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もういいよ配達亀にまかせよう
シリーズ・現代川柳と短文 063
(写真でラジオポトフ川柳151)
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漫画『るろうに剣心』に巨大な亀の甲羅型の盾を用いて戦うキャラクターがいた。魚沼宇水。原作では斎藤一の牙突で上半身を盾ごとちぎり飛ばされ壁に磔にされるという壮絶なラストを迎える宇水。アニメ版ではそのハードな描写は削られていた。真の宇水は隠されてしまったと言える。ぽっかりと空いた穴をわれわれはどうでもいい想像で埋めるしかない。あの巨大な盾、戦闘時以外はそれこそ亀のように背負っていたが、寝るときはどうしていたのだろうか。おそらく曲面を表にして床に寝かせていたと思われる。巨大な亀の甲羅。その横に仰向けになって寝ている宇水。その横に同じく仰向けになっている本物の亀。そんな図柄をあしらった暑中見舞い。
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