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7月下旬といえば、だいたいの大学が前期試験期間である。ここでしくじったら4月からの半期15週がまるまる水の泡となるから、熱帯夜も線状降水帯もお構いなしで誰もが血眼となる。 しかし学業ばかりにかまけてもいられぬ。部活、サークル、合コン、くっちゃべり、バイト、居酒屋、デート等々、「ニューノーマル」なるバカっぽいカタカナ語の占領下とて青春を謳歌したいものだろう。 そこで伝家の宝刀「いいわけ」の出番となる。 毎週マーキングかのように最後列にダボダボの尻を着けてApexに
ある都内の私立大学、後期は「対面授業」だった。新型コロナとともに遠隔授業が流行っているが、語学は演習科目として事務方から夏にお達しがあったのだ。ただし「学生が体調不安など訴えれば個別に対応せよ、既往症や家族構成等から通学に不安のある学生もいるので柔軟に」との注記あり。 要するに希望があれば「対面と一緒に遠隔もやりなさい」というわけである。もちろん給料は変わらない。教員の負担など目クソ鼻クソにしか考えていない職員の言い分だが、非常勤風情に文句は言えぬ。 10月第一週の