併願する大学の決め方 非医学部編《医学部受験》


はじめに

医学部受験において、経済的理由などによって医学部以外の学部にも出願しなければならないこともあるだろう。その時に意識したことを紹介しようと思う。

まず、医学部の受験校を確定させてから他学部の受験校を決める。
医学部の受験校選定のポイントはこちら↓

本題 意識したこと

①進学してもいい(妥協できる)大学を優先的に受験する
わざわざ非医学部を受験するということは、医学部以外への進学可能性があるということだろう(そうでないなら他の医学部を受けたほうがいい)。
非医学部に進学後、仮面浪人したり再受験して医学部を目指し直す道もあるだろうが、それが許されないことも考えられる。その際にできるだけ納得がいくようにしたほうがいい。

②共テ利用を上手く利用する
どうしてもどこかに進学しなければならない場合、絶対に合格できる大学への出願が必要になる。だからといって一般入試を沢山受けるわけにはいかない。共テ利用で合格ラインが異なる大学を併願しておくと楽(実力相応の大学+共テで下振れしても合格できそうな大学)。

③スケジュール(特に医学部との兼ね合い)
志望度の高い大学でベストを尽くしやすいように以下のことは気をつけていた。
・試験日の連続に耐えられるか?
・医学部の2次試験と非医学部の入試が被らないか?
・本命の前に試し受験は済ませられているか?

実践例 筆者の場合(主に私立について)

筆者(高3 12月時点)の心の中
⑴俗に言うMARCH未満は受けたくない
⑵何なら進学は理科大以上…理科大も嫌かも
⑶できれば早慶を確保しておきたい
⑷学部は薬学系or生命系or化学系(←仕方ないので妥協)

親からの要求
⑴生命系への進学不可
⑵ちゃんと受かる所を受けてほしい
⑶医学部の受験校は国公立前期と東邦以外はなし

よって、MARCHか早慶上理の化学系or理科大か慶應の薬学しか選択肢はない。

これと前述の気をつけたことを照らし合わせると、欲しい枠は3つ。
①早慶枠
②進学において妥協できる共テ利用枠
③必ず合格できそうな共テ利用枠

①東邦の2次と被るか隣接する早稲田理工は不可。
また、物理受験必須の慶應理工は不可。
よって、慶應薬(なお、潰しの効く薬学科)確定。
※そもそもこの3つだと明らかに慶應薬が合格しやすく、慶應薬を受験することで医学部対策に割く時間を増やせてよかった。

②上智理工、理科大理学部第一部、理科大薬学が候補
上智理工→合格できるか微妙なうえ、研究面で不安を感じたので没
理科大薬学→自宅から通えないので没
よって、理科大理学部第一部。
化学科か応用化学科で迷ったが、入学後のことを考えて応用化学科(おそらく難しい方の学科)。

③MARCH理工のどこかを受けることになる。
さすがにここしか受からないなら浪人していいよ、と言われていたのでどこでもよかったが、入学金の振込期限が遅くて(2023年は3/1)合格できそうな立教の化学科に決定。
ちなみに、模試の判定を見る限り受験方式は何を選んでも大差なさそうだったが、現代文と共テ生物の勉強に発破をかけるため6科目型にした。

立教の共テ利用はおすすめ。入学金の振込期限が遅いし、共テで8割(国公立医学部で勝負できるライン)取れればほぼ確実に合格できる。
英語の外部資格なしで合格できたので、外部資格なしでも諦めないで!!(友人から話を聞く限り、文系は厳しいかもしれない)

医学部を含めてまとめると、
共テ利用→理科大、立教
一般→2/10 慶應薬学部
          2/7,2/15か2/16 東邦医学部
          2/25,2/26 国立医学部
ここで問題になったのは初戦が医学部になってしまうこと。なので、2/5に理科大の理学部第一部(進学可かつ2/6以前の入試はここしかなかった)を受験することにした。

おまけ 国公立中期・後期
中期
受験・進学できるところで1番レベルの高い名古屋市立の薬学部。
薬学科の方が合格難易度が高く、合格できるか微妙だったので生命薬科学科に。
後期
医学部を狙う度胸がなかった。今はダメ元で出願しておけばよかったと今は思う。
受験・進学できるところで1番レベルの高い千葉大薬学部薬科学科。合格難易度は高いが得意な理科のみの受験なので何とかなると思った。

おまけその2
筆者の受験メモ
途中で余計な受験校は削っていた。

2/3は進学許可を貰えなかったので断念
2/16は東邦2次試験のために断念

おわり