リモートマッチの観戦スタイル、何が良くて何が駄目？

プロ野球が開幕しました。初のリモートマッチ開催となり、新鮮な光景に注目が集まっています。その中で気になった話題がありました。リモートマッチにおける観戦スタイルの是非です。

テレビではプロ野球の開幕におけるファンの様子として、居酒屋の様子や試合会場周辺に集まる様子が好意的に報じられていたようです。この報じられ方と反応は興味深いものでした。この件について意見しておこうと思います。

試合会場への集合はＮＧ

試合会場に集まるのは私は駄目だと思います。来るなと言われている場所に行くのは主催者の意図と反しています。

確かに会場の外については個人が自由に出入りできる範囲です。しかし会場の外であってもそれは試合運営の責任が及ぶ範囲内だと考えます。人数は数える程度だったようですが、人が増えたら警備員や運営人員は増やさなければならないでしょう。

一方で試合会場の付近まで行くのは、私は構わないと思います。最寄り駅や会場が遠くに見えるホテルへの滞在です。これらは個人の自由の範囲とせざるをえません。ただし、それを快く思わない人が居るのは知っておくべきです。

パブリックビューイングは自己責任

居酒屋等での観戦は私は構わないと思います。確かに居酒屋等は感染症の危険性が高い場所になります。特にスポーツ観戦とあらば、興奮して叫ぶこともあるでしょう。

試合会場と違うのは、居酒屋はそれを承知してる点です。店側が十分な対策をしていれば結構ですし、客も自己責任です。政府や自治体が営業を許可している以上、店の自由も客の自由も奪われる義理はありません。

居酒屋によってはスポーツ観戦を売りにして経営している店もあります。そのような居酒屋から武器を奪うのは酷です。

サッカーファンの反応

この話題は野球とサッカーのファンの文化の違いという切り口でも興味深く感じました。

サッカーファンはクラブを支える意識が強い傾向があります。リーグやクラブの決定は背景を理解した上で従います。なので「リモートマッチとしている意味を考えろ」といった意見が出やすいのだと思います。

次の週末にはＪリーグが開催されます。まずはＪ２とＪ３なので注目度は低そうですが、少なからぬ話題は起きると思います。文化の違いがどう現れるのかは興味深いです。

スポーツ好きとしては日常が戻ってきた感覚があり、とても嬉しいです。ウィズコロナにおけるスポーツ観戦を上手く試行錯誤できればと思います。