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夫婦愛

このブログも少しずつではありますが、読んでいただける機会が増えてきました。とても嬉しいです!
継続する大切さと無理なく愉しむこと、両立出来ている自分に拍手!!
そして皆さまのいいねが僕の活動力の源です!改めて僕のブログを読んでいただきありがとうございます!
これからもまったりと投稿していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします!


さて、今日は大好きな僕のおじいちゃんとおばあちゃんの話を書いてみようと思います。
現在じいちゃんは『パーキンソン病』という病気をもっています。

今から10数年前、
仕事中にじいちゃんが軽トラの荷台から、頭から落ちたそうです。
当時は僕もまだ小学生低学年の頃で事情もよく理解していなかったのですが、車通りの多い道路に頭が出る形で落ちたのに、奇跡的に車が一台も通っていなかったそうです。
頭から落ちたことで念のため検査もしたのですが、どこにも異常が見つからず本当にラッキーだったと。そんな話になっていたらしいのですが…。

それからしばらく時が経ち、違和感が形となって出てき始めました。
パーキンソン病と言えば、

手足の震えや思うように手足を動かせなくなったり、
動きにセーブが効かず転んでしまったり、
喋ろうとしても言葉などがスムーズに出てこなかったり、

人によって症状は様々ですし、もっともっといろんな症状があるのですが…要するに介護が必須な状態です。

幸いにも薬との相性が良かったみたいで、症状が抑えられている部分もあると聞くのですがそれでも薬の効果が切れている朝は特に身体も動かしにくいみたいで、
ばあちゃんの支え無しでは生活は出来ない状態です。

毎晩夜中に何度もトイレに起きるので、その度にばあちゃんが一緒に支えながら起きます。寒い真冬の夜中でも。
朝起きてから夜寝るまで、そして寝た後も起きる度に。

またじいちゃんは僕のような黒い心(笑)が全くないので…。
ばあちゃんに頼り続けることに対しても責任を感じているはずだけど、そこを気にして負けてしまうと誰も心のバランスを取れなくなってしまうので…。
また自分が身体を動かせない事のストレスもまわりに一切感じさせないんです。
凄いですよね。

だけどやはり、出来ることは一人でやろうという意志から、時々ばあちゃんが居ないところで動こうとして…失敗してこけてしまって…。
一度入院してしまったこともあります。

またばあちゃんも凄いんです。
夜中も何度も起きてじいちゃんを支えながらも、また誰かの為に動くことが大好きな人なので、家の中や外の手入れはもちろん、近所の人のご飯まで作って届けに行ったり…(笑)
(また近所の人たちも凄く良い人たちで仲も良くて、田舎らしい良さであるみんなが支え合って生きている感じがします。)
誰かの笑顔を見るのが、誰よりも大好きな凄く明るいばあちゃんなのです。


なのでじいちゃんにも
「はい○○ちゃ~ん!いくよ~!いち、にのさ~ん!!」
「○○ちゃ~ん!起きてますか~(笑)」
なんて、掛け声と同時にじいちゃんの名前をちゃん付けで呼んで場を和ませたり(笑)

元々人一倍身体を動かす人なのに、睡眠時間もろくに取れない状態でじいちゃんを支えながら誰よりも明るい。
またじいちゃんが食べていたり何かをしている様子を見て、
ばあちゃんがじいちゃんのことを『かわいい~♥』って言うんです。
本当に凄いですよね…。介護って絶対大変なことなのに、その苦労を愚痴るどころかじいちゃんのそんな姿をみて可愛いと本心で言える姿。
そんな二人だから凄く仲も良くて、
一緒にときどきトランプで勝負して罰ゲーム決めてみたりとかするみたいです(笑)


じいちゃんが入院していた時も、
恐らくじいちゃんが病院でご飯を食べているであろう時間を計算して
ばあちゃんも合わせてその時間に家でご飯を食べていたんだそうです。

きっと僕がじいちゃんの立場だったら支えてもらわなきゃ生活が出来ないストレスに負けて、勝手に申し訳なさから病んで自滅の最悪なパターンに…。なんて想像が簡単にできてしまいます。
じいちゃんは病むどころか、よく『ありがとう』って言うんだそうです。
これ以上なくシンプルで、でも一番嬉しい言葉ですよね。


僕がばあちゃんの立場だったらまず夜中に何度も一緒に起きるというだけでイライラしてしまうだろうし、また睡眠不足できっと体調を崩してしまう。
そのうえで自分たち以外の人のことまで考えて動く行動力。

やはり神様は「その人になら」超えられる試練を与えられるんですよね。
でもふたりは試練とは言わないのかもしれません。

心の強くて優しいじいちゃんと誰よりも愛があってパワフルなばあちゃん。
そんなふたりを僕は心から尊敬しています。

僕が『慢性片頭痛』でしばらく顔を出せていない状態の時に、
久しぶりに会った時なんて、ばあちゃんめっちゃ泣いてくれてたもん(笑)
あの涙と一緒に、「大変やったね」の言葉はもう反則…(笑)


レベルで比べるものではないけど、
2人はもっと大変な生活を僕より長くしているのに。
でもきっと現実では大変でも、辛いとか本心では言わないんだろうなって。
冗談では言うかもしれないけど(笑)

今では僕の『片頭痛』を治してくれた、
僕にとっては『頭痛の神様』の兄が整体師を目指すようになったきっかけも実はじいちゃんの『パーキンソン病』を自分の手でなんとかしたいという強い想いからなんです。

僕は兄が学校から帰ってくるとかの予定もあってじいちゃんとばあちゃんに会える回数も限られていたけど、
兄は小さいころからめちゃくちゃじいちゃんばあちゃんっ子だったんです。
どんなに「その物」が嫌で泣いていたりしても、じいちゃんが一言。
兄の名前を呼んだら、一瞬で泣き止んでいたらしいです。

兄がじいちゃんの家にお泊りするときは
親ふたりを早く帰そうと追い出したりして(笑)

親のお迎えが来た時も、
少しでも長くじいちゃん、ばあちゃんと居たいから、
本当はお腹いっぱいなのにうどんを食べるーって言って1本ずつ時間をかけて食べていた話なんかも聞いたことがあります(笑)

それだけ大好きだからこそ、
僕も兄も二人の為になにか出来ることをしたいって心の底から思うんです。



そして少し前。
その想いを行動にうつせる形がやってきたんです。
欲を言えばもっと良い形でお返しをしたかったけど…。

赤色の花、夕焼け

Roman GracによるPixabayからの画像

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