スペイン・ポルトガル9日間(8日目)で持ってきてよかったもの、別にいらなかったもの、そして持ってくればよかったものについて

同行者もいないし日本語も通じないのでnoteに旅行記録を付けて哀れみをねだろうと画策していたが、特に教会や駅周辺で見られる迫真のI beg youやその他さまざまな物を見ているうちに消耗して記録もつけずに眠り、またさまざまな物を見に行くことを繰り返していたら、旅程が終わりつつある。ここにあったはずのわたしの時間、どこに行きましたか?そこになければないですね。

取り急ぎ今回の所持品で持ってきて良かったものと特に無くて良かったものを記録して、オンラインリアルタイムに旅行記録をつけようとした体裁を保ちたい。

<概要>
バルセロナ→マドリード→リスボン、合計9日間
ホステルとオスタル(地球の歩き方によるとスペインでの経済的なホテルを指す、家族経営が多いらしいしそういや確かにそうだった)に宿泊

<持ってきてよかったもの>
*キシリトールガム
歯を磨けないとき、磨くのが面倒なとき、食ってみたら思ったのと違って口の中がヤバいときに一発でリフレッシュ気分になれるのがよかった。旅行先でも買える。スペインで買ったときは個包装になってなくて素で驚いたし、でかい銀紙にいっしょくたにくるまれたガムの集団が「甘えんなよ」って私をせせら嗤ってるようにみえた。

*学籍(学生証)
これめちゃめちゃ割引率が高くておいしかった。美術館でこの構図の推しカプ見てぇなって思うのが趣味の学生にオススメな渡航先はヨーロッパです。結局行けたピカソ美術館はたしか16ユーロが7ユーロになったし、15ユーロするプラド美術館は無料になった。ウソ!?フリーエントリー!?フリーエントリーでした。ただチケット引き換えで並ぶので朝早く行った方が良い。オンライン予約だと学割がないからたぶん現地購入のみの枠なんだと思う。
あと、学生証があっても25歳以下の年齢制限がある。寿命まで生きてやるから25歳以下のままにしてほしい。ティーンエイジフォーエバーさせて、たのむ……学籍おいしいの……

*洗面器
百均で買える。衣服を二着しか持ってないので洗濯用に持ってきたが、どっちかというとホステルの共用シャワールームに物を持ち込むときに「濡れてもよくて」「要領があり」「すぐ乾く」のが良い。

*ゾフのメガネケース
直前にメガネを新調してゾフの布地にチャックついてるメガネケース貰ったんですけど、あれクレジットカードを仕込むのに最適なサイズで便利だった。

*ヘアゴム
旅行前にばっさり髪を切るつもりが美容師に渋られ中途半端ボブで行ってしまったが中途半端ボブは硬水で洗うと広がる。結局始終縛っていた。

*ウェットシート
100均で買える。食事の前に「手をアルコール消毒した」という既成事実を手軽に作れて精神安定につながった。

*石灰化上皮腫
同行者がいないと人のことで気を揉まなくて良いし自分の興味関心だけで動けるのでその点ものすごい気楽なんですけど、いまわたしここに何一つ縁もゆかりも感情を共有する相手もいなくて、孤じゃん……って時にじょうひしゅのことを考えて気を紛らわせた。荒唐無稽か空想は心を守るにあたって必要なんだなと思った。

<別にいらなかったもの>
*バスタオル
ホテルに無かったら困るなって思ったけど、今回の行程に入ってた全部の宿泊施設にバスタオルと洗面タオルがあった。

*ハンガー
これも洗濯のために一個持ってきてみたけど、別に備え付けのハンガーあったしそれで事足りた。

*Wi-Fi
別にいらなかったって程じゃないんですけど、使いたい時に親の顔より見たNO SERVICEが出てWi-Fiのある店探し回ったりしてた。あとこれは私の何が悪いのかわからないんですけど、スペインのスタバのWi-Fiどこもかしこも繋がらなくてキレてた。手持ちのWi-Fiも使ってねぇのに繋がんねぇ。オフラインでGPS機能が使えてなかったらたぶん無事じゃなかった。それでもWi-Fiつないでないと精度アホになるのかホテル周辺で一時間道に迷ったりした。でもあったら気が楽なので、より繋がりが良いWi-Fiを探していきたい。

*石灰化上皮腫
普段からキャラクターの妄想ばっかしてるから別にじょうひしゅを撫でるほど心が追い込まれることはなかった。あと太腿にできてるので座るときとか時々邪魔。

<持ってくればよかったもの>
*A4サイズのトートバッグ
プラスチックバックがほぼ有料(0.5ユーロ前後)なので持ってなくて頻繁に後悔した。
ロカ岬で貰える最西端到達証明書は封筒が有料(1.5ユーロだったか?)な上に手提げ袋とかは貰えないので、封筒を小脇に抱えながらリスボンまで戻った。

*防寒具
わたしは表面しゃかしゃかで濡れてもまぁそこまで問題ないコンバース上着一枚羽織って出国して、バルセロナは凌げたんですけど、マドリードが寒かった。リスボンも風が強くてわりと寒い。でも天気が良いとわりと汗ばむくらいなのでマフラー無しでも耐えられるっちゃ耐えられる。ウルトラライトガウンとか持ってればよかったかもしれない。

*同行者
同行者いないとめちゃめちゃ楽なんですけど、旅程後半の語学力が著しく低下してる時なんか、脳味噌が二つあった方が対処できる幅が広いなってすごい思った。あと、あのときのあれがすごいよかったという話を即時的にできる相手がいないので、延々と誰にも通じない独り言を言ってることになるし、これからも言い続けることになると思う。

哀れみを下さい