![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37562928/rectangle_large_type_2_2e39b41c317cd324e83d1e1c5ce8a567.png?width=800)
楽器練習を積み上げる人が知っておきたい10のこと
楽器の上達において、必要な知識やポイントはあるものの、うまくなるかは結局、練習にかかっています。と言っても、練習の本質を理解していないと上達効率は悪いでしょう。
この記事では、楽器を積み上げている人が、より質の良い練習をできるようになるために大切なことを、10の項目に分けて分析していきます。
練習することの本質の部分に向き合っていくことで、積み上げた練習時間があなたの望む結果を生んでくれるでしょう。
1.練習とは脳の学習
人の身体には私たちの想像を超えるほどの学習能力があります。
国際的なコンクールで超絶技巧を披露するピアニストたちも、生まれた時はみんな同じような手を持った人間だったはずです。
超人的な技術を持つ演奏家について、「才能が〜」なんて文脈で語られることも多いですが、結局のところ、その才能と呼ばれるものも練習によって作られています。本番で才能溢れる演奏ができる人は、必ずと言って
良いほど、練習のセンスもあります。
そして、この練習のセンスというのは、磨くことが可能です。
楽器練習を積み重ねる方に、大前提として覚えておいていただきたいのは、日々の練習は脳(身体)へ学習させる行為だということです。
物凄いテクニックを持っている人は、それをできるようにするための順序立てた練習を繰り返し、脳に学習させることで、無意識に近い意識でその技術を行うことができています。
私たちの脳は何歳になっても、経験に応じて脳の回路を作ることができると言われています。
日々の練習、つまり日々の身体の使い方や考え方の習慣は脳が記憶していきます。
ここから先は
4,535字
/
5画像
¥ 250
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?