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インスピレーションへの扉

何かにインスピレーションを受けること。

何かからインスパイアされること。

ずっと、この2つは私には無縁のことだと思っていた。

そういう感覚をあまり自覚したことがなかったし、何かを参考にすることはあっても、「インスピレーション」「インスパイア」という言葉の響きが持つ“クリエイティブ感”は、なんだか遠い出来事のような気がして。

この言葉を使う人たちも、自分には手が届かない遠くて高尚な世界にいる人たちだと思っていた。



だけど、最近少し感覚が変わってきた。

直感的に、「これは見るべきだ」と感じる動画があったり、食い入るように読む本があったり。

「面白い」「引き込まれる」という感覚ではなくて、その時感じていることは、なんだか共鳴するものがある感じ。

もちろん、それらを見たり読んだりしてもすぐに直接的に何か自分のコンテンツに活かせる訳ではないのだけど、なんだか土壌になっているような感覚がある。

そして、それがもしかしたら「インスピレーション」や「インスパイア」の入り口なのかと感じたのだ。

もう、全部”感覚”の話になっちゃってるけど。笑



では、なぜそういう変化が私の中で起きたのか?というと、おそらく自分の感覚を信じられるようになったことが大きいと思う。

以前の私は、何か感じたことがあっても、それを「正しいかどうか」「みんなが同じ事を感じるかどうか」「何かの役に立つかどうか」という強力なフィルターでほぼほぼシャットダウンしてしまっていた。

(これを仮に、"世間の目フィルター"と呼ぼう)

自分が感じること、自分が思ったこと。

そこに対して、肯定ができなかったんだ。



人間は面白いね。

表面的には変わっていなくても、やっていることは大して変わっていなくても、自分の感覚を肯定できるかできないかだけで、こんなにも世の中から受け取るメッセージが違ってくる。

私は30代半ばにしてようやく"世間の目フィルター"が外れてきた感じだけど、子どものころからそのまま持たずに成長した人や、若くしてフィルターが外れた人は、どんな視点で世の中を見ているんだろう?

生きやすい世界なのだろうか、実は生きにくさも抱えているのだろうか。

きっとそれは、当人にしか分からない。



私は分からない。

ずっと“世間の目フィルター"で自分の感覚を押し込めてきたから、自分が何を見て何を感じるのか分からない。

だから、楽しみに待ってみよう。

空を見て、映像を見て、文章を読んで、きっと美しい世界は無限に広がっている。

#エッセイ  #最近の学び #振り返りnote #自分の感覚

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