「無理してまで立派である」って?ー#家族募集します ドラマレポート①
TBSの新金曜ドラマ「♯家族募集します」。SNSの投稿をきっかけに、シングルファザーとマザーを含む大人4人と子ども3人がシェアハウスを始め、新しい家族のカタチを築いていく物語です。
RACでインターンシップをしている、大学生のなっちゃんです。
今回のnoteでは、ドラマ「♯家族募集します」第一話の感想を書いていきます。
最後の泣き笑いのキャッチボールには、本当に心動かされて、そこについても熱く語りたいのですが、今回は少し別の角度から、振り返ろうと思います。
私の中で、次の一言が印象に残っています。
「無理してまで立派である必要あるのかな?」
無理して笑うシングルファザーの俊平に、幼馴染の蒼ちゃんが投げかけた言葉です。
私は子どももいないし、ましてやシングルでもないし、登場人物の俊平でもないので、その答えを返すことはできません。
でも、「立派」であるってどういうことなんでしょうか?
自分の母のことを、私は「立派」だと思います。私(と弟)をこれまで育ててくれました。上から目線みたいな言葉でしっくりこないし、自分の母親を自慢するのかって感じですけど(笑) でも、俊平たちみたいな「立派」さとは、少し(いや、かなり?)違うと思います。
母は専業主婦です。私が陽くんくらいの歳の時は、車で10分くらいのところに住んでいた祖母も健在で、よく預けられてました。弟が熱を出した時も、幼稚園の保護者会の時も、疲れて仮眠したい時も。
それに喜怒哀楽も激しい人なので、笑顔の印象だけでなく、人付き合いでイライラしている姿も、父と喧嘩して泣いている姿も、疲れすぎて私や弟に怒る姿もしっかりと覚えています。
それでも、私は母を立派な母だと思うし、大好きです。俊平たちが抱いている立派さは、私の母の立派さと違うみたいです。
「立派であること」って人によって、色々あるんだろうな。俊平のように「いつも笑顔でいる」立派さ、雫ちゃんママのように「誰の手も借りない」立派さ、私の母のように「手を抜ける」立派さ。それぞれが自分に課している立派さは、間違っちゃいない。そのために、無理しちゃうことも間違っちゃいないのかもしれない。
でも、たまには自分で掲げた「立派」でいれない時や助けが欲しい時があると思います。そんな時に、いろんな選択肢があればいいと思います。おじいちゃん・おばあちゃん、お隣さん、一時保育、ベビーシッター、シェアハウスの仲間、児童相談所… その中に里親があってもいいかもしれません。
これから、俊平たちは自分の立派さとどう向き合っていくのでしょうか?個人的には、子どもたちも親の葛藤に意外と気付いているんじゃないのかな?どう見えているのかな?と気になっています。来週も楽しみーーー💗