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「スタンフォード式人生デザイン講座」を読んでワークを実践してみた

読書記録第一弾!
先月読了した、「スタンフォード式人生デザイン講座」について記録を残します。

著者

ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス
スタンフォード大学デザイン・プログラムのディレクター、講師。ライフデザイン・ラボの共同創設者。アップル社に携わる。
著書のそでから一部抜粋

読もうと思った理由

実はこの本、読むのは2回目。2年前、転職時に前職の同僚からプレゼントしていただきました。思い入れのある本です。
以前読んだ際、内容が心に響いたことはよく覚えているのですが、結局本の中で紹介されたワークは一つもせず仕舞い。活用できていないのを思い出して改めて読んでみました。
年始一発目に「7つの習慣」を読み直し目標設定と優先順位付けが自分の課題に上がったので、その手助けになることも期待して手に取りました。

感覚だけのまとめ

今の自分は自分の望む方向に向かっているか?を見つめ直すきっかけを与えてくれて(現在地の把握)、
自分の望む方向ってどこやねん?を考え整理するプロセスを教えてくれて(行き先の模索)、
あとはひたすら進もう!やる気を引き出してくれる本です。
スタンフォード大学の講座で実施されたワークがたくさん紹介されます。
随所でアウトプットを推奨され、実際に講座を受けているかのような感覚で読み進められる形態のため、手と頭を動かすとより楽しめます。(読むだけでもかなり学びはあります。)

まずはワークのご紹介

Raraの実践してみたもの、やってみたいと思ったものを一部ご紹介します。
楽しそう!をはじめに感じていただきたい意図で、敢えて内容のまとめより先にご紹介します。

健康/仕事/遊び/愛のダッシュボードをつくる

  1. 4種類それぞれについて、現状を短文でまとめる

  2. ゲージにスコアを描きこむ(0〜満タン)

  3. 対処したいデザインの問題を考える

  4. その問題が対処不能な「重力問題」でないか考える

マインドマップを書いてみる(3パターン)

行き詰まりから抜け出す、アイデア創造の手法。
それぞれのパターンで、テーマをA4用紙のど真ん中に書いて丸で囲む。
5〜6個の関連する概念を書き出し、それぞれに対し連想する言葉を外側へ広げていく。

  • エネルギーが湧いてきた活動

  • フロー状態に達した活動

  • 熱中した活動

この1番外側に出てきたワードをいくつかピックアップして組み合わせると、画期的な企画や発想がいくつも生まれる。
行き詰まりは解消される。

仕事観と人生観を考えるワーク

人生の「コンパス」形成に必須のプロセス。
まずは質問に答える。

質問例)仕事観

  • 何故仕事をするのか?

  • 仕事は何のためにあるのか?

  • 仕事と個人、他の人々、社会との関係は?

  • 良い仕事や価値のある仕事とは?

  • 経験、成長、充足感と仕事の関係は?

質問例)人生観

  • 人生の意味や目的は?

  • あなたと他者の関係は?

  • 善や悪とはなにか?

  • 喜び、悲しみ、公正、不公正、愛、平和、対立は人生にどう関わっているか?

書き出した仕事観と人生観は、どの部分で補い合い、食い違い、どんな因果関係があるのか考える。

冒険プランを立てる(3パターン)

これから5年間の自分の可能性を想像して、プランを立ててみよう!

  1. 図やグラフを使って5年間の時系列表を作る

  2. その人生の本質を表すようなタイトルを設定

  3. その人生について思い浮かぶ疑問を2〜3書き出す

  4. ダッシュボードにゲージ(資源、興奮度、自信、一貫性)を書き込む

歪んでてごめんなさい。必死にまっすぐになるよう押さえて撮っているのですがこれが限界。

どうですか?どのワークも、ちょっとやってみたくなりませんか?

ちゃんとした内容のまとめ

大前提、Raraが「なるほど、大事!」と思った箇所のピックアップになります。網羅性はありません。

重力問題とは戦うな。受け入れろ。

  • 重力問題:対処不可能な問題。例えば重力、過去。

  • イカリ問題:難しいが対処可能な現実的な問題。

重力問題は実際には「問題」でなく変えられない「状況」。
問題を別の視点から捉え直し、イカリ問題にフォーカスして対処しよう。

仕事観と人生観を明確化して、「コンパス」をつくろう。

自分自身の仕事観と人生観を言語化し、
それらがどう食い違い、どう補い合い、どんな因果関係があるか考える。
一貫性を見出すと、自身の望む方向「コンパス」が見えてくる。
コンパス(人間性・考え方・行動の軸)があれば、ブレずに前へ進める。

選択肢は選ばないと価値を持たない。

選択肢が多くなるほどに、選択肢が「ない」状態に近付いていく。
どれを選んでも良い。重要なのは「選ぶ」こと。
選んだ選択肢以外を「断ち切る」と、道を上手く築ける。前に進もう。

ある→する→なる のプロセスで前進する。

  • まずいま「ある」自分からスタート。

  • 次に行動「する」。アイデアを出し、試し、最善の選択を下す。

  • 体験を通じて成長し、自分らしい自分に「なる」。

→そしてまた「ある」へ戻り、順に繰り返し高次元へ進んでいく。

失敗の種類を分類して対処しよう。

「不運」「弱点」「成長の機会」の3つに分類する。

  • 不運:たまたま失敗した稀なパターン。学びとるものは少ないので、気にせず進もう。

  • 弱点:原因は分かっているし、対策もしているが起こしてしまう失敗。気にし過ぎず引き続き最善を尽くそう。

  • 成長の機会:修正したら防げる失敗。十分に対策を練って、今後に活かす。

アドバイスを受け取る時は注意が必要。

すべてのアドバイスは正しい。大事なのは、どれだけ自分自身に関連しているか。
前提条件、背景がまるで違う人物のアドバイスを自分に当て嵌めても、同じ結果が得られるとは限らない(得られない可能性が高い)。

チームをつくろう!

ともに仕事観や人生観、コンパス、課題、成長プロセス、さまざまな人生のデザイン要素について共有し合うチームを作ろう。
「共創」はデザインに欠かせない視点であり、大きな効果を発揮する。

感想

2回目、読んでみて良かったです。
ワークを実践してみたことが大きな進歩でした。
”デザイン思考”に馴染みのない私にとって、「どんな考えもどんな選択も全部正解!やってみよう!」という考え方は斬新で、考える行為自体を楽しくしてくれる効果があったように思います。
普段、思考整理にゼロ秒思考のメモを活用することがあるのですが、これは既に頭の中にある情報を整理・深掘りするために使っています。対して今回は、「視点を変える」「複数の方法を考える」新たなアイデアを創造する観点の内容が多く含まれ、根本から事象を見つめ直す貴重な体験をしました。
ぜひ内々に本書を普及させ、ワークを共有し、人生のデザインに活用したいです🔥
絶賛チームメンバー募集中です。

大変長くなりました。
最後まで読んでいただいた方、お付き合いいただきありがとうございました!

ではまた。

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