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イニエスタ選手はJリーグとACLの両立をもたらせるか

あまりよく知らない他所様のクラブチームについて多くを語るのは恐縮ですが、気になる発言があったので残しておきたいと思います。イニエスタ選手のコメントに関する記事です。

 ACLにも参戦する来季に向け、「いいシーズンにしたい」と早くも意気込みを口にした。「来季はまずJリーグで強いチームでいることが大事。Jリーグで活躍できれば、カップ戦やACLでも活躍が伴ってくると思っている」。そう持論を展開すると、バルセロナやスペイン代表で数々のタイトルを勝ち取ってきたレジェンドは「来季に向けて休んで、リフレッシュして、新たなモチベーションで強化を続けていきたい」とその野心を隠さなかった。

Jリーグの各クラブはACLとJリーグを両立させられていません。昨シーズン(2019年)も、ACLで準優勝を果たした浦和レッズもJリーグ終盤まで残留争いをしてしまっていました。

逆に2018年はJリーグで連覇を果たした川崎フロンターレがACLはグループリーグで敗退しています。

実態をこの目で観察していたわけではないので結果のみでしか語れませんが、事実としてはJリーグのクラブがJリーグとACLを両立できていない状況が続いています。

ACL初出場となれば、ACLも獲ってやるという意気込みを語りたくなるかと思います。ヴィッセル神戸はアジア制覇を野望に戦っているクラブです。イニエスタ選手の存在はその象徴とも言えるので、本人もそのつもりであるはずです。しかしイニエスタ選手は『来季はまずJリーグで強いチームでいることが大事。』とコメントしました。リーグ戦を大事にすることがアジアで戦うチームになるための道筋なのだろうか。考えてみれば当然なのですが、それが難しいんですよね、きっと。もしかしたらリーグ制覇を成し遂げてないのでそういう意味かもしれませんが。

世界を知るイニエスタ選手がJリーグ各クラブのACL戦略における課題を解決する糸口をヴィッセル神戸にもたらしてくれるのを期待します。さすればそれをモデルとして、Jリーグがより高いレベルのリーグになれるかもしれません。日本人は既存モデルの踏襲と改良や改善に関しては得意なはずです。

ヴィッセル神戸が選手補強からビッグクラブへの歩みを始めようとする一方で、リーグ制覇を果たした横浜
F・マリノスは経営面の強化でビッグクラブへの歩みを始めようとしています。日本を代表する東西の港町を本拠地とするクラブが海外からの知見で日本とアジアを両立させるか注目しています。

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