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インタラクティブデザイナーを名乗ることにした

iCAREで2021年12月より働いているTatsuminです。今回のエントリーでは、入社3ヶ月が経とうとしている自分のことを、インタラクティブデザイナーと名乗ることにした理由と働き方について、私見たっぷりに話していこうと思います。

2022年2月デザイン本部発足

そして時は2022。2月よりiCAREのマーケティングチームと開発チームにそれぞれいたデザイナーが、デザイン本部所属になりました。マーケティングチームのデザイナーは主に社外向けのビジュアル制作を行うコミュニケーションデザイナー、開発チームのデザイナーはプロダクトのUIデザインを中心としたプロダクトデザイナーになりました。私もプロダクトデザイナーになる予定でしたが、自分の役割を考えインタラクティブデザイナーを名乗ることにしました。


デザイン本部でのわたしの役割

2月からの私のメインの役割として、「プロダクトの分析」と「導入後のUXサポート改善」の2あります。他には「営業資料の改善」や「開発チームの採用促進」などにもデザイナーとして取り組んでいきます。

それまでの業務内容と違って、新機能実装のUIデザインのような0→1のデザインを自分が担当する可能性はほとんど無くなりました。なので、自分はプロダクトデザイナーと名乗るほどプロダクトの開発にコミットするデザイナーではありません。


なぜインタラクティブデザイナーなのか

インタラクティブとは、「相互に作用する」と言った意味を持っています。Carelyのようなサービスは、ユーザーに情報を届け、ページ遷移を誘導し、「注文フォーム入力完了させる」のような一方通行のアクション目標を持つことが正解にはなりません。

ユーザーから情報を受け取り、ユーザーに必要かつ適正な情報を与え、ユーザー自身が次のアクションを選択してもらうような、Carelyをよりインタラクティブなサービスにするためのデザイナーが私の役割だと考えました。

今期の私の担当

具体的に、今期の私は何を行っていくのかについて紹介していきます。

その1:プロダクト分析

今までは機能の充実のため、ロードマップに基づいた開発に伴うデザインがメインでしたが、資金調達も順調にシリーズEまで成長しており、いよいよプロダクト分析が必要になってきました。

また個人としては、自分の携わった業務が実際に成果になっているのか悩んでいたことを相談し、自分が関わった機能の検証・振り返りがしたいと申し出ました。これは他のメンバーにも同様に、自身が携わった機能実装に対して、成果を感じてほしいと言う思いもありました。

事業のフェーズと個人的な希望が合致したため、デザイン本部としてログデータなどのファクトに基づいた分析を担うこととなりました。定量的な指標・ファクトを持って、プロダクト改善を目指します。

その2:導入後のUXサポート改善

もうひとつが、導入後のUXサポートの改善です。CSチームと協力し、Carelyのユーザーが何を求めているか、何に困っているかを拾い出し、プロダクトの改修が必要になればプロダクトデザイナーに持ちかけ、改善をしていくことになるでしょう。

Carelyではユーザーが気軽に質問できたり、新機能の説明を聞けたりたりできるユーザー会を定期的に開催しています。ここではユーザーのリアルな声や反応を見ることができます。また、ヘルプページやお問い合わせページから、ユーザーの声や動きを見ることができます。

そういったユーザーとCarelyとのプロダクト以外のタッチポイントを改善をし、よりユーザーにとって良いサービスとなるようデザイナーとして取り組んでいきます。

まとめ

心に留めておくこと

最後に、これからインタラクティブデザイナーと名乗る自分なりの大切にしたい想いを、有名な引用とともに書きたいと思います。

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目には見えないんだよ。

サン=テグジュペリ「星の王子さま」

ログ解析と言うと「データドリブン」「数値に基づいた定量的な」と言うことに意識が持ってかれがちです。しかし、本当に大切なのはその手前にあるユーザーの「悩み」であったり、またはCarelyの「強み」であったりします。本当に肝心なことは目に見えるデータや数値ではありません。

また、誰かが話してくれる言葉だけでもありません。ユーザーから直接いただく意見やお問い合わせで聞いてくださるような悩みや困りごとを拾うことだけでは不十分でしょう。うまく言葉にできなかったり、気づいていないうちにストレスになっていたりするような悩みにも気づく必要があります。

そして、わたしの仕事と働きがい

かんじんなことは目に見えない。そして、その目に見えないことを、目に見えるようにすることがデザイナーとしての私の仕事であり、腕の見せどころです。目に見えるようにしていき、誰かの嬉しさや安心につながっていけば、私はとても働きがいを得られるでしょう。

また、一緒に働く人たちに、実装した機能の成果を見られるようにして自分の仕事を実感してもらうことや、UX改善により業務負担が減って本来やりたかった業務ができるような、従業員にも働きがいを感じてもらえること。それも私の働きがいにもなります。


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