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快適な睡眠をとるための寝室づくりのポイント

寝室の家具のレイアウト

お部屋の広さ、ベッドの大きさと数、窓の位置、収納などの家具の量で最適なレイアウトが変わってきます。

一番は、窓の位置でしょうか。ベッドに近いと窓からの窓からなるべく頭が離れるようにする方が、光や温度、音の影響を受けにくいです。

そして、寝室の窓は冬に結露しやすいので、窓の掃除がしやすいようなレイアウトがおすすめです。


ベッドマット、寝具の選び方

寝ているときに一番体にふれている、ベッドまわりの環境も大事です。特にベッドマットは、起きた時の体調にも影響があります。

マット選びの際は、お客様に必ずマットのショールームに行ってマットに寝て体験をしてもらいます。それでも、横になっている時間が短いと難しいですが、できるだけゆっくり見ていただくといいと思います。

特に難しいのは、ご夫婦で同じマットで寝られる場合で、体形や好みが違うときです。対応策としては、合うマットの幅は狭い方になるべく合わせるようにして、その他ベッドパッドなどで好みを調整をします。私自身は子どもを産んでから、夜眠りが浅くなり、振動や音に反応しやすくなりました。そんなときは、ベッドマットが分かれていると本当は眠りやすいと感じています。今後、日本の住まいに合う、上記の問題解決できる快適な睡眠を促すマットが登場することを願っています。


寝室の環境をつくるには温湿度、光、音が大事

快適な温湿度は、16-26℃、湿度は50-60%が快適と言われています。ベッドルームは、寝ているときに汗をかくため、夏は湿度が高くなりやすく、そして冬は窓側が結露しやすく、カーテンにカビが生えると相談を受けることが多いです。

カビ対策は、ほこりをとる、湿度を抑える、結露をこまめにふき取るなどが有効です。でも忙しいとなかなか掃除が行き届かないですよね。

対応策としてはエアコン、除湿器、加湿器を駆使して管理するのが楽です。リフォームなど考えている方は、壁に使う素材などでも緩和させることができます。また、家具のレイアウトで、お掃除がしやすい状況をつくる、結露など変化に気づきやすいようにするなども有効ですよ。


睡眠のリズムに影響がある光をコントロールする

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光は、体の生体リズムに影響を与えます。よく携帯電話のブルーライトが良くないと聞きますよね。ブルーライトの波長が短い青い光が、睡眠のリズムに直接影響を与えるためです。

https://www.racrea.com/archives/2971

ポイントとしては、インテリアとは関係がありませんが夜携帯電話を見ないこと。なぜかというと、目からの距離が近いので影響が大きいです。

インテリアの照明では、明るくしすぎないこと。間接照明のようなやわらかな光、夕日やろうそくのようなオレンジ色の光、光源(電球)が直接目に見えないものが最適です。

照明の位置も大事で、寝る時間に合わせて、なるべく天井についている照明から光を浴びる時間を減らしましょう。高い位置の光は、日中の太陽の位置なので睡眠から遠ざかります。間接照明や低い位置の光がおすすめです。天井についている照明であれば、明るさが調整できるものは、50%以下にするなど明るさを抑える方法もあります。

ただし、こどもが勉強するときには、これだと眠くなってしまうので、こどもを勉強させるなどの場合は、スタンドライトなどで手元の明るさを確保してあげてください。複数の人が住んでいる住まいでは、それぞれ生活リズムが異なりますので、必要なところにスタンドライトなどで部分的に光を足すことで対応されると良いと思います。



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