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April 2024

2024年4月1日


新年度のスタートを応援してくれるように気持ちよく晴れた月曜日。

先週まで欠かせなかった厚手のコートを脱いだのもあり、心も体も軽やかに。

街を歩く人たちの服の色もベージュや
オフホワイトが一気に増えた。

今、目の前をミツバチがくるくると
旋回するように飛んでいった。



お昼時、オフィスビルからぞろぞろと
スーツ着た人たちが出て来た。
5、6人で固まって歩いているグループは
新入社員だろう。

真新しいスーツとシャンと伸びた背筋から緊張感が伝わってくる。


僕はソイラテを片手に外で時間を過ごしている。日陰だとまだ肌寒い。

行き交う人たちを見ているとなんだかみんな
忙しそうで、なんだか自分が取り残された
そんな気持ちになる。


もしかしたら僕と同じように感じている人もいるのかな。

なんとなく焦る、そんな思いを抱いている人も。

振り返ると20代の頃は様々な変化があった。
30代も。
40代になると変化というより足場を固めるような時間になった。

特に僕の場合はコロナもあったので動くというより見つめることが増えた。


体力もある若い頃は追いかけることに
必死だった。
光って見えるような場所に向かって走る。
アイツより早く、あの人より眩しい場所へ!
素早く光に反応する猫のように
動くことが大切だと思っていた。

そうしないと置いてけぼりになりそうで、
不安だった。
出来るだけ全力で走ることが大事だった。


でも、走っていると周りの景色も人も良く
見えなかった。
誰かの頑張れや助けも優しさにも
その時は気がつけなかった。


今は少しずつ根を張り、人生という幹を
太くする、そんなステージなのかも知れない。
陽が当たる時もあればそうでない時もあるが、
いまは無闇に追いかけはしない。
嵐が来たらグッと根を張るチャンスだと捉える。

1年目の春の人、2年、5年、
10年目の春を迎える人。

それぞれの春。

僕はラジオDJとして25年目の春。
え、CLICK Z LINEからそんなに月日が
経つの、、、😱

様々な出会いもあるし、もう会わない人や
会えない人もいる。
それでも地球は周り続ける。

さっきまで日陰だったこの場所に
太陽の光が射してきた。

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