中学からつるんでる男三人組が、十年経った今も続いてる話

彼らとは中学・高校が一緒で、その頃からずーっと仲良くしてます。私含め三人とも、あまり群れるタイプではないので、ずっと一緒にいたわけではないのですが。三人とも別の部活に入っていたし、お弁当も毎日一緒に食べてたわけじゃないです。クラスや部活で、それぞれ別の仲良い友達はいましたからね。おまけに趣味も属性も全然違う。それでもなぜか仲良くなって、いつの間にかセットのようになっていた三人組でした。
いや。今考えればセットというより、「一匹狼がたまに三匹でいる」という言い方が正しかった気がします。

ところで、地方出身の若者は、高校を卒業したらだいたい県外へ出ます。私たちも同じで、私とA君は上京。B君は遠くの大学へ行ってしまいました。
A君とは当然の如く交流が続き、互いの大学に遊びに行ったり、休みの日に家に泊まったり飲みに行ったりする仲になりました。
しかしB君と会うのは、一年に一回も無いくらいになり、LINEもほとんどしなくなりました。それでもなぜか、築き上げてきた関係が崩れる気はまったくしませんでした。友達ってこういう事なんだろうと、二十歳を超えてからやっと気付きました。

そして来年からなんと、私とA君は同じ会社で働く事に。そしてB君は、同じ業界のライバル企業に。その会社どうしの距離はめちゃくちゃ近くて、いつでも会える距離。また楽しくなりそうです。(笑)

本当に人生はよく出来ていると思います。性格も違う、部活も趣味も合わなかった三人が、いつの間にか仲良くなって、十年経って酒を酌み交わしている。これだから人生は面白い。

以上、ラケットでした！　ばいばい