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市場は「やっててよかった 2020」なのか

■要旨まとめ
・地味ながらも開会式では日本企業の存在感アピール
・モリト(9837)など特定競技の関連銘柄も注視
・五輪アノマリーでは夏季大会開催国の株は強い

ホットな話題はやはり東京五輪の開幕。
あんなに国民の大反対を受けた五輪の開会式の視聴率が驚異の56・4%を記録した。

なんだかんだケチをつけながらも、結局は国民みんな大注目という開会式となった。

既に方々で話題になってはいるが、改めて当記事でも開会式関連銘柄を見たい。

■主な開会式関連銘柄
・パナソニック(6752)

プロジェクション・マッピングを手掛けた。P.M.そのものは数年前から頻繁に目にする手法であるが、技術とともに大きな進歩を遂げていた。

・リクシル(5938)
地味ではあるがトーチの素材。3.11被災者の仮設住宅を解体した時に出た廃材を熔解して鋳造したリサイクル・アルミを使用しているとのこと。言われなきゃ絶対にわからない。。

・ENEOS(5001)
てっきりタイマツか何かかと思っていたあの火も。実は日本企業の技術。環境負荷の低い水素燃料で、採用は五輪史上初とのこと。

・スクエニ(9684)、カプコン(9697)など
説明するまでもなく選手入場時に流れたゲーム音楽の数々。筆者はゲームに疎いのでDQとFFのメイン・テーマくらいしか理解できず。。

・米 インテル
真打はドローン・ショー。これはもう完全にUFOを思わせる高技術。ただし、日本企業ではなくて米国のインテルの技術。
※ドローンといえば中国のDJIを連想するが、やはり五輪セレモニーでは同盟国のインテルなのかと要らん邪推。

上記はあくまで一端に過ぎないので、まだまだ興味深い関連銘柄はありそうで、物色するのも面白いかもしれない。

また、すでに競技も連日行われており、ミズノ(8022)アシックス(7936)ゴールドウイン(8111)などスポーツ用品関連も総じて高い。

そして、もう一つの注目はモリト(9837)
あまりあ聞いたことのない企業だが、スケボーの販売を手掛けており、日本勢のメダル獲得で本日はストップ高の新高値を記録している。

このあたりも五輪開催期間ならではの光景だろうか。

さて、五輪アノマリーというコトバもあり、夏季五輪開催国のその年の株価は高い傾向にある。
過去9回の記録で7勝2敗。
また、開催年だけでなく開催翌年も株高になりやすい。

コロナで疲弊する市場の希望の光となってほしい。
※反対に冬季五輪は株安というアノマリーがあるそう

まだ暫くは五輪が続く。
滅多にない立ち会えない世紀のイベントを楽しむとともに、開催後の戦略も頭の片隅に置いておきたい。


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