ホタテの矢印 Go to fisterra #23 サオル再び

2019年 10月31日 Los arcos（ロス アルコス）と言う町まで21kmと短い工程になっていて、その町までは一本道がそれなりに続く。

今日はお互い同じようなタイミングだったのでkiさんと一緒に出発した。

道の上

kiさんと（進路の話？）この先の話を歩きながら話していて、kiさんが何をしてきたのか、どんな手段でお金を稼ぐのかなどkiさんの知ってる情報を色々聞かせてもらった。

彼は記事を書く案件を取れば、どこでもお金を稼ぐことができるそうで、そんなシステムというか、手段があるんだなと．．．

途中で疲れたから先に行っててとのことで別れたが、朝からなかなか良い話を聞かせてもらい、今日もしんどさを感じにくい工程なので、気分好調！！

良いペースだと思います。

１つ気付いたこと

結構「無」の状態で歩いてるときにが一番スムーズだと思う。脳に歩く信号だけ送って多くを考えないほうが、時間の流れは速い

しばらく一人で歩いていると後ろからサオルが歩いてきた。彼に手を振ったら振り替えしてくれて、僕は少しサオルが来るのを待って

一緒に歩き始めた

ちょうど美しい景色が広がっていて、beautifulはスペイン語でなんて言うの？って聞いたらbonito（ボニート）と言うことを教えてくれた。女の人に言う時はbonita（ボニータ）だよとも教えてくれて、初めて男性名詞と女性名詞があることを知った。

ちなみにカツオのこともbonitoというらしい

風はなんて言うの？とか。寒い暑いなど、その場で感じたことを言葉で教えてもらい、そして日本語で教える。

ただの言語交換だがスペイン語に興味のある僕、そして日本が好きで日本に興味のあるサオル、僕達にとってはとても楽しい時間だった。

MuyとMuchoの違い「本当にありがとう」はMuchas gracias（たくさんありがとう）だが、Muy rico（とても美味しい）とてもありがとうでは無いんだよって事も教えてもらったりした。

覚えが早いからゴールする頃には、ペラペラだねって言われたけど．．．

一緒にお昼ご飯を食べながら Trans port機能を使ってる人は、歩くのがめっちゃ早いね！！今日中にゴールだね！！なんて冗談話で笑い合える。

人と喋るのに言葉を多く知ら無くても、コミュニケーションを取ることは可能だということが分かった。

サオルは何で日本が好きなの？ときいたら

日本のアニメが好きで、スペインでしか食べたこと無いけど日本のご飯が好きで、文化も好きだからと、柔道も習っていたらしい．．．

めっちゃ日本好きやん…と思いながら、その後はアニメの話を膨らました。

とても楽しく話していたら、とても早く目的地の町に到着しました。

Los arcos

この町の街並みもまた可愛い…サオルは仕事の都合次の大きな街で巡礼を終えるらしく、余裕を持つためひとつ先の町まで歩くと言っていた。

この町でお別れだねって話と、マドリードに来ることがあったら僕の家に泊まりに来てと言ってくれたので、マドリードに着いたら会いに行く話しをした。

時間的には短いが、濃い時間を一緒に過ごすことができて、とても良い出会いだったと思ってる。

握手をして彼とは別れた。

そのすぐ後にkiさんが到着して、一緒に宿を目指した。

その途中のワンクッション

結局どこのALBERGUEも閉まっていて、次の町まで歩かなくてはならない？…

と困った時に、スペイン人の老夫婦が宿の情報が載ってる本を持っていて、16時から開く宿を教えてくれた。

16時前だったが中に入れてもらって、荷物を置くことができたので買い物と町の中を散歩した。

夜ご飯

昨日出会った台湾人の老夫婦がやってきて、夜ご飯を作るけど一緒に食べないか？と誘ってくれたので甘えることにした。何もしないで良いといわれたが、申し訳ないので料理のお手伝いをした。

お二人は凄い褒めてくれて、何でそんなに褒められるのか分からなかった。

凄いたくさんご飯を作っていたので、食べ切れるのか疑問だったが、もう一人呼んで4人で食べることになり、それでも多いがなんとかなるかなと思い頂きます！！

後半の残ったのを全部僕が食べ切り、美味しかったと言ったら奥さんはとても喜んでいて、最後まで綺麗に食べてくれてありがとうと言ってくれた。

こっちがありがとうなんだけど…　不思議なことで感謝しながら飯食っただけで、感謝されることがあるんですね

良いこと尽くしで「多幸感」を覚えます

これは大事なガソリンですので、明日からも絶好調で歩けるなと自分に言う

とても充実した日々ばかりが送れます。