず、じわりじわりと点差が広がり、最終的には11点差で敗戦。一発勝負なので色々な意味で丁半博打的な部分はあるんですけども、今シーズンも新潟さんの勝ち演出を見ることは出来なかったかなと。

 大阪さんは三遠時代から撮るのが大好き、マッスルが見事だよなぁと今回もキャッキャしていた鈴木達也選手がエグい動きを見せ倒し、攻撃の起点がしっかりている中で、各選手も生き生きとされていたかなと言う感想。

 軸が強いってのもあって、攻撃の勢いとか守備の堅さに差が出てしまったのかなぁとか思いつつだったんですけども、シーズン中盤に差し掛かってきていて、立て直していくのも大変そうだなぁとか、そんなふうに見ていました。

 ただ、応援の音は全然気持ちが切れてていませんでしたし、ブーストするんだというブースターさんたちの気持ちとその応援に応えきれないプレイヤー側のというもどかしさもをひしひしと伝わってきていてといいましょうか、現地にいかないと感じられない空気感だよなと、そんなことを感じていました。


 Wの方はシャンソンさんのメンバー構成状態や前日の勝敗等もあり、流石にラビッツさんが……と、正直思ってたんですけど、出場登録されていたシャンソンのみなさんが本当に、本当に戦い抜いて勝ちを掴んでいました。

 1Qが17-17、2Qが12-10という前半で、新潟さんはメンバー構成的な優位を活かしきれない、突き放していけないという状況。折り返した3Qは12-12で2点差のまま最終Qにと。

 4Qも最序盤こそラビッツさんが押しているかなと思いつつだったんですが、シャンソンさんが踏ん張りつつけ、ラスト5分で同点。そのまま限界のその先のゾーンに入っていったような感じもある中、シャンソンが突き放しにかかり、勝利をつかむ、と。

 最終Qは16-26で本当に鮮やかに抜き去っていったんですけども、ホント7人でよく頑張りましたし、勝利の分かち合いが歓喜の涙に包まれるのも当然だよねと。

 観戦数的にはホームのラビッツ寄りで見ていたのが正直なところでしたけど、シャンソンVマジックさんたちの4Qの戦いっぷりとその後の涙と笑顔にものすごくぐっと来てきました。

 ……と、そういうのもあって、シーズンの決着が着いたあとに出てきているいろいろな話が心配で。

 とにかく選手がいい状態でプレーできるような、いい将来があるような話になればいいのにと、あの試合に見た歓喜の涙が報われるようにありますように祈らずにはいられませんでした。


 演出面はもうここ数年感じられていた「今までの動きからの変革」といいましょうか、諸々を分かっている人は諸事情を察しているんですけども、外部からの刺激でどんどん変わっているなっていうのが一番の印象でしょうか。

 徐々に徐々に変わってきて、今シーズンはもうわかる人だと分かる系統の選曲で……と、ピックアップした「Ahead Of The Light/MIYAVI」だけじゃなく、「ちょ/B-DASH」だったり「READY STEADY GO/Zebrahead(元ネタはL'Arc~en~Ciel)」だったりと、知らなければそのままスッと入ってくるものの、知ってるとニヤニヤが止まらない選曲にただただ笑っておりました。

 ある意味で安定と実績のある流れではあったんですけども、選曲とか魅せ方が好きで来ている人なので、その好きだった流れがぜんぜん違うシチュエーションでどのぐらい盛り上がるのかってのはちょっと楽しみにしていまして。

 今回お邪魔して、お客さんが楽しそうにしているというのは記憶に残りましたし、過去よりもハーフタイムとかでもすぐに立席するのではなく、アルビレックスチアリーダーズさんたちのアクトが終わってからというお客さんが増え始めているのはいい傾向なんだろうなぁと思いました。

 お客さんの注目が高まれば演者の皆様の気合も変わってくるよなぁというのは、これまで色々なシチュエーションで見てきているんですけども、アルビレックスチアリーダーズさんたちもその動きをはじめて見せていただいたときと比較して、ギアが一段上がってたような、そんな印象を受けたり。

 興行として見た場合、応援を後押しするという立ち位置とともにアクトを魅せるというところもチアさんに関しては必要……チアリーダーとしてのスタンスとパフォーマーとしてのスタンスの両方が必要だと個人的には思うんですけど、パフォーマーとしての部分はやっぱ見られてなんぼ、ですもんね。

 アルードくんは上にも書いた通り、ブレのない真面目さと人懐っこさをしっかりと魅せていた印象。

 どうしてもエキセントリックな方が目立っていくスポーツマスコットの世界ですけども、ファンにしっかりと向き合ってくれる面々はそっちから光を当てている人や実際に触れ合った皆さんの印象に残りますし、一過性に終わらずしっかりと記憶に残るんじゃないかなーと、動きを見ながら思っていました。

 なので、だいぶいい塩梅に進化してきてるなぁっていうふうに思いましたけども……野球方面の色々も見ている人だから感じるのかもしれませんし、流しの人的に感じるところなのかもしれませんけど、何匹目かのどじょうを明らかに狙っていると思われたスワンダンスってのはどうなんだろうねと。

 他所を踏襲してハマるところとハマらないところあると思うんですけど、本家さんは自身のラブリーさにプラスしてビジターサイドの選手が乗っかって火が着いたという側面があるのかなと言う感覚でいるんですけど、厳しい言い方かもしれませんけど、現状の露出状況や登場パターンを考えると、なかなか厳しいんじゃないかなって思ったのが正直なところでして。

 ただまぁ、続けて続けて続け倒して花開くこともあるので、こればっかりは一概に言えないですし、ヘタにブレさすんだったら、もうとことんまで突き詰めて、お客さんも選手も巻き込むような勢いにスワンダンスを持っていってくれたらおもしろそうだよねーと、そんなことを思いながら2022年の最後の日は暮れていきました。

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 Next Game
 第15節 GAME2
 信州ブレイブウォリアーズ vs 宇都宮ブレックス
 ホワイトリング

 さて、次回は2023年最初の観戦、久しぶりにお邪魔した長野はホワイトリングでの色々を。在来線メインで長岡から移動できる場所を探して、ここだと思ったのは久しぶりの長野、雪男のいらっしゃるアリーナでした。

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