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高輪ゲートウェイ駅で開業予定の「TOUCH TO GO」はサブスク展開予定!Suicaを生んだJR東日本だからこそ、無人店舗の火付け役として期待

山手線の新駅である高輪ゲートウェイ駅がいよいよ開業となります。東京城北の民としては、正直なところ大した話題ではないので興味が無かったのですが、いざ開業となると興味が増してきます。

大して興味のなかった高輪ゲートウェイ駅に、私の興味をかき立てる話題が紛れ込んでました。それは「TOUCH TO GO」の開業です。

TOUCH TO GOは、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラなどの情報から入店したお客さまと手に取った商品をリアルタイムに認識して、決済エリアにお客さまが立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示します。お客さまは、商品を持ったら、出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いをするだけでお買い物ができます 。

「TOUCH TO GO」は全く新しい体験です。買い物における無人レジは既にありますが、「レジでスキャンする」行為を省略するのが新しいです。特に、商品棚から手持ちのバッグに直接入れても問題ないという点が新しい体験になるかと思います。

既に赤羽駅で実証実験が行われていたようです。その時は入店人数に制限がかかっていたようですが、評判は悪くなかったようです。満を持しての開業なのだと思います。

無人AI決済店舗システムをサブスク展開!?

TOUCH TO GOは高輪ゲートウェイ駅で実績を積んだ後、株主であるJR東日本の各駅に展開されていくのだと思います。大きなトラブルが無ければ池袋や赤羽、巣鴨など、私の生活範囲内で体験できるようになるかもしれません。

ところで、TOUCH TO GOのサイトを眺めてて気になったのがこちらです。

TOUCH TO GOは、無人AI決済店舗システムを人材不足に悩む、小売り店や飲食店向けの省人化ソリューションとして提供していきます。今後、1~2人程度の人件費相当で利用が可能な月額サブスクリプションのサービスとして展開をしていく予定です。
TTGは、多くの小売業界が抱える労働力不足や、地域店舗の維持など、様々な課題解決を目指していきます。

なんと、この決済店舗システムはJR東日本が独占せずに、ひとつのプロダクトとして展開していく予定だそうです。

想像を膨らませられそうなので、どのような場所に展開されていくとよさそうなのか、考えてみましょう。

中国で生じた無人コンビニの失敗例

以前「コンビニは無人化すれば良いというものではないらしい」という記事を書きました。中国で展開された無人コンビニの失敗例を紹介しています。

この記事内で取り上げた失敗例はこうでした。

スマホでアプリを起動してドアロックを解除してなんて面倒くさいことをするよりは、馴染みの店でさっと買ったほうが手っ取り早いものです。

利用者に手間がかかってしまうことです。この点において、TOUCH TO GOは解決しています。入場時に認証は行っていないからです。赤羽駅の実験店舗ではSuicaをかざして入るようでしたが、高輪ゲートウェイ駅で展開する店舗はそれが不要になっているようです。

中国での失敗例は考慮しなくても良さそうです。

どの様な店舗に向いているのか

どの様な店舗に向いているのかを考えるにあたって、長所と短所を考えてみます。

長所
・運用コストが一定
・人を雇わなくて良い
・従業員が移動できない様な非常時に強い

短所
・専用の門を設置する場所が必要
・購買以外のサービス(宅配やチケット発券など)は提供不可
・人件費程度の固定費は生じる
・現金決済できない

意外と帯に短し襷に長しといったところでしょうか。人を雇わなくて済むので、運営する上での気軽さはありそうです。一方で利用可能な店舗は限られてる気がしました。

向いてないのは意外にもコンビニだと思います。今の大手コンビニは購買以外の様々なサービスの拠点となってしまっています。それを売りにする以上はこのシステムは導入できなさそうです。

向いているのは、コンビニ程度の店舗規模で、購買行為しか行われない店舗かと思います。それに加えて、キャッシュレス決済が受け入れられる店舗です。

単純な小売店・・小規模スーパー、100円ショップ

まず思いついたのが、イオンが展開する「まいばすけっと」の様な小規模スーパーかと思います。コンビニより少し大きい店舗が多い印象があります。入場門を設置する場所は十分に確保できるかと思います。

もう一つ、似たような形式の店舗がありました。それは100円ショップです。100円ショップは割と人の入れ替わりが激しい印象です。板橋区内の近所の100円ショップに行くと、よく「応援スタッフ」という名札を付けた店員さんがレジに立っています。失礼ながら、給料の単価が安く抑えられるが故に人手が集まりにくいのではと予想します。サブスクの料金次第では、相性が良さそうです。

リスク軽減に・・書店、病院内店舗

是非導入を検討してほしいのが書店です。書店と言えば万引に苦しんでいる印象があります。CDショップなども同様ですね。食品や雑貨と比べたら商品の識別が難しそうな印象があるので、実現性は分かりません。ただ、これが実現できたら余計なストレスを抱えずに済みそうです。

病院内の店舗にも向いていそうです。特に夜間です。患者や付添の家族は夜間にも物が欲しくなるタイミングがあります。人が来るかどうかわからないような時間帯に従業員を雇うのは難しそうな印象があります。しかし、システムで自動化してしまえば仕組み的に解決できます。また、病院ならではのリスクとして、感染症の感染リスクがあります。店舗運営を行うにあたってそのリスクを無視できるのは良さそうです。ただし、キャッシュレス決済しかできないので、高齢者など現金主義な方々には不便になります。

Suicaを生んだJR東日本の「TOUCH TO GO」

考えてみると意外と導入可能な店舗は多そうです。JR東日本以外にもレジの無人化は検討されていますが、JR東日本が作ったという点に於いて私は期待しています。それは、安全安心で完全無欠のプロダクト「Suica」を作った企業グループだからです。

高輪ゲートウェイ駅での成功を祈りつつ、このノウハウが駅を飛び越えて身近な場所で存在感を発揮できるような世界になるのは楽しみです。

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