今朝の夫婦の会話から-働きアリの法則✕マーケティングという新発想-

我が家の会話は、基本的に無限に続く。
奥さんと私が雑談をしていると何時間でも、という
とても個人的には心地よく過ごせる時間帯なのです。

今朝の会話を少し要約してみる。

ひょんなことから「働きアリの法則(仮称)」の話に。

えー、雑な説明をしておくと、
・アリの集団には2割の「よく働くアリ」と6割の
 「普通に働くアリ」と2割の「あまり働かないアリ」が存在する
・人間の社会もだいたい同じで2-6-2の比で構成される
・面白いのが上位2割の集団だけに絞って抽出しても、
 その集団の中で2-6-2に分かれるらしい、という
……というのが、私の雑な理解と説明です。

で、奥さんからの返しコメントが興味深くて、
(※奥さんは元書店員)
・2-6-2の話は前の職場の店長から聞いていて、
 ”良質だけれども大衆受けはしない2割の本”があり、
 ”質的には並だけれども売上を牽引する6割の本”があり、
 ”1ヶ月に1冊売れるか・売れないかレベルの2割の本”がある
(けっこう意訳)。
なので本の発注・仕入れをするときには「客層のどの
部分を狙っている本なのか」ということを意識するといいよ~
というアドバイスを受けたことを覚えている
……というもの。

単純な組織論、人間の集団的な振る舞いとしての雑学だった
私の知識が奥さんによって「マーケティング風」の知識として
アップデートされた感じがして新鮮でした。

加えて奥さんは
100人くらいの集団に刺さってほしい企画があったとしても、
ウケが良いのは20人くらいだけだったりする。
そういうときには意識が高い人がより感度を高めたり
自分自身に投資したい、みたいなアンテナが立っているんだ~
という「上位を更に上位に引っ張り上げる企画」と思っている

一方で「全体の6割に刺さる企画」だと動員・効果は大きいけど、
一部では「それ、知ってるわ」と満足できない人が
出てきてしまうこともあるので厄介。そして下位の2割向けの企画は
ウケないし、企画している側もつまらないので来年やらなくなる笑
(けっこう意訳)

という話でした。なるほどなるほど。

どんな夫婦の会話やねん、と自分でも思いました。ええ。


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