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怖かった話 in London

今日は、今までで一番こわかった話をします。ホラーとかじゃなくて、本当に命も危険だったと、今になって思います。

2017年の5月下旬から個人的な休暇をとって、家族付き合いの幼馴染の男子とイギリスへ。ロンドンで香港の時の友達とプチ同窓会しました。

ただどうしたものか、みんなでバラ・マーケットをぶらぶらしてたんですが(イギリスで未成年だけでのお散歩は危険ですが、ちゃんと大人の友達が3人いました!) 、トラブルに巻き込まれました。

私たちみんな学校休んでたんですが、次の日はたまたま彼らに学校も休みで、夜まで買い物してたんです。で、22:00くらいになって、やっと「そろそろ帰る?」「さすがに帰ろっか」ってなりました。

大人3人と子ども8人でロンドン・ブリッジ駅へ歩いてたら、前の方から、叫び声が聞こえて、私たちは「誰がこんなに酔っ払ってるんだろうね〜」と笑っていました。しかし、大学生の1人に、「静かに」って言われて、初めて体が緊張でピーんとしました。その大学生に従いましたが、3人がすごく怖い表情だったので、子どもたちでおどろきました。

でもこれが怖かったんじゃありません。この後が怖かったんです。

3人は立ち止まりました。叫び声が大きくなってきて、私たちにもやっと何が起こっているのかがわかりました。

叫び声はいろいろありましたが、私が聞こえたのはこんな内容のこと。

"There're terrorists!!"    「テロリストがいる!」

"Hide!!"                            「隠れて!」

"Go into a pub!!"             「パブに入って!」

"Run away!!"                     「逃げて!」

分かりますか? 私たちはテロの現場に遭遇してしまったんです。

いろんな人がいろんなパブに入っていきました。私たちも大学生と一緒にパブに入りました。中では、入ってきた人からの情報を聞いてか、テーブルの下に入ったり、しゃがんでいました。そして、バーテンも、入ってきた人に「しゃがんで!」と声をかけていました。私たち11人も壁の方でしゃがみました。

私がいたところはちょうどガラス窓から外のストリートが見えました。驚いたことに、もう警察が来ていました。パブにも警察が入ってきて、動揺して立っている人に向かって、「座って!」「静かにして!」と声をかけていました。が、動揺していて、黙ることなんかできませんでした。私たちもぺちゃくちゃ、こわさについて話してたんです。

ストリートを多くの人が走って行きました。私は野次馬タイプなので、犯人を一目見たいと思って、ずっと外をみてました。本物かはわからないし、電気がついてるとはいえ夜なので、確信できませんが、1人を見たと思います。幸いなことに私たちのいたパブには入って来ず、店の前を走って行きました。

その日、泊まってる家に着いたのは、0:00過ぎでした。けど、怖くて寝れたもんじゃありません。正直言って徹夜するところでした。朝の5:00くらいにさすがに疲れたので、寝ました。

次の日の朝、大ニュースになっていました。日本からも電話がかかって来ました。お母さんもパパも、すごく心配していて、そもそも22:00までいたのが悪いと言われて、日本に帰った後、2週間外出禁止令でした (学校には行きましたが)。それだけ心配だったってことですよね。2人に感謝です。

その朝の便で帰る予定でしたが、親戚が「ー怖いから」と言って、1週間延期。『親戚と一緒に』ロンドンやオックスフォードなど観光して、イングランドを満喫しました👍🏻

さて、これが怖かった話です。人生まだ14年ですが、一番怖かった出来事です。これの数ヶ月前に、別の友達が、アリアナ・グランデさんのコンサートでテロ現場に遭遇していたので、私ももう少し気をつけれなよかったなと思います。2017年は、イギリスで5回もテロがあったので、大変な年だったようです。

日本ではそこまでこういうことが起こらないし、小学生でも1人で街を歩いてもいい。危険であることに変わりはないですが、海外だと、子どもを留守番させた親には罰金ですから、それに比べて日本は治安がいいと言えるでしょう。日本のいいところだと思います。

あれ以来、日本以外のところでは、親戚や信頼できる人と外出するようになりました。

皆さんも思いがけないところで、事件に遭遇するかもしれませんから、気をつけてくださいね。


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