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昔、フレンチレストランでバイトしてたな〜15/47
昨日は、2月にオープンした中之島美術館へ。
現在、開館記念「超コレクション展」が3月21日まで開催中。
![中之島美術館](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74390630/picture_pc_2c1a426380f0cc4b455e0eab81f48c51.jpg?width=800)
佐伯祐三、赤松麟作、橋本関雪、高村光雲などの日本人アーティストから
モディリアニー、キリコ、ダリ、マグリット、バスキアなど
世界のアーティストまで美術館が誇る素晴らしいコレクションの
数々を堪能できる。
自分には絵の才能は全くないが、絵画などを鑑賞するのは好きで、
学生の頃はポップアートと呼ばれる作品に強く惹かれた。
MOMAでアンディ・ウォーホルの本物を大学生の時に見て
感動したのを覚えている。
他にもマグリットの風刺の効いた作品も好きだし、
部屋にエドワード・ホッパーの「ナイト・ホーク」のポスターも貼っていた。
こうして書くと、なんとなく詳しそうに思われるかも知れないけど、
いや、全く。
ただ自分が好きな人を挙げているだけなので、アートに詳しい人からしたら
大したことのないのでとても恥ずかしい。
ただ、美術館に展示されている作品を眺めながら自分の中で対話をするのが
好きな時間なのだ。
「どうしてこの人はこのモデルさんを描いたのだろう?」
「ヌードになっているモデルさんはどんな気持ちだっんだろう?」
「この部屋寒くてお腹冷えたりしなかったのかな?」
という全く取り留めのない、真剣な顔をしながら、
くだらない妄想をするのが好きなのだ。
そして、今回、中之島美術館で一つの作品と出会った。
モーリス・ユトリロの「グロレーの教会」
昨日、番組でも紹介したんだけど、ユトリロを「ユリトロ」と紹介してしまい
恥ずかしい思いをした・・・お腹が空いていたのかな。
グロレーの教会はフランス、パリから北へ15キロほど行った町らしく、
そこにある教会を描いている。
http://www.nak-osaka.jp/en/gallery_30.html
1909年にモーリス・ユトリロが描いたこの作品。
多数の作品が展示されている美術館で何故か僕の足はこの絵の前で止まった。
少しぼやけた空。教会の塔にある時計は夕方の時間なのか朝の時間なのか。
この三叉路の向こうには何があるのか。
グロレーという街に訪れてみたくなった。
100年以上前に描かれた油彩画。
絵には見るものに想像させてくれる余白がある。
もし、これが鮮明な写真だったらどうだろう?
「行ってみたい!」と思うかも知れないが、それ以上に写真から
伝わってくる情報が正確すぎて、想像する余白は無いかも知れない。
しかし、インターネットが発達した世界では新しい楽しみ方がある。
音楽でも、小説でも地名が出てくるとついGoogleマップで調べてみる。
「この街のことを歌っているのか」と歌の風景がより鮮明になるし、
小説は物語の舞台により入っていけるような感覚になる。
今回もグロレーの街をマップで探索しながらどこに、この教会があるのか?
ウロウロしてみると・・・・あった!!
https://www.google.com/maps/@48.9870716,2.3444995,3a,75y,321.25h,88.78t/data=!3m6!1e1!3m4!1s8Owsnq00wPKAnS74rxxjng!2e0!7i16384!8i8192
感動・・・・。
まさかユトリロも自分が描いた教会を、
遠く日本に離れた場所から一歩も動かずに
見られるとは思いも寄らなかっただろうな。
そうか・・・この場所にいたんだね。
ユトリロさんは椅子に座りながら描いたのかな?
今ではね、ピザ屋さんがそばにあるよ、ユトリロさん。
閑静な街並みをせっかくだからストリートビューで探索してみる。
ご飯屋さんはないかな?こういう町はね、
煮込み料理なんかが似合いそうだけど。
グロレーの町を歩いているといい香りがしてきた。
くつくつと丁寧に煮込んでいるような、スープだろうか?
いや、これは・・・・
![フォン・ド・ヴォー皿](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74390909/picture_pc_e70ee0cf3216a5177e1e99d7d5d89343.jpg?width=800)
ようやく来ましたー!
今回はまさかのアートの話で終わるかと思いましたが、
「フォン・ド・ヴォー」
フランス語で「だし汁」のこと。
昔、新宿にあるハイアット リージェンシーホテルの
フレンチレストラン、「シュノンソー」(すでに閉店)で
バイトをしていた時、シェフが「フォン・ド・ヴォー」が
いかにフレンチにおいて大切かをよく若いシェフに話していた。
僕はホールのウェイターだったけど、
この時に学んだ料理の名前やカトラリーは何となく
役に立っている。
ポワソンは魚料理とか、フロマージュはチーズとか。
(え、それだけ・・・汗)
今回のMUJIのカレーは
「フォン・ド・ヴォーのスパイシービーフカレー」
![](https://assets.st-note.com/img/1647424199171-nxgdQSO7xQ.jpg?width=800)
子牛の骨と香味野菜をじっくり煮込んだ出汁をベースにした
高級感のあるカレー。
パウチを開けるとまさに芳醇な香りに包まれる。
ちょっと贅沢したい時のカレーとしてもオススメ。
辛味も抑えてあるので食べやすく、まさしくTHE欧風カレー!という感じ。
ビーフももちろん存在感あって満足。
今回も読んで頂きありがとうございます。
ご馳走様でした。
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