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パリ日記 2024/9/6

さて、日記にブランクが空いてきたので少し焦っている。
この日は、とにかく散歩をしてきたのでそのことを書く。
※写真データが重たすぎてアップロードできないので文字多めです。


初めてのカフェ

日本人の友人とカフェでお茶することになった。
オペラ地区にある「Bohemia Cafe」。典型的なパリカフェのつくりではないが、カフェデビューである。

Un Cafe…といきたいところだが、Allongéを頼む。
裏面の英語表記のメニューにはLong Blackとあったので、おそらくアメリカーノだと思ったら予想通りだった。

Café bohemia にて。器も日本ぽい

この友人とは、知り合ったのも最近で会うのは初めてだったのだが、話に花が咲きすぎて長居してしまった。久しぶりに対面で話す日本語は楽しい。

パレ・ロワイヤル

そのあと友人と一緒にパレ・ロワイヤルへ。
場所の名前を聞いても、まだピンとこないパリ。(だってパレがつく場所なんてたくさんあるのだから!)

しかし来て思った「インスタでよく見るところだ!」
『Emily in Paris』のロケでも使われている。
前日のルーブル散歩では平然としていたが、なぜかここはテンションが上がる。ちなみに思い入れはない。

ね、見覚えあるでしょう?

フランス国立図書館ーリシュリュー

そのあと友人と分かれ、せっかく晴れた日だったので散歩をすることに。
彼女に教えてもらったリシュリューへ行く。

1階は図書館、2階は美術館になっているが、今回は図書館と無料スペースだけ。図書館の楕円形閲覧室(La Salle Ovale)は一般客が入れるのは入口付近だけ。
書架スペースや閲覧スペースには立ち入ることはできない。あくまで利用者を守るための健全な措置だと思う。
ちなみに、入口の看板にも「利用者の肖像権を守るために写真に写らないようにしてください」的なことも書かれてあった。Bravo
美術館は有料(10,80€)

2階の美術館へ続く階段が素敵

ポンピドゥーセンター

さあ次はポンピドゥーセンターに。フランス人の友人から「ポンピドゥーセンターの図書館で、無料のフランス語講座やってるから行って来たら」といわれたので、観光がてら話を聞きに行く。
ぶっちゃけ、ポンピドゥーセンターって何が入ってるのかよく知らなかったしな!

絶賛工事中でした

入口は、「ミュゼ」「映画」「図書館」などで分かれているので要注意。
図書館と展望台は無料で入れます。

1階の受付で講座のことを聞いてみる。
あいさつした後フランス語が出てこなかったので、フリーズしていたら受付のお姉さんが図書館の受付に聞くように英語で話してくれた。
そのあと、3階の図書館へ。今度はきちんとフランス語使えました。
私のフランス語が拙いせいか、こちらのお姉さんもゆっくり話してくれたからほぼ全部理解できた。助かった……。
しかもちょうど今日が講座の日だそう。この後他に行きたいところもあったので、夕方の会話クラスに参加してみることにした。
※対面講座は事前予約不要で、時間前に講座(アトリエ)の受付に行けばいいとのこと!会話以外にも初心者や音楽、映画のクラスもある。
この受付のやり取りがうまくいったせいか、フランス人に優しくしてもらえたせいか、私の気は大きくなってしまった。

よーし頑張るぞー!

気が大きくなったままのぼった展望台は絶景でした。

シネマテーク・フランセーズ

さて、散歩の最終目的地、「シネマテーク・フランセーズ」へ。
ここはフィルムの保存などを行いながらも昔の映画の上映や企画上映もやっている映画の国フランスが誇れる施設である。渡仏後かならず行くと決めていたのだ。

ジェームズ・キャメロン特集

アトリエの時間があるので、若干急ぎ目に潜入。
受付に置いてあるシネマテークの季刊誌をもらっていいか聞くきっかけで、上も入れるわよと言われる。こちらのご婦人たちも私の拙すぎるフランス語に気を使って英語を使ってくれた。
ちなみに季刊誌は持って帰れることは知っている。友人がフランス土産にくれたから。でも、いきなり入ってきた日本人が勝手に持って帰ったら嫌じゃない?

図書館は一般客でもしっかり中に入れる。
気になる本もあったし、机もたくさんあったので、ここに週2くらいで通って勉強しながら本も読もうと決めた。(フランス語だけど)

こんなにも映画のための施設がきちんとあって、きちんと利用者がしっかりいることに興奮する。この環境の中に、期限付きではあるが居られるのだ。

そして昼からずっと図書館ばかり行っていたからだろう、
学びへの好奇心が搔き立てれる。
日本で怠惰な学生時代を送っていたから世間知らずなだけとは思うが、
こんなにも「知」の施設が乱立し、老若男女問わず読書したり勉強したり静寂に身をゆだねて休んでいる姿を見ると、もっと頑張ろうと思えた。

ふたたびのポンピドゥーセンター

さて、フランス語のアトリエを受けよう!と思い再びポンピドゥーセンターへ。
受付のマダムに15分前から空くから待っててといわれる。
時間になって、前に立ってる人達がなにか受付で書いてるなーと思って行ってみたら、担当者のマダムに何か言われる。

聞き取れない……。

なにか諦めたような顔をされる。
やばい、と思ってもう一度お願いしますと頼んだが、その時に言われたのが
「このクラスはA1(フランス語のレベルでいちばん低いもの)より上の人のためだからあなたには向いていない。来週昼の初心者クラスにおいで」

そりゃそうだ。
今ここの会話も成り立たないようでは、会話クラスなんて参加できない。
6月にA2(A1のひとつ上)を取得したが、実践は別。用意ができる試験勉強と用意してない会話の差は大きい。

ただ、来週から語学学校はじまるから昼の初心者クラスいけないんだよな。
こうなったら、なんとか自分で実践積んで会話クラスに潜り込むしかない!
無料のアトリエなので、どうにか有効活用したい。

自分で勝手に盛り上がっておいて、ダメージを食らったのだが、
現在地がわかってよかったと思う。
こんなにフランス語もダメな自分が、フランス人に優しくしてもらえるなんて、やはり「フランスに生かされている」のだ。

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