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これから先ずっと独身だったとしても私は私を大事にしようと思えた恋物語

#忘れられない恋物語 を見て思い当たる物語は今のところ一つだけ。なんでか高橋優さんの「明日はきっといい日になる」が流れるけど、今ではまぁいっかと割り切れる笑い話になっている。

復縁間近の相手と上手くいかなかった。海外転勤を控える人間の多忙さを甘く見ていた私が彼の怒りを買ったその日、彼の職場近くの店で待ち合わせていた友人夫婦が彼を尾行していたのだ。
「自分たちの方が待ち合わせ場所に早く着きそうだったから時間を潰そうと彼の勤め先を素通りしたら出てきた、どこに行くのか気になったから夫(以下夫さん)の運転で追いかけてる」と車で向かう道中かかってきた友達夫婦・妻さん(以下妻さん)からの電話(ナビにスマホ接続しております、もちろんのこと)。
私の脳内で勝手に某小峠さん登場していただいて「なんでだよ!?仕事中だから取引先とかだろうよ!」とツッコミ炸裂からのアウトプット。
落ち込んでいたとはいえ、彼らのフットワークの軽さも甘く見てた。翼を授けるレッドブルもビックリのレベル。

自分の思いを伝えたLINEに対する返事をカラオケ店で目にした時は、別れた時のような絶望も号泣もなかった。
独りじゃなかったこと、私の報告とスマホ画面を見た妻さんが大きな声を挙げて泣き出した隣で動揺する夫さんがEXILEの「Lovers Again」を予約していたと知った時の可笑しさの方が上回ってしまったのがいけない。(むしろナイスタイミングか)
独りじゃなかったから抱え込まなかったってのもある。縁がなかったんだから仕方ない。未練も後悔もない。夫さんの選曲は泣かそうと狙ってたんか!とは思ったけどね。

誰かのために泣く人は強いと思う。妻さんが泣いてくれたことで自分が落ち込み続けるのを回避できた影響は大きかった。彼女が泣いてくれたことでカラオケは歌い続けられたし、冷静かつ俯瞰することができた。
自分の恋愛・人生で譲れないものは何か、この先どうしていきたいか。結論はタイトル通り。
私を一番に大事にできるのは私しかいない。彼も、これから出会うかもしれない人も、自分の何かを犠牲にして大事にするならまず自分だろう。

聞くところでは彼は変わらずご存命とのこと。何よりです。これぐらいの距離感がちょうどいい関係だったんだな。

思い通りの 人生じゃないとしても それも幸せと 選ぶことはできるまぁいっかと割り切れなければ とっておきの笑い話にしよう

高橋優 明日はきっといい日になる



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