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ゴーヤチャンプルー・メディテーション

 2年前のものと思っていた日記が1年前のものだった。きょうもそこから書き写します。

 ゴーヤチャンプルーを作った。人生で2度目だと思うが、1度目にあったことはぜんぶ忘れていた。ネットでレシピを調べ、ようやく卵を使うことを思い出す。ゴーヤ、豆腐、豚肉などが炒め合わされたのち、最後に卵。結果、ほぼ「卵とじ」のような按配になった。

 レシピには、鍋に卵液を流し込み「そのまま10秒待つ」とあった。この一文が読みどころだ。本来の意味は「卵にほどよく火を入れて固める」なのだろう。というかじっさいわたしもその意味で活用したが、最初に読んだ直後は、その一文がまるで「なにもせず10秒間心をまっさらにして穏やかに過ごしてください」というような、ややスピリチュアルな手ほどきのように感じられたのだ。

 せわしない毎日に10秒間の真空を持とうじゃないか。というのがゴーヤチャンプルー・メディテーションの思想である。

(ゴーヤチャンプルーメディテーション/GCM)

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