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面接の時の質疑応答でなにを聞くべき?

今回の記事は、転職活動だけでなく就職活動でも役に立つので、学生さんも是非参考にしていただければと思います。

面接対策をしているときに、よく「逆質問に困ります」という声をいただきます。
逆質問とは面接の最後でよくある何か質問ありますか?というやつですね。
この話題は「受かるために」「好印象を与えるための術」としてノウハウを知りたいという方も多いのですが、あくまでその会社を深く知るための質疑応答なので、そのスタンスを崩さずお伝えしたいと思います。(もちろん結果として、気が利く質問であると捉えられ好印象になる可能性はあります)

面接官個人の意見として質問してみる

就職活動でもよくありますが「どんな方が多いですか?」「御社で働かれている方は何に魅かれて入社されたのですか?」「御社の課題はなんですか?」など質問してみたとします。これは実は面接官は答えづらいのです。
普段面接慣れしていない現場の面接官からすると、急に会社を代表して答えることになるので、当たり障りない回答になってしまいがちです。
また、採用担当者だと、慣れているのである程度決まった回答ができますが、これもまた当たり障りのない回答になるので、会話が上滑りしている状態になりがちです。

そこで、意識してみてもらいたいのが「〇〇さん(面接官の名前)が考える」を文頭に持ってきて質問してみましょう。
〇〇さんが考える会社の課題ってなんだと思いますか?
〇〇さんが入社を決めた理由はなんですか?
〇〇さんのまわりはどういう人が多いですか?

いかがでしょう。自分が面接官になった場合を想定しても少し答えやすくなった気がしませんか?
また、「意外と派手な社風に見えるけど、実はね〜」といったようなWebなどでは見つけられない情報を得ることもできたり、その会社をより立体的に理解できたりします。
”その面接官にスコープを閉じて答えてもらう”を意識してみましょう。

また、自分のことを聞かれて不快に思う人はあまりいないので、会話も弾みやすいですよ!

Webなどで最新の記事を読み、それを起点に質問をぶつけてみる

会社の方針や動向、将来性などを聞いてみたい場合もあります。
その時は、企業のホームページだけでなく、対談記事、ニュースリリースなどを読み込みましょう。面接の30分前でも構いません。
御社の今後の事業戦略は?といった質問をしても表面的な回答しか得られません。そこで、より具体的な例を挙げて質問しましょう。
例えば、ある記事で〇〇社と事業提携したと掲載されていたとします。
なぜこのタイミングだったのか、事業提携先の競合企業との提携は検討しなかったのか、どういう縁で提携にいたったのか、提携によって具体的に出てきたシナジーの芽があるのか
など疑問のきっかけを作ればどんどん掘り下げられます。
特に面接官の名前や担当部署で答えた記事だと相手も答えやすいかもしれません。
このように、会社の動向について知りたい時は、具体的な記事をもとに質問を掘り下げてみましょう。
実はねなんて裏話が聞けるかもしれませんし、副次的な効果として、ちゃんと調べてきてくれているという好印象を与えることも可能かもしれません!

さいごに

福利厚生や労働環境について聞きたいけど質問しずらいということもわかります。それを聞くことは決してNGではありません。
ただ、それはオファー面談の場などでも聞くことは可能なので、特に現場の方などが出てくる面接では、せっかくなので会社の内情や今後の動向などに切り込んで理解を深めてみることをお勧めします!
ちなみに私が最も質問されて答えに困ったのは「御社社員の平均エンゲル係数を教えてください」でした!自分自身でも測ったことないので残念ながらわかりませんと答えました

では、また時間ができましたら記事を書きます!良い就/転職活動を!