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第197回「6steps本郷」

▼日曜日。丸1日無免許医療の予定なし。世間的には三連休の中日らしい。いくつかアニメを観て外出。▼御茶ノ水近くのTOKAS本郷にて「6stepsを置いてみる」の最終日に参加。ダンサーで振付家の木村玲奈の取り組み「6steps」で使用されている6段の階段装置を空間に置き、過去の公演の記録や振付書の展示など、「6steps」を捉え直そうとする試みとでも言えばいいか。この日は木村と親交のあるダンサー・振付家の神村恵をゲストにトークも行われた。▼自分が初めて「6steps」を観たのは2022年の青梅で、その体験は以降の自分の価値観の何割かを作っているとさえ言える。トークの中でも出た言葉をそのまま引くのなら「スケベ」についてだ。スケベが顔を覗かせる。それをそのまま出すのかこらえるのか。なぜ出すのかなぜこらえるのか。そして、ダンスとはなんのことか。自分はダンスの門外漢だが、あの日の6stepsは、なにかを考えつづけるという行為そのものだった。観ながら、自分の頭の中でもぐるぐるとあらゆる考えがめぐりつづけた。そんな体験はいままでなかった。自分にとって6stepsは思考促進装置である。▼もっと言えば、自分には「6steps」がおもしろいのか、それを観ている最中の自分の頭の中がおもしろいのか、まだ句別がついていない。

▼これまでの無免許医



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