孤独の哲学

人生に関する断片的な記憶。

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みんなのために、一人で死んでくれないか?

小説には様々なジャンルがあるが、とりわけ僕が好んで読むのが「ミステリー系」「どんでん返し系」である。徐々に真相に辿り着く感覚と、見事に騙される爽快感がたまらない。湊かなえさん、東野圭吾さん、綾辻行人さん等、多くの作品と出会ってきた。因みに、ヒューマンドラマを描いた物語も好きだ。朝井リョウさんの大ファンである。 先月だったか、SNSをボーッと眺めていると一つの小説が紹介されているのを見つけた。「絶対に面白い」と直感した。読みたいと強く思った本と出会ったのだ。いわゆる一目惚れだ

    • 傷ついた君たちは、弱さを利用してもいいんだよ

      僕はお金に関してはかなり慎重な方である。衝動買いすることは殆どない。というより、物欲があまり無い。1,000円を超えれば、それはもう大きな買い物に分類される。 本を買う時もそれは当てはまる(特に新書は)。気になる本に出会った時は、まずジャンルを確認する。あらすじを確認する。口コミを確認する。勿論、ネタバレは徹底的に回避する。そこまで調べて、それでも読みたければ本を購入する。もっとも、みみっちぃ男なのである。 そんな僕だが、半年〜1年に一度くらい本を衝動的に買ってしまう日があ

      • 僕が手にするはずだった黄金について

        『人は1日に4回嘘をつき、 1日に200回嘘をつかれている。 誰かを楽しませるホラ話。 その場を乗り切る口から出まかせ。 存在価値のでっちあげ。 虚構に溢れたこの世界に、 真実なんて無いのでしょうか。 最近、本当に色々な思考が頭の中を巡っていて。特に小説を読了した直後は脳内が騒がしい。自分が主人公だったらどうしたか?自身が筆者ならどのような結末で終わらせたか?この物語から得られる教訓は?それを受けて、これから僕はどう生きるのか?e.t.c

      みんなのために、一人で死んでくれないか?