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『求道のマルメーレ』#4 第二編 背中に棲む獣(二)

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第二編 背中に棲む獣(二)

 猛った影の濁流が、最後の一滴までのど元を過ぎる。遠くで響いた波の行き来が鼓膜を揺らしている。
 しばしの沈黙を破り、穴の空いた左腕の爪先がピクリと動いた。思い出したように切れ長の目が開かれる。
 途端に青ざめた唇はわななき、ひきつった笑い声をあげた。お互いを打ち消し合ってほとんど音になっていない六つの声色が響く。ふらつきながら立ち上がったレギオンは、たどたどしく振り返った。
 その時、風向きが変わった。ランタンの熱が生んだ気流のせいだった。鎖が軋み、灯りが振られる。揺らぐ炎に照らされた鋼は、無機質な顔でそこに立っていた。
「……何、してるの?」
 その、心臓をヤスリで舐めるような声音に震えた黄色の瞳は、されどすぐさま頬を緩ませひざまずき、滑らかにまとまった鋼の髪を見上げて言った。
「ニェフリート王女殿下、お会いできて光栄にございます。私はかつて、地神王女に仕えておりました第二使徒、レギオンと申します。本日より殿下にお仕えすべくはせ参じました。地神神技の扱いもままならぬ第一使徒に代わり、必ずやご期待に応えてみせます。つきましては——」
 そこまで聞いてレギオンの言葉にさっぱり興味をなくした鋼は、その口の端に圧力のかかったような擦過傷を認めると、視線をくるくると走らせだした。左のこめかみから流れた血の跡と顎先の挫創、左腕の刺創を順に目で追って、ただその肉塊を見下ろす。青ざめた唇に反して高揚した頬と、ざんばらに散った髪の下劣な様に、鋼の上唇が引きつる。ひざまずいたその姿を差した指先が、痙攣のように震えた。
「今、私のものに……何をしているのかと聞いたのだ、答えよ!」
 少女のものと思えないほどの低く唸るような声音と、カッと牙をむきだした獣のような表情に、レギオンは一瞬ぴたりと動きを止めた。そしてあたふたとうろたえ、非礼を詫びるような内容の言葉を連ね始めた。
 まるで分かっていない。鋼はそう思い、あからさまに顔をしかめた。同じ言葉だというのに、また通じていない。それはもう飽きたのだが、この調子では多分、不満を言っても意味を理解しないのだろう。誤解と偏りで隙間を埋めただけのハリボテを、真理だと思い込んでいる。形骸化した執着心が自分を満たすと信じている。これは人間だ。考えるのをやめてしまった人間にそっくりだ。こんなのは、全くもってつまらない。
 熔岩洞の、もとい霊道の岩壁は、並べられた聖水の瓶が発する光によってところどころ淡く照らされ、その奥行きはまるで火を吹く魔物の喉奥のようにおどろおどろしく光っていた。波の音と風の音が、脈動と呼吸のように響く。
 鋼はなかば無意識に、左手に持っていたランタンをその場に落とした。ガシャンと派手な音をたてて炎が消える。レギオンを囲むようにこぼれていた聖水の蒼い光が、入れ替わりに岩肌を覆った。それはまるで、空から鋼を照らす月光そのものだった。
 たちまち、ずおぉーーんという深い音が辺りを揺らす。それが幻聴であると気付いた瞬間、鋼の意識は胸骨を叩いた鼓動に突き飛ばされた。
 視界は鮮明で、失神したわけではないらしい。しかし鋼は半ば呆然としてしまって、意識が体の外側で浮遊しているかのような感覚に陥っていた。体と意識との間を、半透明で柔軟な膜のようなものが隔てていて、どうにも元に戻れない。まるで夢を見ているようだった。
 物の輪郭がふやけて、色収差が起こった写真のように視界が歪んでいく。そっちはだめだと自制する意識も、膜が邪魔をするから体に伝わらないのだ。次第に、背後で自分の影が黒い獣のように膨れ上がったり、その不気味に裂けた口のような部分から唾液が滴ったりしているように思えだす。
 こうなるともう鋼には、車窓から暴走列車の旅路を傍観するよりほかに、なにもすることができなかった。
 ネグリジェを締めるベルトに固定された、蓋のない水の瓶が小刻みに震えた。藍色の髪が柳のように垂れている。さっきまで波の音がしていたはずの熔岩洞の中は、微かに息の音がするだけだった。
 不意に、ブーツを履いた足がレギオンの眼前まで近付いた。レギオンが期待をあらわに見上げる。少女の爪先は、ほどけて散らばった黒い髪をゆっくりと撫で、突然そのまま掴み上げた。一瞬しかめられたレギオンの顔が、戸惑いを取り繕って笑みを浮かべる。
「あ、あの、ニェフリート殿下。少し、痛いです。」
「へぇ……そっか、痛いんだ。痛みは認識できるんだね。」
 乱雑に手を離し、「よかった」と、少女が無表情のまま呟いたのを聞き逃さなかったレギオンは、若干の焦りを見せた。だが思考の暇を与えず、ネグリジェの裾がレギオンに近付き、膝が地に着いた。レギオンがますます首を垂れる。それに追い打ちをかけるがごとく、少女はさらに詰め寄った。
「彼はね、私のことをニェフリートとは呼ばないの。教えてもらわなかったみたいだね。」
 少女が薄ら笑みを浮かべて言う。レギオンはひれ伏したままでたじろいだ。
「私は複数にして一つ。王女殿下の使徒として一層お役に立つため、この体をより有用に使役していただけるよう——」
「だからぁ、私が彼にどういう言葉遣いを仕込んだか、分からないんでしょう? 君は身の程もわきまえず、この私に向かって、それをまた一から教えろと言っているんだよ?」
 言葉を遮って、シアンブルーの見開かれた目がレギオンをなじる。
「王女殿下、私は——」
「もういい、レギオン。特別だ。君に良いものを見せてあげよう。」
 再びレギオンの言葉を断ち切り言い放つと、聖水に濡れた膝はするりと立ち上がり、しなやかな手は水の瓶を逆さにした。無重力下にいるかのように、瓶からこぼれた水滴が宙を舞う。わずかに首をもたげたレギオンは、きらめきたゆたう水を眺めて嬉しそうに揺らいだ。
 少女の指先が一粒の雫をつまめば、それはまたたく間に尖った氷となった。その切先が逆の手の親指にあてがわれる。プツリと滲み出た血を口に含むと、唇が紅く色付いて妖艶に照らされた。
 前触れもなく、血に濡れた唇が言う。
「女王との契約だから、一方的に解除するとまた怒られるんだろうけど……もう、そういうのはどうでもいいな。面倒だし。」
 そう呟きながらこっくりこっくりと危なげに傾げられていた首が、藍色の髪と一緒にかくんと落ちた。
 途端に唇が息を吸い込み、前傾になっていた上体が起き上がる。宣誓のように右手が掲げられた。
「我がニェフリートの名とその血の元に、我が身に掛かる神技封じを解く。この時、この場、この身に応えよ。」
 露の滴る弦を弾くような声だった。一滴の雫が明鏡止水に落ち、波紋を起こすように抵抗なく広がる。それは、まるで手足が際限なく伸びていく感覚のように思えた。寒気立つような不快感と、嗜虐心を揺さぶる全能感が全身を駆け巡る。
 レギオンの表情が、膨れ上がっていく水の匂いに陶酔した様に緩んだ。血が通うような感覚を瞑して味わっていた碧眼が、吐息と共にようやく開かれる。艶美な微笑は小首をかしげてレギオンを見下ろした。
「彼はもうずっと、私が用意した水しか飲んでないの。だからその体は私のものなの。彼を構成するすべての水分子が私の命令に従う。温度も、形状も、座標も、すべて。」
 そう言って、人差し指が振るわれた。
 次の瞬間、レギオンはもう動けなかった。指一本どころか心臓を動かすことも許されなかった。呼吸もままならぬレギオンが、何とか視界の端にネグリジェを纏った少女を映し、その瞳を恐怖に染める。爛々とした目でレギオンを見据えた少女の表情は、すこぶる楽しそうに歪んでいた。息を詰める声がわずかに漏れる。そこに乾いた嘲笑が混ざる。
 赤い唇は再び親指の血を吸って、高らかに右手を掲げた。
「十戒よ! 我が命に応え、レギオンの魂を永久に追放せよ!」
 途端、叫びとも喘ぎともつかない声が洞窟に響いた。座標移動を許された体が弓形にのけぞり、かと思えば縮こまって震える。のどを掻きむしるように手が引きつり、足が伸び縮みを繰り返す。翅も脚ももがれた蝶のようにのたうち回るレギオンの顔を覗き込むために、少女は大げさに腰を折った。
「君、おしゃべり好きだよね。ねぇそうでしょ?」
 当然レギオンには返答の余裕などない。それでも彼女はお構いなしに続けた。
「この禁忌古術ね、もう一五〇年もの間、全神会議からの許可が下りてないの。残酷だからなんだって。私にはそこんとこがよく分かんないんだよね。十種の苦痛を魂のみに強制する追放の儀の、一体何が残酷なんだろう。君の魂が君自身の判断で死んじゃうだけであって、最後まで自己判断を奪われないんだよ? 希望と絶望とを交互に与えられ続けてなお終わることの許されない人生と、究極の苦痛を理由に自ら死ぬことを許されてる追放刑。君は、どっちが不自由だと思う?」
 碧眼がなぶるようにじっと見下ろす。涙と脂汗で顔中を濡らし、はぐはぐと息を繋ぎながらブーツに縋りついた腕は、六つの声音は、どうにか震える声をあげた。
「ど、して……愛し、くれない……?」
 宙を掴むようにただひたすら「なぜ」と繰り返す残骸は、その体に似合わずひどく老けて見えた。小さな頭がこてんと首をかしげる。
「それ、答えになってないんだけど。」
 大きく見開かれた碧眼がそう吐き捨てたのを認識できたのか。あるいはとっくに意識なんて霧散していたのか。どちらにせよその魂はわずかな痙攣だけを残して果てた。右手が振り払うようにして十戒を解術する。
 束の間、赤い唇から深く息が吐きだされた。後頭部を覆い包んでいた獣の影が、うなじに戻っていく。
 それと同時に、体との間にあった膜がどろどろに溶けて意識を包み込むのを、鋼はぼんやりと感じた。外界と自身への嫌悪感で、四肢が胎児のように縮こまる。紫がかった闇が視界を埋め尽くす気がした。直後、瞬間的に息ができなくなって、そのまま膜ごとずるりと滑り落ちる感覚が襲う。
 咳き込むように息を吹き返した鋼は、途端にひどい虚脱感に襲われた。水に浸かったような体の鈍さが脳を麻痺させ、重心を少し動かすだけで疲労が脚まで落ちて膝が笑う。
 鋼は数回まばたきをして、ぐったりと伸びた黒刃の体を視認した。緩んだ唇の間から、フ、と吐息が抜ける。
「……金継ぎ。」
 鋼の発声に応じて、空中を漂っていた水蒸気が水に変化した。混じり気のない水は、ゆるりと弧を描いて黒刃の手首の傷を覆う。透明な水の中に血の通り道が再建されるのが見えた。次いで呼応した黒刃の体内の水分が、ひびの入ったあばら骨を支える。鋼はそれらを見届けると黒刃を仰向けに転がして、濡れた顔に張り付いた黒髪を爪先で剥がし、その頬を叩いた。
「黒刃。帰っておいで、黒刃。」
 黒刃の顔を服の袖で拭い、右手で頸動脈に触れる。と、突如、黒刃が咳き込んだ。胃の中身と一緒に、腐肉のような悪臭のする黒いものが吐き出される。窒息しないよう回復体位を取らせ、鋼は黒刃の背中をさすった。
「大丈夫、もう大丈夫だよ。おかえり、黒刃。」
 あやすように黒刃をなだめながら、鋼は岩のくぼみにできた血だまりの数と大きさを確認し出血量を測った。黒刃の体重から換算された数字で重症度を割り出す。そうして鋼はやっと、息を荒げ震える体にカーディガンを羽織らせ、彼の汚れた口元を拭った。暗い濁りの失せた黄色い瞳が、ぼんやりと鋼を見上げている。濡れた額に浮かぶ鱗模様が、さっきよりも濃く見えた。
「帰って来てくれてありがとう。」
 鋼はそう言って黒刃の額に口付けると、彼から見えないように、自分の右の手首を氷で裂いた。滴った血液が水に受け止められ、黒刃の左手の傷口に注がれていく。点滴に似た原始的な輸血だった。
「安定するまで我慢してね。」
 そう言って鋼が手を握っても、黒刃はぐったりとしたまま動かなかった。しばらくして、鋼が自身の出血量の限界を目測し、傷口に水で圧力をかけ止血する。裂けた肉が閉じていく冷えるような痛みにしかめ面が浮かんだ。と、それに気付いたらしい黒刃が、鋼の手を力なく握り返す。
「大丈夫。何ともないよ。」
 そう言いながら急激な出血にくらむ目を細めて、鋼は右手を握ったり開いたりした。黒刃の鼓動に合わせてじわじわと輸血パックの中身が減っていく。
 霊道の中には、肌を刺すような冷気が漂い始めていた。この量の輸血には、体温が低下するのに十分な時間がかかるだろう。転がったランタンを引き寄せた鋼はマッチを持っていないことに気付いて、仕方なくその中に水を押し込んだ。
「妖狐。」
 唱えると、水が霊道内の光を反射してきらめきだす。鋼は腹に力を入れ、吐瀉物の中からねばついた黒い塊を浮かし取って、ベルトのポーチに入っていた瓶に押し込んだ。水を流し込んでから蓋をする。
 黒刃に視線を戻すと、彼はうまく焦点が合わないのが気持ち悪いのか目を閉じていた。指先がピクピクと動いている。鋼は指の甲で、しつこく黒刃の顔に絡んでいる鬢の毛を掃った。
「移動しても平気?」
 黒刃の応答が掠れる。鋼は黒刃の肩を撫でて微笑んだ。
 姿勢を正すと、鋼の周りに集まった水蒸気が次々と温水になって、ロボットスーツのように体を覆った。鋼が黒刃の肩を支えると、温水が黒刃の体をも包みこむ。温水が二人の体を包み終わると、鋼は軽々と黒刃を抱え上げた。ヒビのあるあばら骨に負荷がかからないように体位を調節する。
「痛みは?」
 鋼が尋ねると、黒刃は微かにかぶりを振った。
 体を包んだ水が少し温度を上げる。『妖狐』の入ったランタンが宙に舞い、踵を返した鋼の足元を照らし始めた。鋼はようやく黒刃から目を離して前を向くと、思い出したように口を開いた。
「子狼がね、教えにきてくれたんだよ。今度お礼しに行こうね。」
 応答だったのか、黒刃の吐息が首筋にかかる。肌を覆う水の膜に体重を預け、鋼は黒刃の首筋をさすった。脈が安定してきている。鋼の緊張していた瞳は、やっと安心したように緩んだ。
 ふと、黒刃の麻痺したように縮こまった手が鋼に触れる。鋼は微笑み、黒刃の肩をトントンと優しく叩いて応えた。
「大丈夫。ほとんど補助だから痛くないよ。」
 ぴちゃりと音をたてて、ブーツが水溜りを踏みつける。
 霊道の中に、他のゴーストらしいものは存在しなかった。ただ、本来なら小瓶に入って足元を照らしているはずの聖水が所々こぼれていた。大方あのレギオンの、もといレギオンから生まれたゴーストのせいだと、鋼は口を引き結ぶ。執着以外への注意散漫を思えば、ゴーストが聖水の器を引っかけながら進む様は容易に想像できた。唇が震える。
 地震のあった日から、いや、黒刃の元主人が選別で脱落した時からだろうか。なんの因果だというつもりなのか、異例続きが過ぎる。むせ返るような怒気が再びみぞおちを上ってくる気配に、鋼はますます腹に力をこめなければならなかった。
 鋼は切り刻まれてバラバラになった大岩を飛び越えると、大岩代わりの水を霊道の入り口に張りなおした。鋼の指先がまた黒刃の肩をさする。
「ね、黒刃。自分で脱皮できそう?」
「わ、か……ない」
「そうだよね。……手伝ってもいい? ほら昔、蛇のお世話の動画とか見てたから、なんとなくわかるしさ。」
 冗談めかして笑うと、何やら謝るようなことを言う。鱗のように硬くなった黒刃の皮膚が、もうすっかり黒ずんでいるのが見えた。
 月明かりが平原を照らす。なるべく黒刃を揺さぶらないで済むように、鋼はゆっくりと小道をたどり森の端に入った。だが次第に、黒刃の呼吸が荒くなってくる。縮こまっていただけだった右手も、トカゲの手のように変形しつつあった。
「我慢しなくて良いよ。」
 慌てそうになるのを押し殺しながら言ったが、黒刃は頑なにかぶりを振る。鋼は困り顔で彼をそっと地面に下ろした。薄く開いた黄色と目が合う。鋼はそれに優しく微笑みかけ、長身を腹這いに転がした。蚊帳のように覆い被さって、月明かりを遮る。
「器の形がちょっとくらい違ったって、俺は気にしないよ。むしろ黒刃が全部人間だったら、俺たち、一緒にはいられなかったと思う。だからね、全部見せていいんだよ。」
 そうささやいた影が黒刃の体に落ちてから一呼吸の後、荒かった息が詰まって、声にならない音が漏れ出た。四肢が縮み関節の位置が変わり、黒い恐竜のようになったかと思えば、さらに手足が小さく変形していく。尾が長く伸び、口が大きく裂ける。やがてくったりとして動かなくなった黒蛇は、しばらくして首をもたげた。古い皮が浮いて白んだように見える黄色い瞳が、静かに月光を受けている。
「頑張ったね……ありがとう。」
 鋼が乾いた肌を撫でると、赤い舌がちろりと出てきて腕をくすぐった。やはり変身を我慢していたのだろう。先程よりは落ち着いているようだ。首を伸ばしておとなしくしている。
「湖までもうちょっと我慢してね。」
 鋼は要らなくなった服を絡め取ると黒刃の胸の辺りを両手で持ち上げ、腹に沿って水の床を作り、彼を抱えた。ひんやりとした体を肩に羽織る。肩回りを水で分厚くしてやると、黒刃はそこに頭を預けて動かなくなった。
「手毬。」
 声が通る。遠くで二人の様子をうかがっていたフクロウは、急に肥大した水の塊に驚いて飛び立った。鋼はひと一人が収まる程度の『手毬』の中に黒刃の服を投げ込むと、次いで黒刃を抱えたまま乗り込んだ。『手毬』がゆっくり進みだす。『妖狐』が入ったランタンが、その行先を照らした。


この度のお話、お楽しみいただけましたでしょうか。今後も、内容やテーマに対して責任をもち、読んでくださるみなさまに思いが届くよう、作品と真摯に向き合っていく所存でございます。 もしも支持したいと思っていただけるようであれば、サポートという形でお気持ちをいただけると恐縮です。