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籠・諸国漫遊記21-22(30)(2022/1/8)

 昨今の観戦記で昨シーズンの様子にリンクを貼ることが多く、改めて観戦数とかを見比べるシーンがちょいちょいあるんですけど、すでに10試合近く昨年より多く見ていることに気づき、そりゃあ更新が間に合わないわとちょっと笑っておったのですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 野球のシーズンの色々を抑えて過ごした結果、バスケに予算を注力できているという形なんですけども、楽しいと思う嗜好の幅がちょっと変わってきているのかなぁと思うときもあったり。

 撮るということに関しては野球もバスケも楽しいんですけど、そこに至る道というか、行ったことのない場所に行く楽しさもバスケは多いので……って、2022シーズンはイースタン・リーグに地方開催がある程度含まれているので、そちらにキャッキャキャッキャと向かおうかなと、ぼんやり日程を組み始めたりしています。

■試合情報

 第14節 GAME1
 金沢武士団 70-109 横浜エクセレンス
 野々市市市民体育館
 ※詳細スコア

■移動手段

 ナイトゲームということも有り、当初の計画では北陸新幹線で12時頃に到着、金沢駅でゆっくりご飯を食べて……という形だったんですけど、えきねっとトクだ値争奪戦に敗れてしまいまして。

 移動旅費はそこそこにしたいというのもあり、色々検索して久しぶりの夜行バスを選択。関東から金沢に向かうバスを検索すると、三列四列色々あったんですが、着替え類が入ったキャリーにプラスしてカメラバッグ類があるので、四列車両のダブルシートをチョイスしていました。

 そんな神奈川から金沢行き、Wシートでの移動は海老名から。神奈川の夜行バス発着と言うと、横浜駅周辺がメッカではあるんですけど、2016年に海老名駅から10分ぐらい離れた位置、イオン駐車場の一角に専用スペース、BUSTLE海老名が設けられて、そこから何本か夜行バスが発着しているんですよね。

 そんな海老名の夜行バス発着場、BUSTLE海老名発車は23:50予定。勤務終了後、一度帰宅。旅装を整えた後に海老名に向かい、イオン近くのガストでお夕飯兼晩酌をとりつつ、時間調整。10分ぐらい前に到着して、大阪方面行きのバスなどを見送りつつ待機。

 予定だと45分着が遅れて50分近くにバスが到着。発着場と言っても、基本ただの駐車場なので、おトイレその他がない(徒歩5分ぐらいでローソン有り)ので、最初の休憩で……と思っていたんですけど、そのあたりはしっかりと計算されているのか、最初の休憩は海老名ICからすぐ、圏央道の厚木PAでした。

 以降は上信越自動車道・東部湯の丸SA、北陸自動車道・有磯海SAと二時間ぐらいのペースで休憩が入り、富山駅で停車しつつ、多少の早着で終点の金沢駅に。有磯海SAでは降りましたけども、東部湯の丸ではぐっすりと、車内温度が比較的高めに設定してあったのもあって、すっかり寝入ってしまいました。

 金沢到着後は宿にキャリーバックを預け、兼六園、金沢城、尾山神社とみっちり観光。香林坊あたりを散策して、武家屋敷跡なんかを見ながら金沢駅でお昼。

 慌ただしくラーメンでお昼を済ませた後は北陸本線の野々市に。そこからアリーナまでは市内循環バスが出ているらしかったんですけど、列車到着とほぼ同時に発車するというダイヤで、駅になれてないというのもあり見事に乗り過ごし。そこまでの観光で相当歩いていましたけども、さらに30分ぐらい歩いてアリーナに向かっていました。

 帰りは途中、国道157号線沿いから金沢市方面に向かうバスで一気に金沢駅へ。機材背負って観光とアリーナ行きという激しい運動を行った結果、夜にはヘロヘロになっていたと、そんな塩梅でした。

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 2021冬青春18きっぷの旅
  総乗車距離 3671.8km

 この日は18きっぷを使っていないんですけど、乗車距離を便宜上プラスして行く形を。久々の北陸本線でしたけども、本数が少ないのを頭に入れておらず、お昼ご飯からの移動がちょっとバタバタだったのは次回以降の反省点、ですね。 

■man of the match(金沢武士団)

 金沢武士団のmonは松屋佑季選手を。

前回の更新で明確な推しがいない中、この選手をというお話をいただいてしっかり撮っていたなんて話を書きましたけども、それ以外のシーンの場合はざざっと撮りながら、目の印象にピンときた選手を残すことが多いんです。

 今回の試合では松屋選手にピンときて、他の選手とともに多めに撮っていたんですけども、チーム状況があまり良くない中で攻めどころを探して突貫していく姿はやっぱりぐっと来るわけで。

 攻撃の起点となるポイントガードを撮るのが好きなのに加え、ボールを持っているプレイヤーを軸にすることが多いのでmonに上げる選手はポイントガードな事が多いんですけども、撮っていく中で惹かれるパターンというのが多いんですよね。

 あと、松屋選手はいわゆるというか、シュッとしているなぁっていう印象。プラスしてお年を確認したらベイスターズ日本一の1998年生まれとなかなかのヤングファイターと。

 プロスポーツ選手は実年齢より大人びて見える、一方で歳を重ねない印象があるんですけど、松屋選手はもうちょっと上かと撮ってて思ったんですけど、後々確認してあらあらと。

 今後も松屋選手は注目して見て撮って行きたいですね。 

■man of the match(横浜エクセレンス)

 横浜エクセレンスのmonは荒川颯選手を。

 荒川颯選手を初めてみたのはFE名古屋時代。滋賀レイクスターズの練習生から契約に至り……というあたりでしょうか。

 アップの時の柔らかい雰囲気と試合中の激しい動きのギャップがいいなーって思っていたんですけども、今シーズンからは横浜エクセレンスに移籍してという塩梅で、開幕節のときにも兄弟対決を残しながら、久々に撮るのギャップに萌えておりました。

 その開幕節でも撮っていましたけど、今回の金沢武士団との試合ではピックアップする様にしっかり残そうとファインダーを向けつつだったんですが、パッと見のスマートさにプラスして見える熱さというか、熱量を感じていました。

 ほんと、試合中の姿を撮っててワクワクしていたんですけど、ふんわりしていた試合開始前のアップシーンでもちょっとグッと来た絵が。

 アップのときに相手チームの選手と会話しているシーン、元チームメイトだったり大学が同じだったりで会話しているシーンを見ることが多く、そのシーンを残すのも好きなんですけど、背後から忍び寄る黒柴の影……。

 思いっきり油断していたようで、ニュッと出てきた金色の烏帽子にビクッとなっていた荒川選手にちょっとグッときまして。

 FE名古屋時代はアカイトリさんと絡んでた記憶がなく、キャラとの距離感が読みきれなかったんですけど、惹きつける何かはあるように思えました。

■Cheer of the Match

 金沢武士団のチアさんは金沢武士団チアリーダーさんたち。アクトを見るのは今回が初めてだったんですけど、アクトの流れを見ていても初めてというよりも知っているという感覚は、おそらくディレクターさんの色もちゃんと見えてたからなのかなと。

 そんなみなさんの中でのCOMはリーダーのMarikoさんで。

 本当に初見で全体的な流れを見ていたので、おっつけるだけで精一杯だったてのが正直なところだったんですけど、そんな中でアクトのキレや雰囲気がフックに引っかかったのがMarikoさんかなと。

 途中のアクトでちょうど目の前にいらっしゃって、オンカメ状態になっていたんですけども、さすがに真正面だとしっかりとファンサをいただけるんだなぁと。

 でも、こういうシチュエーションに慣れていないというか、カメラ目線って照れてしまうんですよね。オンカメじゃなく、お客さんに相対している姿が好きというか、傍観者でいたいなというか……ホント、ファンサがありがたいんですけどね。

■Character of the Match

 B1B2B3と様々なアリーナでいろいろな試合や演出を見たいと思っている人ですが、金沢武士団のホームゲームにお邪魔するきっかけになったのは球団マスコットのライゾウさんでして。

 その活躍を聞いて、生で見てみたいと思ったってのが最初でしたけども、決定打は昨シーズンの焼津遠足。物販ブースでハッスルしまくるライゾウさんにいつか金沢行くからと伝えたところ、筆談で「ぜったいこいよ」と返され、ならばと21-22シーズンに予算化して実行をかけたと。

 入場後、金沢でも物販ブースでハッスルしているライゾウさんにご挨拶。一瞬固まった後に……。

 ほんとに来ました(笑)。

 その後はライゾウフレンズの皆さんとともにひっそりとライゾウさんの動きを見ていたんですけども、試合中こそある程度決まったパターンで動くような印象でしたが、試合開始前、開場からオープニングが始まるちょっと前までは本当に自由なんだなぁというのがよくわかりました。

 ここ昨今のスポーツマスコットの中で一番客前でフリーダムにやっているのがライゾウさんかもなぁって思いましたし、アテンドさんなしに一人でグイグイ動けるのは普通に凄いなと。

 旧知のスポーツマスコット好きが焼津に集結していた理由もホイホイ金沢に行ってた理由もなんとなく感じながら、グッズ展開の凄さとか売り込みのえぐさを見て撮って笑っていました。

■フックに引っかかった演出曲

 今回はもう、ライゾウさんスペシャルと言うか、ライゾウさんの色々を見に来てその姿をしっかりと残そうと思っていたので、フックに引っかかったのもライゾウさんのソロパートの曲を。

DREAMIN' ON/Da-iCE

 ライゾウさんのダンスは昨シーズンの焼津で片鱗を魅せてもらって、もっとしっかり見たいなぁというのがあったんですけども、今回お邪魔できてそのあたりもしっかりとと見られまして。

 芸達者というか、普通に踊れる子で、Bの子でいうとサンディーさんとかジャンボくんのレベルといいましょうか。かなりハイレベルなアクトを見せてくれていて、もっとそのアクトを見ていたいなと。

 今回はワンピースでしたけど、次回うまいこと80年代歌謡曲のセカイにハマることを祈りたいですね。

■行き来の飲食

8番らーめん 金沢駅店

 その存在はかねてより伺っておりましたが、なかなか行く機会のなかった8番らーめんさんに今回ようやくお邪魔できまして。お昼時の金沢駅店だったので、ちょっと待ちましたけども、お一人様なので比較的早めに案内されました。

 ノーマルにしようかどうしようか悩んで、ビジュアルにやられた野菜牛モツラーメンとごはんを今回はチョイス。

 ベースはタンメンなのかなと予想しつつ牛モツが味噌で煮込まれているパターンだったので、野菜と相まって深い味に。麺を一気に頂いた後は具材をオンザライスして最後まで幸せに包まれていました。

 それにしても、「8番ラーメンは8番ラーメンというジャンル」という言葉はなんか納得ですし、こっちの皆さんのソウルフードというのもなんかわかるなと思いながら食べていました。

立ち飲み餃子 大笑

 宿に戻ってきたのがだいたい21時頃で、そこから駅の方や繁華街(香林坊とか片町の方)に移動するのも大変だし、宿周辺でなにか無いかしらと検索したところで見つけたのがこちらの立呑屋さん。

 土地の名物も……と思ったんですけど、お一人様でって考えるとちょっと悩ましく。ちょうど宿周辺のあたりは大衆酒場揃いだったので、そこから選んで行った中で気になったのは餃子でした。

 注文したのはオリジナル、八角が結構効いている大笑餃子を最初2枚、後で一枚追加したんですけども、飽きずにいただける系の餃子で本当にいいつまみでした。

 もう一枚がパクチー餃子。茹でてから焼いているのか、もっちりしながら焼き目の香ばしさもありつつと。いわゆるパクチー感は抑えめでしたけども、これもまた美味しい一枚でした。

 ちなみに飲み物はスパイシーサワーとマーボーサワー。前者はプレーンサワーに胡椒、後者はプレーンサワーに七味と花椒が効かせてあったんですけど、これもまた餃子に合いまして。

 ライゾウさんがライゾウさんらしく突き抜けている限り、金沢行きの可能性は毎シーズンありそうなんですけども(笑)、金沢にお邪魔したときはまた行きたい、ちょっと中毒性のある餃子だなぁと振り返りながら思い出していました。

■締めとして

 今回はもう「ライゾウさんとの約束を果たしに行く」ってのが一番前にあって、その日程を翌日の富山とどこでリンクさせられるかと考えた場合、この日程しかなかったという塩梅で。

 実際に現地へ足を運んで、自分の目で見て、感じてという形でしたけども、本当にライゾウさんは頑張っていましたし、アリーナを彩る重要なファクターなんだろうなぁと。

 スポーツマスコットの業界を色々と見てきて長い私ですが、激しいアクトとかアクロバットとかもすごいとは思うものの、一番凄いなって思うのは「客前にずっと出ている」という動きでして。

 開場あたりから物販ブースでハッスル、外のケータリングに顔を出したり、アリーナ前の道を走っている車や向かいにある高校の生徒さんに金沢武士団をフレンズとともににアピールしていたり、早くに入っているブースターさんと語り合ったりと試合開始前はほぼずーっと出ずっぱり。

 試合開始後は選手やチアさんたちが開場のメインになっていくので、多少ライゾウさんが休めるのかなというような動きだったんですけども、それでもタイムアウトの時間やハーフタイム、試合終了後なんかはしっかりと出てきてアリーナを盛り上げていたというのは本当に記憶に残りましたし、頑張ってるんだなぁっていうのがしっかりと伝わってきていました。

 グッズ展開にしても全面に出ていますし、金沢武士団にライゾウさんは欠かせない存在なんだろうなぁと、そんなことをひしひしと感じていました。

 チアさんたちはCOMのセクションでも書きましたけども、少数精鋭で魅せるシーン、盛り上げるシーンの両方ともを頑張っている印象。

 チームは違えど、アクトの流れとか空気感のイメージ的にディレクターのFukaさんが共通ということもあってかZgirlsさんたちに近いのかなと思いながらその動きを見ていました。

 中々同一ディレクターの別チームを見るチャンスというのがないので、ものすごく新鮮でしたし、もうちょっとこのあたりはちゃんと言語化できたらいいなとは思うんですけど、チームや規模なんかは違くても、一本通った芯は同じなんだろうねぇと、そんなことを思っていました。

 試合自体はシーズン当初は中々調子があってこなかった横浜エクセレンスさんが去年までの輝きを取り戻せていたといいましょうか、やりたいようにやれていたのかなと。

 金沢武士団のほうはいい時間帯もあったものの、若い選手を中心にという形なのか、いいように横浜さんにやられてたような感じで。

 ただ、最終4Qは意地を見せていたというか、歯車がカチッと噛み合っていて29-21という得失点。戦術戦略を追うところまで突き詰められいないのが正直なところですけど、なにかこうあと一歩爆発したら突き抜けられるのかなと、そんな雰囲気をちょっと感じた時間帯でした。

 っと、最後に……。

 ライゾウさん、またその勇姿を残しにお邪魔しますからね、いつの日か……ってのと、普通に金沢武士団ホームゲームに行ってるのをツイートから把握してよかったですよねとかリプライ飛ばしてくるベルティさんのライゾウさん愛の深さを感じた次第でした(笑)。

 ※富山のみなさんが静岡の皆さんのオープニング曲を使ってらして、そこに反応すると見せかけてライゾウパイセンの素晴らしさを説くライゾウパイセン強火勢の姿(笑)。 

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 Next Game
 第16節 GAME2
 富山グラウジーズ - 秋田ノーザンハピネッツ
 富山市総合体育館

 試験に出るBリーグどうでしょう 石川県・富山県という形で、金沢の翌日ははじめましての富山グラウジーズホームゲームにお邪魔してきた、その様子をお届けしてまいります。

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