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ACLでメルボルンに行った記録【ヴァンフォーレ甲府】

ヴァンフォーレ甲府、初めてのACL。
絶対にアウェイに行こうと、アジアへの道が開かれたあの日–––2022年10月16日に決めて約1年。遠征芸人としては初めての海外遠征を見過ごすわけにはいきません。

というわけで、9月18-21日の4日間を使用し初戦の地・メルボルンへ向かいいろいろな意味で(?)戦った記録を残していきたいと思います。


9月18日(月・祝)

成田からゴールドコーストへ

9月18日は月曜日でしたが祝日ということで夜に出発するJetstarのJQ12便を選択しました。メルボルンまでの直行便はそもそも少ない上に結構高かったので、ほとんどの甲府サポの方が乗り継ぎをされていたと思います。
(そもそも選手ですら乗り継ぎしているという事実…!笑)

往路は成田→ゴールドコースト→メルボルンというルートにしました。

国際線で飛行機までまさかのバス移動!バス移動は国内線だけだと勝手に思っていたので衝撃でした。




9月19日(火)

ゴールドコースト到着!寒い!

はじめてのJetstar(国際線で格安航空はなんとなくちょっと怖い)に怯えていた(?)私ですが、機内食ではこちらをいただきました。

Jetstarでは手荷物7kgまでがデフォルトですが絶対に無理だと最初から諦めていたので「ちゃっかりPlus」のオプションを最初からつけていました。
こうすることで預け入れ荷物も20kgまでOK、簡単ですが機内食もついてくる(しかも事前にネットで選択可能)というわけです。
実際Jetstarは座席間も特段狭いということもなく、オプションが付いていたので荷物も安心で終始問題なかったことだけ先に言及しておきます…!

ゴールドコーストに着いたのは早朝。降りた瞬間半袖では寒くて早速受け取ったスーツケースを開けて上着を取り出しました(笑)

ゴールドコースト、国内線の保安検査通過後
マフィンとココアを購入して物価の高さを実感(笑)

5時間のトランジットを選択していたのでここで朝ご飯を食べました。持ってきたマスターカードが無事使用できることを確認しちょっと安心。ここで入国審査もスルッと通過したので完全に安心しきっています。

ちなみにこのJQ12便、成田出発の段階で急病人発生のため1時間以上遅延が発生していました。そのため2時間のトランジットで設定していた甲府サポがかなりギリギリとなってしまい、乗り継ぎ成功者と失敗した人が出てきていました(お疲れ様です…)。
結果論ですが5時間の間があってよかった。

いよいよメルボルン行きの国内線へ搭乗。まさかの機内まで徒歩移動(笑)え、バス移動ですらない???そんなことある?

困惑しながらも徒歩で飛行機へ向かいました。


メルボルン到着

14:00過ぎ、ついに決戦の地メルボルンに到着しました!
空港からは市街地へ向かうSkybusを使用します。空港の電子端末で簡単に購入できました。

Wi-Fi使えます

Skybusの行き先が2カ所あってちょっと困りましたが「to City」のほうで正解。サザンクロス駅までノンストップで向かってくれます。一応時刻表もありましたがまっっっっったく時刻通りには来なかったです(笑)
この時点でそもそも同じ便に甲府サポがいたわけですが、同じバスにも甲府サポが何人も乗っていました。

(お気づきかと思いますが、メルボルンにそもそも甲府サポが300人も行っているわけなので今回の遠征中はどこに行っても甲府サポに遭遇しまくっています。なので実際は「海外感なさすぎ!!!!!」と思いながら過ごしておりました。)

メルボルンの市街地に到着。写真はSkybus降りてすぐ、サザンクロス駅近くです。行った甲府サポはおそらくよく目にしていた光景かと思います。とにかくビル群と自然の融合が美しい街でした。どこを撮っても絵になる。


グレートサザンホテルメルボルンに宿泊

今回はサザンクロス駅周辺が便利と聞き「グレートサザンホテルメルボルン」を2泊で予約しました。取った部屋はファミリールームなので比較的広めでした。ちなみに1泊5000円していないのでめちゃくちゃ安いと思います。

(着いてすぐ充電を始めたので写真左側に写るコードが邪魔ですみません)

ホテルの外観はこんな感じです。ちなみにこのホテル、甲府サポがたくさん泊まっていました。

ホテルの目の前の建物もすごく立派。何の建物かは知りません(笑)


市街地散策して決起集会へ

公園に行ったり、スーパーに行ったり、(閉場している)マーケットに行ったり(笑)、街を散策しながら甲府サポ決起集会が開かれる場所へ歩いて向かいました。

いや、マーケットやってないのよ。(時間外)

The Oxford Scholarへ到着!こちらが今回の決起集会の会場です。服装はユニなどを、ということだったのでみんなユニや練習着で街を歩いていました。なのでとてもわかりやすかったです…(笑)

決起集会でいただいたステーキもポテトも美味しかった〜〜〜!また、初めましてでいい出会いもたくさんあり、知ってる人たちともたくさん話せ、中学の後輩との10年ぶりくらいの再会もなぜかメルボルンで果たし(笑)、翌日に向けての準備は万端!!!!!!

開催していただくにあたりご尽力いただいたみなさま、改めて本当にありがとうございました。




9月20日(水) ★試合日

メルボルンで迎える試合日、そして誕生日

メルボルン行きを決められた理由の1つとして、試合当日がまさかの誕生日だったからです(笑)毎年「誕生日ですよ〜〜」という主張を全くせず普通に過ごしていた私ですが「今年はさすがに!ACL初戦当日だし!メルボルンだし!騒いでいいやろ!!!!!!」という謎強気スタイルだったため、わざわざ日本からバースデーメガネを持参しました。完全に浮かれています。

写真はホテルで食べた朝ご飯。前日にスーパーで調達した品々です。メガネの下のものはショートケーキ風味のヨーグルトです。思っていた味と違って酸味が強めだったので次に出会っても買いません(笑)
※アクスタ類は全部借り物です(笑)私物はぬいぐるみのみ。

水族館へ

どこへ行くか迷った挙句、ホテルからとっても近いSEA LIFE(水族館)を選択しました。

展示の仕方、紹介の仕方が結構日本とは違って面白かったです。入館料は普通に高めですがもはやどこに行っても高いです(笑)

ペンギンがたくさんいた!


いざスタジアムへ 〜トラム乗り間違え事件〜

トラムで使用できるmykiをゲット。こういう海外の交通系ICカードっていろんなところへ行くたびになんやかんや作るのでコレクションにみたいになりませんか?ロンドンのOyster CardとかLAのTAPカードとか、いろいろ家でコレクションと化しています…。

「70番のトラムに乗ればいい」と聞いていたので表示をしっかりみて70番に乗り込みます。このときはこのままスタジアムに着くと思っていました。

トラムが停まってなかなか動かないと思っていたら運転手さんに終点だから降りて〜〜と言われる。え????(笑)
逆方向に来ていたらしいです。フリーエリアが終点だったので無料で済んだし、終点が比較的近かったので助かりました。危なかった。

気を取り直して再度逆向きの70番に乗り込みます。

途中でフリンダースストリート駅も見えました。トラム内から撮影。


AAMI PARK(スタジアム)に到着!

乗り間違いを経てついに到着!こちらはフリーエリア外なので最初にチャージした金額でそのまま乗りました。

特徴的な外観。本当にこれがスタジアム?と疑わしいくらいの外観。

ここを上がるとビジターのゲートがあります。
実際にはビジター専用ゲートというわけではないので入場はメルボルンシティのサポーターと一緒となり殺伐としていました。

バス待ちを逆側のゲートで行いました。この直前に中学の1つ下の後輩たちを見つけて話しているうちにバスが既に近づいていて、気づいた時には「バス来ました!!!!!」「え!!!!!!全然準備できてない!!!やば!!!!!」な状況で爆走しながら蓮川タオルを掲げました。めちゃくちゃ焦った。そしてみんなとはぐれた(笑)

そして入場前、いままでのテンションとは違い天皇杯の決勝に似たような緊張感が走っていました。ついにここまできたんだなと。世界と戦うときがきたんだと。やれるのか?いや、やってやるしかなくない?


入場、そして試合。

試合開始1時間前の19:00、開門。
検査が厳しいと思いきやあっさり通過。正直バースデーメガネ没収されたら面白いなとか考えてましたが普通に通過しました。

コンコースは広め。スタグルもこのコンコースで販売していました。高いと聞いていたのですが怖いもの見たさで値段の書いていないハンバーガーを急いで購入します。

聞いてくれ!これで$18($1=¥94程度)!!!!!!許容範囲ですが日本だとこんなにしないかな?結構ボリュームがありました。

この時点で「選手が入ってきちゃうから早く!」と声かけがあり、スタジアムに入ると既にGK2名がこちらに向かってきているというまさかの展開。スタグル片手に拍手する謎展開。1時間前の開門、キツくないですか?

私たちの席からみた景色。ご覧のとおり左端はとっても見にくいというか、実際に試合中は人で見えない状態で応援していました。

座席の間隔は結構狭め?ボトルホルダーはもちろんなし。

予想以上にたくさんの甲府サポと「いつも通り」日本と変わらぬ応援を。選手入場のときは感慨深かったし、試合開始直後は体格も大きいメルボルンシティの選手に立ち向かっていく甲府の選手たちをみて「本当に世界と戦っている…これって現実なのかな…」とか思っていましたが、いつのまにやら普通にはねて応援していました。

スマホで撮ったのでわかりにく過ぎますがカモメの量が尋常じゃない(笑)試合中に何度も視界に入ってきて邪魔でしたがこれもアウェイの洗礼。

結果は引き分け。正直「勝てた!悔しい!」と思いました。と同時に私たちアジアでもやれるとも思いました。(浙江やブリーラムともやってみないとわかりませんが、笑)

試合後、キャプテンの関口選手。選手との距離が近くて羨ましいな〜〜と思いました。次も頼むよマサ!

そんなこんなでスタジアムを後にし、トラムに乗り込みました。乗り場で昨年までJでプレーしていた選手とお話しできたのも楽しかったです。すごく良い方でした。

誕プレは!勝ち点1でした!!!!!!物足りないぞ!!!(笑)




9月21日(木)

帰路、1日かけて成田へ

帰りはメルボルン→ケアンズ→成田のJetstarを選択しました。というのも金曜に仕事に行かないと、直前の3連休と合わせて9連休になってしまい流石に進捗が…と推測ができていたので21日をまるごと使って移動し、17:55成田着でそのまま帰ろうというわけです。

実際この旅程の甲府サポがとても多く、乗り込む前も甲府サポばかりでした(笑)むしろここまで知っている顔が多いと、もし飛行機が飛ばなかったりしたら誰かがなんとかするから大丈夫でしょ、と結構安心していました。

この日は6:00にメルボルンを立つ予定だったのでド深夜3:00にuberを手配していただき(助かりました、その節は本当にありがとうございました)、無事空港へ。
すでに1:10のSkybusで空港に来ていたサポが屍のような姿で待機していました。私たちはシャワーを浴びた準備をしたりしたかったのでホテルをとっていて、仮眠もした状態で向かいました。屍状態は回避。
みなさん本当にお疲れ様です。

6:00、ケアンズ行きの国内線に搭乗。
正直ここまでくるとJetstarも慣れたもので、搭乗手続きも自動チェックインに日本語があるのでとてもスムーズで助かりました。

ケアンズ着。自動チェックインの機械がなく、出国するまでにめちゃくちゃ時間がかかる。飛行機正直乗れないかと思った(笑)2時間程度のトランジットですが余裕〜〜と思いきやバタバタでした。




初めてのACLアウェイを終えて

学んだことを箇条書きにします。

  • 現金は本当に1円も要らなかった。(むしろカードないと死ぬ)

  • eSimは大正解。(私はairaloの3GBを選択してSNS徘徊してました)

  • Jetstarで全然大丈夫。

  • 治安は悪くない。今回は日本と同じ装備でOKだった。

  • 入国・出国審査がコロナ前よりも簡単でハードルが低くなっていた。

  • 水はスーパーでまとめ買いしてシェア。

  • 預け入れ荷物はいろいろ持っていっても10kgにしかならない。

  • この時期にお土産でチョコを買ってくるのはやめよう。日本で溶ける。

  • ビザもスマホで簡単、即日に完了した。

  • 全て込みで20万前後かかった。ACLアウェイ3つでこの金額を予定していたので大誤算すぎる。なんでオーストラリアなん。(後悔はしてません)




次は中国へ行こう!

クレイジーなサポーターの皆様、中国ビザの申請はお済みでしょうか。ちなみに私はめちゃくちゃ苦戦に苦戦を重ねて(助けてもらって)、なんとか申請できるところまで辿りつきました。

10月25日は中国・湖州にて #甲府サポ浙江遠征 が予定されています。

そもそもこのノートを書こうと思ったのが「この遠征記をなんとか記録として残して、誰かが必要とした時にヒットして助けてあげたい!」という気持ちからだったのでおそらく浙江も書きます。

中国行きはちょっと危険な匂いがしてワクワクするというか、ヤバそうな匂いがしていて楽しみです。みなさん楽しみましょう(笑)


ちなみにお前は誰だよという方のためにちょっとだけプロフィール残しておきます。

1997年生まれの26歳、会社員、女。甲府サポで年間35〜40試合くらい行っています。会社は土日休みなので平日は有給をもらって遠征しています。甲府在住です。

若い女性の方の遠征記とか、同じような年代の方のまとまった遠征記録ってそんなにみたことないので、そういう意味でも残したいと思って記録してみました。

これをみた誰かが中国行きを決めてくれたらいいな、とか、現地の様子伝わったらいいな、とか、いつか他サポの方でメルボルンに行く方の参考になればいいな、とか、初めてのACLで浮かれた甲府サポを冷やかしに来たACL常連サポの方とか、いろんな人にいろんな見方をしてもらえたら嬉しいです。

それではまた!

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