《CSCS講座⑵》身体構造(筋肉)

今回は「身体構造(筋肉)」についてです。

筋肉の構造や筋収縮の仕組みを学ぶことは、運動学における原点です。

ポイントを押さえて理解していきましょう(とはいえ4,000字あります。とてつもない情報量ですので心して読んでみてください)。

<筋構造>

「筋フィラメント」

まずは筋肉の微細構造から見ていきましょう。

筋肉の最小単位は「筋フィラメント」です。

これはミオシン線維とアクチン線維によって構成されています。

「ミオシン線維」は、筋フィラメントにおける太い線維の主成分です(髪の毛のおおよそ1/10,000の太さ)。

分子量およそ50万の細長い分子であり、棒状の先端が2個の球状となっています。

この球状部分は「サブフラグメント-1」と呼ばれ、ATP分解酵素を持ち、アクチン線維と結合します。

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