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20周年を迎えたアトラエはまだまだスタートアップだって話

「石の上にも三年」というよく聞く言葉がありますが、とうとう僕も社会人3年目に入ってしまいました。どうも、世界中のヒトや組織の可能性を拡げたい、川上(@_YukiKawakami)です。

iOSエンジニアからカスタマーサクセス、時にはカメラマン。社内での役割が比較的幅広めで「仕事は何をやってるの?」と周囲に聞かれると返答に困るキャリアだった僕は、今月から採用をメインに動くことが決まりました。

パッと聞くと、社内ジョブホッパーなのですがw、アトラエを創るために必要な貢献はなんでも広げるし突破するつもりなので、気にしていないです。

採用メインになってみて、「アトラエらしさ」について深く考える機会が今まで以上に増え、改めて整理をしたいと思い、noteにまとめます。

結論としては、アトラエはまだまだスタートアップで、思い描いたことを実現できない理由は基本的に自分にしかなく、今でもめちゃくちゃ面白い、というお話です。「世界中の人々を魅了する会社を創る」「大切な人に誇れる会社であり続ける」。そんなあり方や理想の世の中を実現する手段の一つしての株式会社(組織)を、『俺たちが創れなきゃ誰も創れない』と信じて、無限に広がる荒野を主体性持ってゴリゴリに駆け巡ってくれる最高の仲間を探しています。

ここからは、アトラエらしさや、アトラエという組織を内部の人間なりに整理してみたので、お手隙の際にご一読いただけますと幸いです。


アトラエらしさとは何か?

それは、『アトラエのオーナーは自分自身である』という当事者意識の強さだと思います。

こう聞くと、めっちゃ宗教的な組織だなと感じるかも知れないのですが、ただそれだけではなくて。宗教化(求心力)と離散(遠心力)のバランスがとても良い会社だと認識しています。

@taketetsu1982と、ある日の夜に話しながら図解していたものがあるので、その図と具体的な事例を織り交ぜて説明していきます。

こんな感じ

前提、Being(ありかた)が全員共通ですが、Doing(なすこと)は人それぞれ、もしくは人それぞれでも良いよねというのが全体像です。

基本的には、「大切な人に誇れる会社であり続ける」という”Philosophy”がベースになっている会社であり、その誇りを胸に「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンに資する、それぞれが信じる価値を無限に追求するだけの会社です。個人的にはシンプルなのですが、なかなか伝わりづらいことも多いので、それぞれ具体的な例を出していきます。

宗教が1人のカリスマ以外の方法で生まれるためには?

Being(ありかた)だけに注力していると、離職率が下がり、ロイヤリティが高まる、いわゆる「宗教化」した組織になると思います。

例えばアトラエの場合、「大切な人に誇れる会社であり続ける」という”Philosophy”や、Atrae Standard(一般的にValueと呼ばれる組織の価値観にあたるもの)の一つである「四方よし」という概念がフォーカスされすぎると、ただの想いが強い『サークル的な組織』で終わってしまうリスクがあります。

だからこそ、自分たちのそれぞれの人生と本気で向き合った上で、『自分たちが共に組織を創る意味』を深く問い続け、Whyが揃っている強みをうまく活かした上で、いかに求心力(Being:ありかた)と同等に遠心力(Doing:なすこと)を強められるか?を重視しています。

スタートアップあるあるな気がする

なぜ、求心力(Being:ありかた)をベースにしつつ遠心力(Doing:なすこと)にも気を配るのか。それは、事業やVision(世界観)等の、Doing(なすこと)の度合いだけがあまりにも強くなると、「離散」してしまう組織になってしまうからです。

燃え尽き症候群といわれる状態など、スタートアップ企業がIPOを実現した際に一気に離散してしまうケースが少なくないのもこれが原因だと思っています。目指すべきVision(世界観)やIssue(社会課題)の解決などDoing(なすこと)をもとに組織が強くなるのですが、世の中に共感するDoing(なすこと)が無数に広がっている中で、求心力となる共通のBeing(ありかた)がないままに会社が成長すると、自分の貢献欲求が満たせるDoing(なすこと)に目移りして別の組織に移動する、というのが昨今の人材流動の根幹にあると捉えています。

だからこそ、(Doing(≒事業)の方が具体的で共感を得やすいのは重々承知だが)WhatやHowのレイヤーでの擦り合わせはできるだけ避け、Why(≒ありかた)が揃うかどうか?を絶対に譲らないようにしているのがアトラエらしさだと考えています。

アトラエにおける離散について

アトラエの宗教化(Being(ありかた)の強さ)については、おそらくアトラエのことを知ってくださっている方にとっては、嫌というほどに理解いただけていることと思います。

なので、ここでは離散(遠心力(Doing:なすこと)の強化)について、「個人」と「事業」の2つの観点で具体的なお話しをさせてください。

個人における離散について

話を聞くたびに同じような思想を持った人ばっかり。金太郎飴みたいで逆に気持ち悪いなと笑ってしまったのを覚えています。事業を創る "人" に目を向けると素敵な仲間がたくさんいると直感的に思えました。

新卒で選考辞退した会社に1年で転職した話(by @dillustxx)
「僕たちならやれる。僕たちがやる。」

これは僕の大好きな先輩が書いた過去noteなのですが、とても秀逸な例えだと思います。

ただ、これはあくまでもBeing(ありかた)が一貫しているから一つの金太郎飴として共存しているだけであって、Doing(なすこと)は必ずしも一致しないメンバーもいて、「全て同じ表情」というわけではありません

就活時代、とあるメガベンチャーの採用を受けているときに、僕も「金太郎飴みたいだな〜すごいな〜」と感じたことがあったのですが、その感覚とアトラエは全く違っています。その理由は、『理念浸透』ではなく、『理念共鳴』をしているだけだな、と最近やっと言語化できました。

トップダウンで下へ下へと浸透しているのではなく、アトラエにいる一人ひとりが自分の人生を全うしている中で、アトラエという組織を共に創る価値について共鳴している。アトラエという集合体を創りつつも、世界中の人々を魅了する方法や『世界中の人々』や『魅了する』という言葉の解釈は、それぞれの個性に溢れている。(実際あえて曖昧でファジーにしていて、かっちり揃わなくていいとさえ考えています。)

そんな”溢れる個の離散”が自然と起こる仲間が集まるからこそ、アトラエは100人超えても面白いのだと感じました。

金太郎飴ならぬ、アトラエ飴w

事業における離散について

アトラエは、『ヒトの可能性を拡げる』ことを目的としたPeople Tech事業を展開する会社です。HR Tech企業だとは自分たちでは全く思っていません。

具体的には、HR Tech, Sports Tech, Fin Tech… 等々、さまざまな領域がありますが、「People Tech」はあくまで『ヒトの可能性を拡げる』事業であり、どの領域でも事業展開を意思決定する可能性があると思っています。

このような棲み分けがある中で
PeopleTechはこんな感じ

例えば僕個人で言えば、「教育」や「身体性」に興味関心が強いのですが、現状ではその領域の事業はアトラエでは運営していません。しかし、それらの領域にも、『ヒトの可能性を拡げる』ための種が溢れていますし、アトラエとして今後その領域で新規事業を創っていく意義は十二分にあり、僕個人の興味関心との重なりもめちゃくちゃあると信じています。

誇りを胸に、People Tech事業を通して『世界中の人々を魅了する』ためにはどうしたら良いのか?という、果てしない問いと向き合い続けるからこそ、事業としてもある種離散しやすい状態を創れているのではと感じています。

終わりに

アトラエは2023年10月24日に20周年を迎えました。20年という時の長さの影響もあってか、「丸まって落ち着いた会社」や「少数精鋭だった組織(過去形)」とみられることが少なくないのも事実です。

また、組織づくりを褒められる機会も多いですが、しばしば「アトラエさんはまだ100人だからね〜」と、100人という規模を超えると無理だ、と暗に言われる機会もあります。

その度に思います。そんなわけないだろ、と。

アトラエは理想郷でも楽園でもない。ただ、事業も組織も死ぬほど拘り、”勝つこと”と”勝ち方”のどちらにも執着し続けるからこそ、世界中の人々を魅了する会社を創れたんだと死ぬ時に言えるように、この組織密度をより濃くし、会社としてのピークを更新し続けたいと思います。

面白いコトを面白い仲間たちと、誇りを持って胸張れる状態で、ヤバイレベルでやってみせる。そんな未来を本気で創るからこそ面白い。

アトラエはここからが面白いです。理想どころか夢だと思われている資本主義社会における株式会社を、一緒に創りましょう。いつでもご連絡お待ちしております。

THE GREAT HISTORY BEGINS.



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