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ナンなん前回の続き 19/47
人生で初めてナンを焼いてみた。
前回からの続きである。
薄く引き伸ばした生地をナンとなく形を整え、
それっぽい感じにしてフライパンで焼く。
![](https://assets.st-note.com/img/1649838361453-mwGNkdQdOH.jpg?width=800)
フライパンは中火で、オリーブオイルを少し引いて
焼くのだが、インド料理屋さんで食べるナンは
タンドール窯と呼ばれる窯の壁面に生地をくっつけて焼く。
インド料理屋さんに行くとキッチンに置いてある
壺のような形をした縦型の窯。
シェフが伸ばした生地をペタペタと窯の内側に
貼っている姿を見たことがある人もいるのでは?
実は、このタンドール窯、日本の神田川石材商工という会社の
製品が国内でのシェア率トップを誇る。
神田川石材商工は1920年にドイツ式のパン焼き石窯の製造から
スタート。
2代目社長がパンの石窯の次の製品を探していた時に
タンドール窯と出会い、「これだ!」と試行錯誤しながら
オリジナルのタンドール窯を制作。
1968年のこと。
当時、東京にはまだ3軒しかインドレスランが無い時代。
出来た製品をお店に売り込みに行くも
「ウチは南インドの料理を出すお店だから要らない!」
と断られた。
そう、タンドール窯は北インド料理で使われるもの。
それでも諦めずに「インド料理にはタンドール窯」の精神で
売り込みを続け、ついに南インド料理店でもタンドール窯を
導入するというミラクルが。
1人の男の勘違いと熱意によって日本で
ナンが広まったらしい。すごいね。
日本でナンが広まった背景にそんな物語があったとは。
詳しくは
さて、時は流れ、家のフライパンでも
簡単にナンが焼ける時代。
![](https://assets.st-note.com/img/1649840083053-rPpPU6OBzv.jpg?width=800)
ぷくぷくと生地が盛り上がって来たらひっくり返す。
生地を薄く伸ばしたほうが早くぷくぷく状態になり、
早く焼けるが、モチモチのナンが食べたい方は
少し厚めにした方がいいかも。
![](https://assets.st-note.com/img/1649840183614-pj3tZNGxkt.jpg?width=800)
こんな感じ。
さて、このナンをどのカレーに付けようか?
一つだけだとナンだか勿体無いな〜ということで
今回は三つ一気に行きたいと思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1649840259214-K60z6Unhze.jpg?width=800)
まずは、豆のカレー、ダールから
![](https://assets.st-note.com/img/1649840294254-GGEsWYwt24.jpg?width=800)
袋の写真にもナンとの2ショット。
これはもう間違いないでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1649840348529-LRkUUtLY4u.jpg?width=800)
ダールにナンを付けて食べてみる。
メキシカンのブリトーに近い感じもある。
これは安定の味。
![](https://assets.st-note.com/img/1649840436966-dVPiJYTqjR.jpg?width=800)
美味しい。これはライスよりもナンの方が
断然合うと思う。辛くないし、箸休め的な感じで
他のルーも紹介したいと思います。
続いて、ビートルズのメンバーを思い出すような
「パニールマッカニー」
![](https://assets.st-note.com/img/1649840616217-zglqOuarD9.jpg?width=800)
パニールとはインドでよく食べられている
カッテージ風チーズのこと。
豆腐のような形をしていて、結構濃厚な味わい。
![](https://assets.st-note.com/img/1649840742978-15x1XHCN3z.jpg?width=800)
味は美味しいが、チーズが苦手な方はちょっと
厳しいかな。かなり濃厚なので注意して。
![](https://assets.st-note.com/img/1649840917807-V3sGVFyIfO.jpg?width=800)
「濃厚豚骨ラーメンのスープ」的な感じで
レンゲが立つではなく、ナンが立つ!
これはレトルトではなく、本場のインドカレー屋さんで
食べてみたい。
パニールマッカニー!
そして、最後は
「サグチキン」
![](https://assets.st-note.com/img/1649841066011-6xMr0WIU4n.jpg?width=800)
今回のカレーは名前のインパクトが強いな・・・
サグと聞いてThugという英語に変換してしまった。
Thugというのは凶悪な、悪、チンピラ、という怖いイメージの言葉。
ギャングスターラッパーの生き様をThug Lifeなんて表現する。
(Thug Chickenだと凶暴な弱虫になるね)
実際にThug Lifeというタイトルの曲をBROCKHAMPTONや
他のアーティストも歌っている。日本ではUVERworldも。
中でも2pacがNasと一緒にやっているThugz Mansionって曲が好きで
よく聞いてたな。これ、ぜひ聞いてみて。
おっと、音楽の話になるとつい脱線が長い。
「サグチキン」の話だ。
インド料理においての「サグ」は「菜の花」のことだが、
日本ではほうれん草を使ったカレーをサグカレーと言うらしい。
ほうれん草・・・となるとルーの色は・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1649842047822-uuTubw52iI.jpg?width=800)
「緑」想像してたよりも濃い緑!
写真だとカレーというより「もずく」のように見えるが
カレーです。
これもなかなか上級者の感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1649842214730-DsBRqahN9I.jpg?width=800)
では、いざ参らん!
ふむ、思ったよりもあっさりしている。
ん、辛いぞ。これは結構辛い!!
スパイシーなカレーだけどクセになる。
それにしても、一気に3袋を勢いづいて開けてしまったが、
さすがに食べきれず。
そして、ナンとルーの配分も難しかった。
だが、ナンは作るのも簡単だったし、3、4人で
カレーパーティーをするにはピッタリだと思う。
令和の時代、タコパ、ピザパに加えてナンパも
オススメである。
ご馳走様でした。
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