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浜で過ごす、4月第2週の週末

4月8日 (月)
アラームをかけて7時に起床。昨日ヨークベニマルで珍しいなと思って買ってみた白桃と苺のヨーグルトを食べる。蟹の親子さんの『水筒』の7月分の日記を読んでからシャワーを浴びた。今日は不安感が少し強くて、お金の事とか恋人の事とか色々と考えて不安になっている。今日は誰とも話さないでお家で本を読んでいたかった。

保育士をしているお友達がストーリーに載せていた写真
いつか私も恋人と桜を見ながら屋形船に揺られたい

4月9日 (火)
昨日アラームをセットし忘れたけど7時半に目が覚めて少し嬉しい。今日は朝からか雨が降っていて風も強い。昨日の夜の電話で恋人に不安を伝えると、恋人も昨日はずっと私の事を考えてたようで「俺何も分かってなかった」と反省して謝ってくれた。喧嘩をしたとかじゃなくても自分の言動を落ち着いて振り返れる恋人は素敵だと思う。「今年も1回は微睡と旅行に行きたいと思ってて、宿代とかガソリン代は俺が全部出すから、行き先とか全部サプライズ企画にさせて」と言ってくれた。私も明日からできるだけ残業をして金銭面に関して頑張るねと伝えると、身体のことを凄く心配してくれて嬉しい。恋人の事を考えると穏やかな気持ちで頑張れる気がする。
発売を楽しみにしてた『薫る花は凛と咲く⑫』と文學界5月号を買いに本屋さんへ。どうせ単行本化したら買うことになるので文芸誌は買わないことにしていたのだけど、今回の新人賞受賞作が気になり過ぎて我慢できず。時々お話している しろさん が先日、Instagramのストーリーで私に読んで欲しいと言ってくれたのが嬉しくて余計に読みたくなった。今日でちょうど『今日の花を摘む』を読み終わったので明日から文學界を読もうっと。
久々に1時間残業して帰った。明後日また1時間やる。

4月10日 (水)
アラームを7時半にかけたものの眠くて起きられず8時半にやっと起きる。10時から接骨院の予約があったり買い物をしなきゃ行けなかったりで忙しいけど、仕事の休憩用にサンドイッチを初めて作ったのが楽しくて良かった。具材は生ハム・チーズ・きゅうり・フリルレタス・卵で薄くマヨネーズ。恋人にサンドイッチを作ったと教えたら「じゃあ来週会う時はサンドイッチ一緒に作って湖眺めながら食べる?クーラーボックスとかテーブルとかも持って行くから!」と言ってくれて、私も同じくピクニックの提案をしようとしてたからビックリ。おかずは何を持って行こうかなぁと仕事をしながら考えてた。その時は恋人が見たがっていた新しく買ったMILKFED.のマウンテンパーカーを着ようかな。来週頑張れそう。

4月11日 (木)
なんだかあっという間に木曜日。アラームをかけずに寝たけれど7時に目が覚めて嬉しい気持ち。蟹の親子さんの日記で、子供を持たないことに対して「生まれたら違うかもしれない」と会社の人に言われて何言ってんの?と思ったと書いてあって共感する。私も同じ会社の派遣社員の人に、将来子供は産みたくないし欲しいとも思わないという話をした時、「なんで?子供は可愛いじゃない。自分の子供を産んだら違うかもしれないよ」と言われて凄く幻滅したから。私にとっては別に子供は無条件で可愛くはない自分の時間もお金も殆ど費やさなければいけない " 子供なんだから "という無言の圧力でこちらがなんでも我慢しなければいけない産んだ以上は多大な責任と愛情を持たなければすぐさま他人から断罪される厄介な生き物なんです。動物と子供が好きな人に悪い人はいないってよく聞くけど、本当にそう?無理すぎる。
文學界新人賞受賞作の旗原理沙子『私は無人島』読了。テーマが堕胎に関してだからなのか、はたまた所々の文章が大好きな金原ひとみ感があるからなのか、面白くてあっという間に読み終えた。金原ひとみの信頼は厚い。

4月12日 (金)
時間の経過が早く感じた金曜日。今週最後の仕事を終えて帰りに給油と洗車をして帰宅。明日は湖までドライブしてお外でのんびり本を読もうと決めているので、洗い物と準備を済ませてから寝る。恋人はというと今日からいつメンのお友達と群馬に車のイベントに行っていて、写真を見ると楽しそうでなにより。私も楽しむぞ〜。

4月13日 (土)
7時にアラームをかけていたけど今週は遅番だったのでやっぱりすぐは起きられず。でも7時半頃にはシャワーを浴びて身支度をして本屋さんに行けた。くどうれいんさんの『虎のたましい人魚の涙』が文庫化したのでそれと、川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』を買おうと決めていた。けど本屋さんに行ったら吉本ばななさんの小説も読みたくなってしまい、つい『白河夜船』も買ってしまった。その分お昼ご飯はセブンでナゲットとココアを買って節約したけれど。11時半頃に無事に湖にも着いたけど、お昼を過ぎて少し暖かくなるまでは車の中で窓を開けながら本を読んだ。そよ風が心地良い。

のんびりと浜を見て お喋りして過ごす人達

とっても可愛いチワワ(おそらく)とお散歩しているおじいちゃんが何かを微笑みながら話しかけていて、それを見た私も幸せな気持ちになった。文學界5月号の新人賞受賞作2作とも読み終わる。どちらもとっても良くて単行本化したら絶対に買ってしまうだろうと思う。夜から市川沙央さんの新作『オフィーリア23号』も読もっと。
車のイベントに行っている恋人から、沢山の写真と共に「1番格好良い車あげるっ」と自分の愛車の写真が送られてきてそのお茶目さか可愛かった。車もオーナーも1番格好良いよと返すと凄く喜んでいてそれまた可愛い。

4月14日 (日)
恋人からの電話で7時半に起床。昨日電話できなかったから声が聞きたくてかけてきてくれたとのこと。朝から嬉しい気持ち。くどうれいん『虎のたましい人魚の涙』を一日で読み終わった。どのエッセイも良かったけれど中でも「耳朶の紫式部」「あっちむいてホイがきらい」「祝福の速度」が好き。『うたうおばけ』も今作も文庫で買ったから、新作の『コーヒーにミルクを入れるような愛』も文庫化するまで待とうと思って昨日は買わずにいたけど、読みたい気持ちが強くなった。でも我慢だ。お昼にサンドイッチを作って近くの公園へ。今すぐ読みたい本を(絶対に今日中には読めないけど)何冊も持って行ってベンチで読みながら食べる。今日は暖かいというかもはや暑いくらいで、本を読むには日差しが眩しすぎて少し読みづらい。お弁当を持ってテントやレジャーシートの上で食べている家族やプールのようになっている水場ではしゃぐ子ども達、桜の木の下でお酒を飲みながら談笑しているお年寄り達が沢山いて皆それぞれ素敵な休日を過ごしているなぁと思った。私も来週は恋人と。

タイトルと桜の儚さが合うように感じて選んだ
ずっとヘルメットを被ったままの おじいちゃんも
写真を撮ってもらって嬉しそうなおばあちゃんも可愛かった

2週間ぶりにおばあちゃんに電話をかけたら今日は林檎を干していたらしく、上下黒のジャージとポロシャツに真っ赤なベルトを合わせて出掛けようとするおじいちゃんに呆れて笑っていた。ファッション感覚皆無の祖父。

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