今回はChatGPTを使って、アンケート調査を簡単に実施する方法についてです。
この記事を読んでできるようになる事
ChatGPTで2000人のアンケートの回答をシュミレーション
ChatGPTでのシュミレーションの設定の仕方
得られた回答の有効活用
ChatGPTで2000人のアンケートの回答をシュミレーション
アンケート調査シュミレーション結果
まずはどのようなアンケート結果が得られるのか実際にChatGPTが回答したアンケート結果を見てみましょう。
シュミレーションアンケート調査結果の活用方法
これは、繁華街に新たに出店するラーメン屋「地元味庵(じもとみあん)」(仮名)を想定し、その初日にラーメンを食べた60人〜80人のアンケートを調査したシュミレーション結果です。
このようなシュミレーションを行う事で、事前にお客さんの反応を想定することができます。これにより、よりよいサービスを事前に考慮したり、アンケートの質問内容を洗練することができます。
実際に2000人のアンケート調査シュミレーションをChatGPTでやってみましょう
アンケート調査をする前に、店舗の設定やターゲットの設定を検討する
今回設定したのは、駅から近い繁華街にラーメン屋を新規出店した場合のシュミレーションを考えてみました。
実際にシュミレーションを行う場合はできるだけ細かい情報を入力設定してください。細かく設定することでより詳細なシュミレーションを行うことができます。
2000人の被験者を作成する
下記は2000人の被験者を作成するChatGPTの入力例です。
そうすると次のように応答してきます。(ChatGPT-4の場合)
これで準備は完了です。2000人の架空の被験者を作成し、ラーメン屋の出店の準備ができました。実際に、店舗に食べに来てもらい、3つの主力ラーメンのうち、どのラーメンが美味しかったかモニタリングしてみましょう!
2000人の被験者を使ったラーメン屋のシュミレーション開始!
ラーメン屋がオープンしたからと言って、シュミレーションゲームのような、お客さんがわちゃわちゃ来るような画像はでてきません。
そういう演出があったらもっと楽しいのですが、テキストのみのシュミレーションなので、実際には地味な作業です。
そして気になるシュミレーションの結果は次の通りです。
うまくシュミレーションすることができました。もちろん現実の調査結果ではありませんので、あくまでもこのようなシュミレーション結果が得られたと考えてください。この結果を利用して、どのような分析をし、店舗づくりの改善ができるかを考えることが一番利用価値の高い点であることを忘れないでください。
得られた回答の有効活用
ネガティブな回答からメニュー設計を見直す
2000人の被験者データを作成し、オープン初日に来店したと予想される人数は60人〜80人ですが、もちろん2000人全員にラーメンを食べさせることも可能です。
今回は敢えて、ラーメンの味が「気に入らない」とネガティブな回答をした人をランダムに3人抽出し、その詳細データを取得しています。
このように入力することで、ランダムに被験者の抽出を実行できます。
その結果は下記のようなものです。
このネガティブな評価の内容の詳細から、がっかりすることはありません。これこそが、メニューの改良へのヒントになるからです。
野菜の量や種類についての評価
→ 野菜の量や種類を選べるようにする
ラーメンの濃さ、麺の硬さ、量についての評価
→ 濃さ、硬さ、量などを選択できるようにする
このようにネガティブな評価から、新たな商品の提供方法を考えることができるかもしれません。
もしくは、そのままChatGPTに意見を聞いてみるのもありでしょう。
ChatGPTが回答した内容について、さらにChatGPTに考えさせるのも面白い使い方です。ラーメンの評価について具体的な質問を考えてもらうのも良いでしょう。今回は、アンケートのシュミレーションのみとなりますので、機会があればアンケートをさらに価値の高いものにする方法について記事を書きたいと思います。
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