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米株急反発 五輪休は半導体決算も

■要旨まとめ
・20日の米株は急反発
・市場は悲観・楽観ムードを行ったり来たり
・東証1の売買代金TOPは半導体の時代

19日の米株大幅下落で投資家のセンチメントはしばらく落ち込むかに見えたが、どっこい急反発
前日比で549.95ドル高をつけた。

コロナ変異株の感染拡大懸念よりも「値ごろ感」に惹かれ押し目買いが殺到した恰好だろうか。

さらに決算への期待も高く、景気に楽観的なムードが広がったという。
前日までの悲観ムードはどこ吹く風。
市場の情緒はいつも不安定なものだと改めて感じさせられる。

なお、VIX指数も20pt台を下回って19pt台となっている、

注目セクターはやはり半導体関連。
日本が五輪安みの間、海の向こうでは下記のような企業が決算発表。よく見極めたい。
■半導体関連 主な決算企業
・ASML
・インテル
・テキサス・インスツルメント

日本でも東証一部の売買代金ダントツ一位は、レーザーテック(6920)となっている。
トヨタでもソフトバンクでもメガバンクでもなく、半導体への注目が依然高いのが実情だ。

また、ディスコ(6146)も好決算を受けて買い先行となっている。※7/21am時点

ところで「半導体」とひと口に言っても領域がとても広い。
個人的に定点を絞るとするなら大前提となる“シリコンウエハ”と見ている。
世界的な半導体不足が続き、需要が高まるなか、日系メーカーが強みを見せる数少ない領域といえる。

信越化学(4063)などはもう株価も高いが、まだ狙えるところを物色するのも良いかもしれない。
■シリコンウエハの注目
・SUMCO (3436)
・フェローテックホールディングス (6890)

SOX指数は3,190。

リモートワークを前提とした働き方も日常になりつつあり、電子デバイスの需要は当分落ち込むことはないと思われる。
そういった事も鑑みながら半導体関連の株価や指数をウォッチすることが必要になってきそうだ。

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