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【自分歴史】社会人編④

初めての指定管理施設で、行政という今まで全く意識したことのない部分との交流もあり、いかに自社だけの考えが危険か、ということを身をもって知りました。

いらっしゃるお客さんも様々です。基本的には地元の方が多く(そりゃ地元民の税金で作られているので当たり前なんですが)、高齢者はもちろん、直営店ではあまり関わりのなかった子供たちとも多く関わる機会がありました。この異動をきっかけに、今までやったことのないジュニアスイミングスクールに携わることになります。

今までも「プールに入らないか」という話はありましたが、のらりくらりと避けてきました。なぜなら泳げないから。←

水には潜れるし、浮かべもしますが、きちんと泳げないのです。

そんな私が「誰かに指導する」なんて、イメージが一切持てませんでした。ですが、今回はプール施設なので、必然的に担当せざるを得ません。まあ思い返せば、レッスンだって指導だって同じですし、やるべきなんだな、と考えなおし研修に参加しました。

自社では、「泳げない方が泳げない子の気持ちがわかるから、むしろいい」という言い訳がましい特徴があります。完璧に言い訳ですね…。笑

やるからには、このスクールに来て「楽しかった」と思ってほしいので、不慣れな中、安全で楽しいレッスンになるように心がけてました。若干のトラブルやうまくいかないこと、突然の退会などでの悔しい思いもしましたが、約1年半ほど、とても良い経験ができました!

今まで知らなかったことがどんどん知識と経験になって、毎日が目まぐるしく過ぎていくような印象です。そんな経験を積んだのち、またもや異動の話が出てきます。次も指定管理施設ですが、プールではなく温浴施設。そこにフィットネスクラブが付属している、という場所です。

勤務地は石川県加賀市。金沢市から車で1時間以上かかる場所です。

しかもほとんど県境で、「え、ここもう福井県じゃないの?」と錯覚するほどの場所です。空気はめちゃくちゃおいしいですが、クマやサルなど、野生動物の宝庫みたいなところ。夜は真っ暗。

そんな場所で、私は初めて「店長」として着任します。

店長に着任した当時、会社から言われたのは「自分の城を持ったのだから、一経営者として切磋琢磨せよ」的な言葉です。

現代ではおぞましいほどの意味不明ワードです。

「一経営者として」という紋々。会社員になっている時点で、そんなことできるわけない。だって会社に甘えてる状態なのだから。経営者のつもりなら、とっくに独立して起業してます、って話です。

ですが、当時わけもわからない状態で店舗長に着任した私は、「そうか…!これからは一経営者としてやっていかなくてはいけないのか…!」と馬鹿正直に思い、意味もわかってない予算作成をしたり、年上のスタッフにどう指導したらいいか悩み、問題児だったスタッフをどうすればいいか憤り、業者さんとの対応も言われたことがあってるのか違ってるのか、もわからない状態です。空回りばっかりしてた思い出があります。

これは環境による影響も強いですが、私が入社したてのときの支配人が女性だったこともあり、社内で女性店長は彼女しかいませんでした。
なので必然的に彼女に寄せていくような感じになってたな‥。言い方やポイントなど、思い返せば「似たようなこと言ってたな~」と。入社当時は怖くて仕方なかったことが鮮明に覚えていたので、そうはなりたくないと考えてはいましたが、結局影響受けてるんだな、と思います。それほど環境というのは良くも悪くも大きいのです。

異動先のお店では一人とんでもない問題児がいて、どうしたものかと頭を抱えました。人とのコミュニケーションが取れず、何かあれば会員に情報漏洩するようなスタッフで、他のスタッフとも険悪でした。挙句の果てには休館日に自分の彼氏の妹を勝手に連れてきて、施設のお風呂に入っていた、という子で衝撃的でした‥😂なんで採用したのか、と前任の店長を深く恨んでました。

ですが、環境をよくしていこう、と行動し変化していけば、こういった人たちは自然に居なくなります。その子も結局は自主退職という形でお店を去っていきました。勤務最終日には誰にも一言も挨拶せずに…。

環境をよくするために、とにかくこれだけはやろう、と決めたことがあります。今でもそれは良くするために大切だと思ってますし、正直私には売り上げを大きくする力はないけれど、チームを一つにしていく力はそこそこあると思います。

次回は「とにかくこれだけはやったぞ、というのは、一体なんでしょうか?」(世界ふしぎ発見!風)

ではまた!

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