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【結婚は人生の生存戦略だと思う】-どうして人は結婚するのかを真面目に考えてみた-

連日、何で人は結婚するんだろう…って考えてたけど、結婚することでこの先の時代を死ぬまで一緒に戦い抜くためと思ったらすごいスッキリした。

例えば私はフリーランスだから、仕事は自由に働けるし、時間の縛りも給料の縛りもない。けれど、社会的信用は0に近いから、家を借りたりローンを組んだりすることは、現時点では難しいだろう。

時間や働き方に縛られること自体が苦手なので、リモートワークに近い会社か、ある程度自分の裁量でやっていいよという会社がない限り、誰かの元で働くことは、この先もなかなかない気がする。

でも、もし相手が正社員で、社会的信用が100あれば、家を借りたりローンを組んだりすることも簡単にできる。夫婦となり家族になれば、私は「正社員の妻」となり、社会的信用も0ではなく100にレベルアップする、というわけだ。

これまでできなかったことが、一気に、グン、とできるようになる。

ひとりでそれを叶えるのが難しかったことが、2人になった瞬間にスピードアップする。

そんな風に考えると、だんだんと「結婚」というものの本質が見えてきた。(ような気がする)

そうか、夫婦というものは、「たとえ2人きりになったとしても、この先の時代を協力し、助け合い、生きていくという生存戦略を立てられる相手」というものなのか。

もちろんこの生存戦略を立てる相手に、どんな人を選ぶかは人によって様々だし、こういう人がいいよ!というのは、100人いれば100通り、あっていいのだと思う。

「相手といるだけで癒されて何倍にも仕事が頑張れる」とか、「自分にはない○○なところに惹かれる」とか、「とにかくめちゃめちゃ愛してくれる」とか。

自分が納得する相手なら、どんな人を選んだっていいと思うけれど、あえて結婚という2文字に縛られるのであれば、「なにがあっても一緒に協力して生き抜く」という意思がある人としたい、と思うのは、きっと、私だけではない気がする。

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だって、もし、「俺は先に死ぬから、お前はお前でやってくれ」みたいな人だったら、結婚をしたとしても、そのパートナーは自分の生存戦略には協力してくれないもんね。

明日地球が壊れるから、なんとかこの先は2人で生きいかなきゃいけない!みたいな状況で、真っ先に自分だけ死んでしまうような人とは、私は未来を歩めないと思ってしまった。

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私は別に不倫とか離婚にそんなに敏感なタイプではないけど、世間から「夫婦」として認められれば、その先にどんなに好きな人ができたとしても、そのパートナーと付き合うことは、今のパートナーと離婚しない限りは難しいのだろうな、と世間の風潮を聞くたびに思う。

そして結婚は、現時点でその人がすごく素敵に見えたとしても、あと10年後、20年後に自分がどう思うのか、相手がどう変わっていくのかはわからないから、爆竹とか墓場とか言われるのかなぁ、とも。

それでも、「自分の生涯のパートナーはこの人です!」と言い切るのだとしたら、たとえ世界が真っ二つに割れてしまっても、2人だけしかこの世界にいないとしても、一緒に生き抜いていける人とがいい。

結婚は、人生を生き抜くための生存戦略。別にソレを「ひとり」でやり抜けないわけではないし、「ひとり」でいることのほうが楽ならば、私は結婚を推奨しない。でも、どうしても結婚したいという人がいるならば、やっぱり、人生を生き抜くための相手という定義が、自分的には一番しっくりくる。

もし、私が結婚をするときは、人生の生存戦略を一緒に練れる人が表れたとき、だと思うし、それ以外に結婚に今の所メリットを感じていないから、楽しむだけなら、恋愛のほうが何百倍も楽だなぁと思っている。

でも、結婚した友人や、長く続いてる人たちに「どうしてその相手を選んだの?」と聞くと、みんな口を揃えて「相手を尊敬してる」とか「自分にないものを持ってる」っていうのは、やっぱり、何十年先も自分の隣を歩く人というのは、そういうものなのだろうな、とも思う。

結婚は人生の生存戦略。

一緒に歩みたい!と思う人ができたら、どんなふうに2人なら人生を歩めるか一緒に考えてみよう、と思う。

世界が真っ二つになっても、この人なら生きていけるという戦略を立てられる相手なら、きっと大丈夫な気がするね。


あなたがくれたこのサポートで、今日もわたしはこのなんの意味もないかもしれないような文章を、のんびり、きままに書けるのだと思います。ありがとう。