栄養補給は二次元から

私には好きな人がたくさんいる。

最も好きなのはKis-My-Ft2の二階堂高嗣だけど、そのほかにも松本潤、山田裕貴、菅田将暉、岡田健史なんかも好きだし、山下智久のInstagramはアップされるたびキュン死している（もう死語？）。

ただ、例えばキスマイのヲタ友と話していて、自分の感覚が少し違うのかな？と思うのは、私は彼らを二次元的に見ているということだ。だからコンサートやトークショーへ行くと毎回「実在してるんだ…」と思うことから始まるし、彼らとの妄想は捗らない。現実味がないから。

アイドルの熱愛が好きじゃないのも、急に生々しい感じがしてしまうからだと思う（これは三次元として見ている人も同じか）。

と、ここまで書いておいてなんだけど、今回は三次元を二次元として見てます、という話ではなくちゃんと二次元について話したい。なぜなら私は二次元のイケメンも大好きだから。※ここで話す二次元はすべて漫画です。

お花を愛するまっすぐ男子・佐伯 晃（さえき あきら）

おすすめ漫画の一つ目、「高嶺の蘭さん」。

文武両道でクールビューティーな蘭（らん）は、学校で“高嶺の花”と呼ばれている。だけど同じクラスの晃（あきら）だけは普通に接してくれて…!? 高嶺女子×お花屋男子の初恋ラブストーリー、始まります♪

園芸部に所属する蘭が、ちょっとした不注意で晃にホースの水をかけてしまうことから始まるふたりの物語。出会いはベタといえばベタだけど、晃がお花屋さんの息子（最初は隠してる）で、とにかく明るくまっすぐ、蘭の心に入り込んでくる感じがたまらなくキュンキュンする！不器用な蘭も可愛くて、ふたりのラブラブ度が増すたびに自然と笑顔に…ニヤニヤが止まらない現象。蘭の親友・智ちゃんも言っていたけど、まさに天然空気清浄機。あと、ちょこちょこ出てくる花言葉が勉強になる。

ちなみに私、同じ蘭という名前なんですけど、どうせならこんな人生を歩みたかった。完全に名前負け。

クールなのにやさしくてズルい先輩男子・逸臣（いつおみ）

おすすめ漫画の二つ目、「ゆびさきと恋々」。

女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聞こえない雪にも動じることなく、自然に接してくる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…!?

まず逸臣という名前がかっこいい。そしてクール、美形、高身長！後輩女子が憧れるものをすべて詰め合わせた男子。おまけにトリリンガルときたものだから大渋滞。たぶん普通の女子じゃ扱いきれない。そんな逸臣を好きになってしまった雪。これまた顔がかわいい、小柄、純粋と先輩男子が好きなものをすべて詰め合わせた女子。聴覚障がいが1つのキーポイントではあるけど、それがあることでふたりの間に流れる時間が繊細で美しくてもどかしい。とてもきれいな絵なので、それも相まってじわじわキュンキュンが染みていく感じ。

個人的には雪の幼なじみ、ちょっと意地悪なのに手話を使いこなす桜志（おうし）が気になる。きっとずっと雪のこと好きなんだろうなぁ…じゃなきゃ手話使いこなさないよね…逸臣にも敵意むき出しで…かわいい奴めっ！

今回ご紹介した2作品はともに連載中。
どちらも新刊が秋頃に発売という、残酷な待ち時間を与えてくる。
私はLINE漫画でこの2作品に出会い、1巻試し読みしてあえなくノックアウト。すぐにコインを購入し、発売されているすべての巻を手に入れました。お金を使っている感覚がないので怖いですねLINE漫画は。

少女漫画にリアルはいらない、というのが私の持論。
ベタな展開大歓迎！現実では絶対起こらないであろうハプニングの連続最高！そもそも登場人物が美女やイケメンだらけの時点でリアルさZERO！

だからこそ栄養補給になる。

最近改めて実感したのは、寝付く前のゴロゴロタイムに読むのが最も有効なのではないかということ。読むだけでしあわせな気持ちのまま眠れる、こんな手軽な快眠法はあるだろうか。

とりあえず秋の新刊まで待てないので、1巻から読み直すか、すでに完結している漫画に移るか、はたまた別の作品に手を出すか悩み中である。