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マスクを完全に外すその日に向けての美容を考えた春の購入品

来る日も来る日もマスクを着けて3年、顔の下半分を隠している状態の日常に順応してしまった今、隠していたものを晒すのは羞恥心に近い。顔パンツって言い得て妙。
コロナ禍に突入した当初は、ファンデーションを色付き下地に変えて軽めにし、リップはなくてもいいか…って過ごしていたけれど、この日々はなかなか終わらないって悟ってからは健やかなマインドのためにマスクの下でも毎日しっかりメイクをした。スキンケアもさぼるどころか、アイテムをグレードアップしてしっかりケアしてきたつもりではいる。けれども三つ年を重ねたことで悩みも増えたし、これを晒して街を歩くのかあ…って考えると、隠していたものを晒す羞恥心とはべつの憂鬱さにこころがざらついてしまうのは正直なところ、ある。
脱マスクを意識しはじめた今年の春、購入したものや美容でやりたいこと、やっておけばよかったことなんかをつらつらと書いていきたいと思う。

①脱マスクを意識した最近の購入品

・コスメデコルテ リポソームアドバンストリペアセラム

75,50、30mlの三種類展開。75は付け替えがあった。

今更、ってくらいの人気商品。リポソームは旧品含めてサンプルも何度も使用していて良いこともわかっている。導入美容液はいろいろ使ってきたけれど、ここらへんで安心と信頼のアイテムを継続してみようという気分で購入した。29年ぶりのリニューアルで更なる進化を遂げているなんて期待が増す。
一滴に一兆個のリポソームって言われてももはや宇宙で意味わからないんだけど、保湿が極まってツヤが出る。使ったらすぐシワが消えた!とか、毛穴消失した!とか、そういう肌悩みやアンチエイジングへのアプローチにおいて即効性を感じる商品ではない。きっと切らしたときにリポソームがいかに肌を安定させてくれていたのか気がつくんじゃないかと思っている。保湿は大事。元気なさそうな肌感を解消できる。それだけでちょっと前を向いて胸を張れる。
ちなみにWBCで沸かせた大谷翔平選手がつい先日よりCMに起用されていますこのCMの「自分が整う」ってまさにそれ。もちろん大谷さんが心がけているであろう自分を律する強い精神力って規模の話ではなく!肌の状態がメンタルの強度に影響しているところは否定できなくて、肌が整っていることがもたらす安定感は少なからずある。
この導入美容液だけでなく、リポソームのクリームとアイセラムもすごくいいと思う。

・オバジ オバジXダーマアドバンスドリフト

「塗るハイフ」との異名もある、リフトクリーム。塗った瞬間顔があがるとの口コミも多いので期待して購入。
細胞の張力に着目しているとのことで、たしかにピンとする感はある。ただ、膜を張ったようにピッとなる塗り心地があまり好みではないかも…あと時間が経つと白っぽい膜みたいなのが顔のすみに出たりする。え糊?みたいな…
固いテクスチャで引き上げるので浸透してふっくらさせる系のハリではない。フェイスラインのもたつきにはいいと思う。
これ諭吉コスメなので、おなじく「塗るハイフ」として有名な韓国のバイオヒールボのリフティングクリームでもいいかもしれない。バイオヒールボは、オバジのように即時引きあがりを感じることはないのだけれど、もたつき解消としていい線いっていると思う。値段がオバジの三分の一ほどなのでコスパも◎
ちょうど3/22発売のMAQUIA5月号に付録としてミニサイズがついているので、オバジのこのクリームが気になっている方はそちらで試してからを推奨します。塗り心地が人を選ぶアイテムな気がする。

・インテグレード エアフィールメーカー レモンカラー

イエローのコントロールカラーはじめて買った!!はじめてだったから使うときどんなかんじになるのかめっちゃわくわくした。
これまでコントロールカラーは、頬と小鼻の赤みを消すためにグリーンのみを使用していた。ブルべ夏ということもあり、イエローは選択肢になかったのよな。
クマ対策として、セザンヌのストレッチコンシーラーのオレンジ色を使い、その周辺+目元のシミそばかすをDiorのフォーエバースキンコレクトコンシーラーでぼかすことを数年やっていたのだが、複合クマなので茶クマを潰しきれず導入。プチプラは挑戦しやすくてありがたい。
結果的にクマ云々よりも、肌のトーンアップがラベンダーよりも顕著なのでテンションあがった!でもそれってくすみのせい…ってコト!?
伸ばした瞬間からさらっとしたふんわり質感になるのも好き。乾燥や崩れもそれほど気にならなかった。毛穴もけっこう消せた。ツヤはないけど、部分使用、ツヤ系の下地を仕込む、ファンデーションをツヤ系にする、ハイライトを使うなど、選択肢はたくさんあるので大丈夫かな。

・キャンメイク プランプリップケアスクラブ 01 クリア


クリアの01、+血色感の02、くすみ補正の03

わたしのくちびるは乾燥してガサガサするよりも、乾燥や疲れですこし腫れたりひりひりすることが多かったので、メンソレータムの薬用リップが昔から一番の味方だった。夜寝る前や下地の役割としてはリップ美容液を使っているけれど、やっぱり角質ケアもしたほうがいいかな、と。これすごく評判いいみたいなので、即購入。セラミドやビタミンC誘導体など、ケア成分がプラスされた限定カラーも気になっている。ってかはじめからそっち買えばよかったーでもパケはこのくすみピンクのほうがかわいかったから…
絶対に使わなきゃならないってアイテムではないのかもしれないけど、マスクを外してリップをつけるならケアしておきたいところ。600円くらいだった。企業努力がすごい。

・セザンヌ リップカラーシールド 01 フィグブラウン

660円という驚異…!

この3年間に生まれた眉毛とアイメイクアイテムの豊富なラインナップ!眉マスカラやとりどりのカラーマスカラ、カラーライナー全盛時代、楽しかったね!!でもこれから一番日の目をみるのはリップアイテム。リップが主役になれる日が近づいている。リップ買いたいよね~いろんな色買いたい。
マスクにつかない、取れにくいをスローガンとして、リップもコロナ禍でかなり進化したと思う。ステイが長いものは荒れやすかったり落としにくかったりもしたけれど、その負担も少なくなったような気がする。
そしてセザンヌのリップはまさかの660円。
01の赤みブラウンも可愛かったし、パケもシックで、雑誌ではじめて見たときから絶対買おうと思っていた。水分を使用してジェル膜をつくるという取れにくい仕組みはリップモンスターと似ているのかな?
濃いブラウンに見えるけれど塗るとかなりシアー。二度往復しても薄づき。01はパーソナルカラーをそれほど気にせずに使えそうな色。(次項にスウオッチ載せてるのでよかったら見てください)

・KATE リップモンスター 102 甘い主役 103 秘めた炎

左から101、102、103

冬の限定色は買い逃したが、「MYリップモンスター」シリーズから3月発売の限定色を2色購入した。101は明らかに生気が消失するのがわかるためやめた。
コロナ禍のリップ界隈は、デパコス含めてもリップモンスター一強だったんじゃないかなーと思っている。パケとエンパワーメントの観点で言えばやっぱりデパコスの強さにはかなわないかもしれないけれど、取れにくく、絶妙な色味が持続することのすごさ。ティントが残す蛍光ピンク感があまり好きではないのでありがたい。そして安い。革命。03陽炎とスフレマット05 泥霧は最高の一本だった。
102 甘い主役は、2月のチョコレートブラウン。チョコレートと言いつつこっくりすぎず程よいシアー感があるので、これからの季節でも使いやすそうなブラウン。個人的な所感だけど、シャネルのココフラッシュ56に似てる気がする。シャネルのほうがほんのすこしだけ黄み抑えめかな?くらい。
ブルべ夏にはちょっと主張強めだったのでアイメイクでバランスとって使おうかと思案中。
103 秘めた炎は3月のミルクティーブラウン。MLBBカラーのピンクベージュ。今回唯一のブルべカラー。なじみすぎて粘膜と一体化する。とはいえ青みに寄りすぎてはいないので、PCそれほど気にしなくても使えそう。春っぽくて可愛い。

よほどオレンジ、もしくは青みピンクに寄っているわけじゃなければ、チャート上でイエベ向きブルべ向きと書かれていても、逆のPCでもいける!好き!ってなる色が見つかるときもあるから、そんなに気にしなくっていいんじゃないかな…?って個人的には思っています。

お色はこんな感じ↓

三往復くらい塗った。

セザンヌはかなり薄づき。でもいい色!いまのトレンドとしてはこれくらい薄づきもいいかも。
リップモンスターは今でさえPC全方位に豊富な色出ししているのに、ここからシーズンごとに3色ずつ限定色が出る。つよ。しいて言えばイエベ春が少なめなのかな?4~6月のカラーに期待できるかもしれませんね。

②脱マスクに向けてやっておけばよかったこと・やりたいこと

・美容医療

これはもう、美容医療一択。マスクしているあいだにシミ取りレーザーをやろう!と思いつつ早3年…わけもわからずに過ぎ去った最初の1年はともかく、2年あってなにしてたの?ってかんじ。
わたしは書店員なので、仕事全然止まらなかったんですよ…鬼滅、呪術、卍…常時人手不足なのでコロナかからないように気をつけていたのと、まとまった休みがとれなくて、なかなか足が向かなかった。
レーザーしても仕事にはいけると思うんだけど、UVケアするとはいえ翌日外出するのもどうなのか、そしてメイクしても本当に大丈夫なのか、とか考えてしまって不安に。
最近、一週間のうちに2回連休が取れたときにクリニック行こうと思い立ったけど予約取れなかった。計画性なさすぎ。まあ、そのタイミングではやるなってことかな。美容皮膚科や審美歯科、今の時期かなり混んでそう。歯もね、気になるよね…!
マスク擦れのせいもあるのかシミが濃く大きくなってきているので、近いうちには絶対にやりたいです。

あと、ファンデーション選びもあらためてしたいとは考えている。
カバーよりもつけ心地の軽さや、崩れにくさをマスク前提で考えてきたから、仕上がりイメージも含めてこちらも再考したいしだいです。ここ2年くらいで美容液的役割も担った良いファンデたくさん出てるよね…!
サンプルでやべーと慄いたのは、KANEBOの「ライブリースキンウエア」、しかしそんなに諭吉何人も召喚できないので…デコルテの「ゼンウェアフルイド」も良くて気になっている。
そういえば、アイシャドウ買ってないな。

脱マスク、といってもやはり接客する側としてはさすがにすぐ外すとか外そうというマインドにはなかなかならないし、花粉症のシーズンも相まって、自由になったとはいえお客様の9割はマスク姿なので、完全に外すのはまだまだ先になりそうです。


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