「自分のやり方を捨てて、新しい方法で取り組む」

こんばんは、やまこーです。

前回の「実践」に続いて、
どのようにやってみることが効果的なのか
まとめてみました。

今回のテーマは、
「自分のやり方を捨てて、
新しい方法で取り組むこと」

についてです。

僕はこれまでに多くの受験生を見させてもらいました。毎年20人ずつ、合計で80人以上は見たと思います。

ほとんどの生徒が偏差値50前後で、大体同じレベル・似たような状況のスタート地点。

必然的に指導方針もやってもらう勉強の内容も似てきます。

しかし、

■偏差値を15以上伸ばし合格していく生徒
■結局成績を伸ばせず志望校に届かない生徒

こんな感じで極端に分かれました。

「ほとんど同じように指示を出しているのに結果が分かれる」

本当に不思議でした。

同じ手順で卵焼きを作ろうとしているのに、ある時はきれいに卵焼きを作れて、ある時は目玉焼きになってしまう。そんな感覚でした。

よくよく生徒の特長を見てみると、破竹の勢いで成績を伸ばす生徒は、「自分のやり方を捨てて、新しい方法に取り組む速さ」が異常でした。

こちらが「こういうふうにやってみるといいよ」
と伝えると、「わかりました」と即答で取り組み始めます。

こんな生徒がいました。

高3偏差値47で夏ぐらい。

「どうしても、現役で法政には行きたいです!そのためなら何でもします!」

その生徒の目が「"何でも"は本当に"何でも"です。必ずやり切ります。」とビリビリ訴えてきました。

あまりに真剣だったので、普段なら生徒が潰れてしまうのではないかと、怖くて出せなかった指示まで出しました。

イチバン激しかったのは、「毎日、1題ずつ速読英熟語の文章(約200ワード程度)を丸暗記し、1題1分30秒以内に何も見ずに言えるようにすること。」でした。

翌週、確認してみたら本当に1分30秒以内に言えるように仕上げてきました。

結局、その生徒は夏の宣言通り法政大学に合格…

自分のやり方を捨てる威力をまざまざと見せつけられました。

「自分のやり方を捨てて、新しい方法で取り組む」ためには2つのポイントがあります。

(1)とりあえずやってみる
(2)新しい方法を忘れない

(1)とりあえずやってみる。
・何をすべきか
・どのようにやるべきか

自分が考えていることと違うことを提案されると、無意識のうちに拒絶してしまいます。

また、自分には「できない」と感じると拒否反応が出ます。

拒否反応が出るのは当然のことです。出たからと言って落胆する必要も挫折する必要もありません。

しかし、拒否反応が出るとしても、やるかやらないかによって大きな差が生まれます。

なので、「とりあえずやってみる」ことが重要です。

(2)新しい方法を忘れない
人間はすぐに忘れます。「このようにやる方がいい」と頭では分かっていても、いざやる時には忘れます。

自分ではできているつもりでも、できていないことが多いです。

逆に頭に残っていることはよくできます。

英単語も頭に残っているものは書けるし、残っていなければ書けません。

「新しい方法」も常に意識できていてこそ日々実行できます。

モノになるまではメモ書きなどが常に視界に入るようにしておきましょう。

自分のやり方を捨てて新しい方法で取り組むには、非利き手で箸を使うような違和感を覚えますが、慣れてモノにすると爆発力が生まれます。

諦めずに最後までトライしていきましょう!

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今日の箴言
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『翻せる機会がある』
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「翻す」
→行っていた道をやめて、別の道に行くこと。

自分のやり方を捨てて、
よりよい方法で、より勝った結果を
叩き出していきましょう。

それでは!

やまこー

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