ドラマセットを作るvol.18
今回はドラマ「VIVANT」に出てくる洞窟「恐竜の谷」の制作
完結編になります。
砂埃などの演出を加えてこのセットの空気感を表現してみたいと思います。
砂埃の表現
砂埃の表現にはボリュームテクスチャを使用しました。
ボロノイテクスチャとノイズテクスチャを組み合わせて煙のような
テクスチャを作り、それをモデルに反映させて砂埃を表現します。
洞窟の入口は狭いので円筒を使用して入り口部分に砂煙が出るように
モデルを配置しました。
ただ、これだけだと周りの塵やフォグを表現できないので、
フォグ用のボリュームモデルも制作します。
これらを適用して、光が入口から差し込むように調整してあげると
光の筋と煙が立っているように見せることができました。
砂埃についてはもう少し煙っぽい表現にできるようにしたいと
思いましたが、今回はこのまま仕上げたいと思います。
完成形がこちらになります。
岩と砂の境界をぼかしたかったので、ぼかし用の砂のモデルを作成したり
していますが正直あんまわかんないです。
さいごに
今回は短めですが、人工物と違って規則性のない形を作るのはとても難しく練習になりました。
スカルプトやボリュームオブジェクト・テクスチャについてはもっと
勉強する必要があるなと実感しました。
また、砂の足跡をはっきりと表現できなかったのは残念です。
これらの技術をマスターしたら上記の点を改善して、もっとリアルな
セットに仕上げてみたいと思います。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?