《CSCS講座(27)》テストの選択と実施

今回は「テストの選択と実施」についてです。

トレーニングを開始する前には、現状を把握するためにテストを実施しましょう。

ここではそのテストの選び方をまとめていきます。

<テストの選択>

どんなテストを行うにせよ、そのテストスコアは定量的に取得する必要があります。

トレーニング開始前のベースラインを正確に測定することにより、出発点・成長率を明確にできます。

トレーニング期間内では定期的に「形成的評価(中間テスト)」を行い、必要に応じてプログラム修正を図ることが重要です。

テスト選択時には以下のことを配慮しましょう。

「妥当性」
・測定したい目的と合致しているかどうか
*塁間のスピードを上げたい→30m走◯、マラソン×
「信頼性」
・テストに再現性があるかどうか
→何度テストをしても、同じ記録になるかどうか
「客観性」
・測定者間の信頼性
・同じ人が行う>訓練を受けている>測定者が毎回違う
「変動性」
・測定者内の変動性
・同じコーチがであっても、成長を期待してトレーニング後のテストが甘くなってしまうことに注意する

加えてテスト種目の選択時には、以下5要素も組み込むことが大切です。

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