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鶏むね肉という奇跡

僕は鶏むね肉が大好きだ。ささみも大好きだが少し高いので、結果的に鶏むね肉が大好きだ。今日は何を書こうかと、夕食中(鶏むね肉のチリソースとライス)に考えた際、以前から大変お世話になっている鶏むね肉の好きなところを改めて表現して、感謝の意を伝えたいと思い立った。

まず何から書けば良いのだろう。鶏むね肉といえば、一般的には高タンパク・低脂肪の食材としてダイエットや筋トレに適しているとか、金額が牛や豚と比べて安いとか言及されることが多い。ただ、個人的には、鶏むね肉の本質を捉えずにつべこべ言い過ぎだと思う。

まず一番に大事なポイント、鶏むね肉はとても美味しいのだ。これを忘れちゃいけない。鶏むね肉は、圧倒的に美味しいのだ。

鳥むね肉は美味しい

あっさりした塩胡椒を中心とした味付けで食べるときは、肉そのものの旨味、引き締まったタンパクの味。調理をして食べるときは、主張しすぎず、あらゆる食材・調味料とシンフォニーを奏でる。こんなに万能な肉が他にあるだろうか?

確かに牛肉も豚肉も美味しい。しかし、脂身があるが故に、胃がもたれるし、調理した後の器具や食器を洗う時はベタベタして不快だ。鶏むね肉はこれらの課題を持っていない。加えて、みなさんご存知の通り、タンパク質豊富なので、筋肉にも良い。素晴らしいのだ。

僕個人としては、実家にいた時代に食卓に鳥むね肉が並ぶ日は、近江牛のすき焼きの日と変わらぬ高揚感があったものだ。ファミレスに行った時のお気に入りも、鶏肉のソテーだった。(ジョナサンのトマトガーリックソテーを好きだった記憶がある)さらには、過去に友人たちが料理で誕生日を祝ってくれた際も、鶏むね肉を使った料理だった。もちろん、満足した。

最近だと、筋肉食堂に初めて行った日は感動した。あそこまで塊で、大した加工もされていない鶏肉を思う存分食べられることは、今までなかなか無い経験だったからだ。ついでに、サーモンやブロッコリーなどの他のメニューも好きだった。ブロッコリーは茹ででタッパーに入れておけば常備食としても優れている。お腹も膨らむし、あの房によってドレッシングも染み込むので味も良い。少しだけ、ブロッコリーに脱線してしまった。

ちなみに、僕の父が幼少期の実家では、にわとりを飼ってそこから産まれる卵や肉をいただいていたらしい。牛や豚ではなかなかこうはいかない。一般家庭で飼うことは非常に難しい。にわとりの場合はそれができる。自ら育て、自ら食すことができる。人が必要なエネルギーは、食で受け継がれる命によって成り立っていると実感することで、教育面の効用もあるのだと思う。

依存性だとカツオの刺身に軍配があがる

ただし、依存性という観点だと、正直カツオの刺身に軍配があがる。鶏むね肉には申し訳ないが、カツオの刺身の、あの血の風味と独特のまろやかさがたまらない。刻み葱や生姜やにんにくといった薬味と共にいただくと、もうそれを知らなかった時代には戻れない。

同じことを考える人も多いようで、スーパーに買い物にいくと、結構な確率でカツオの刺身は売り切れている。自粛期間中に気付いたことでもある。既に人気者なので、これ以上僕から何かを説明する必要もないだろう。

以上、僕が大好きな食材である鶏むね肉への思いを書き連ねてみた。

まだまだ書き足りない思いはあるが、深夜に書くラブレターは翌朝見返すと相当恥ずかしい(過去に経験もある)ということは重々承知しているので、この辺りでキーボードを叩きまくるのを止めたいと思う。

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