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夏の戯れ

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夏を謳歌する女子高生を超短編小説でどうぞ。
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夏の一部

夏の一部

あー、暑い。
って、
1分間ごとに言っている気がするほどに、
暑い。

学校から帰って直ぐに
汗だくの体をシャワーで洗い流す。

夜ご飯は素麺ばっかり。

夜は網戸にして開ききった窓にへばりついて、
扇風機のタイマーを30分かけて、
暑い暑いって思いながら寝る。

朝は、不快な気持ちで目を覚まし、
すぐさま洗面所に駆け顔を洗うけれど、
水がぬるくてまた不快になる。

学校へ行く道も、
なかなか日陰

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汽車

汽車

人生で初めて 大きなものに背いてみた
とある平日、夕方、私は、学校の帰宅組とともに駅へと向かう。
今日は蒸し暑い、もう夕方も4時を過ぎたっていうのに、さすが夏だなあ。
辺りは一緒に帰っている人たちが喋り合う音でいっぱいだ、まるでそのBGMをするかのように
ミーンミーン
とか
ジリジリジリ
という虫の声が聴こえる。
あぁ、うるさい。
学校から駅までは割かし近い、大体、道を4回曲がったくらい。
斜めか

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夏の光

夏の光

梅雨も明けた7月、いよいよ夏は本番を迎える。薄っぺらく空に広がっていた雲も、いつの間にか分厚く大きな入道雲に変わっていて。あぁ、夏だ。夏がきたんだ。と感じさせられる。少女の夏服のセーラは長袖から半袖にかわり、おろしていた長い髪も後ろでひとつにくくり上げる。授業中はエアコンの冷たい風が教室に広がって、閉め切った窓の向こうから聴こえてくるであろう微かな蝉の鳴き声に、涼しい室内でよかったと優越感に浸る。

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